人工甘味料
人工甘味料はなぜ、使われる?
人工甘味料はやっぱり「がんリスク」を高めていると最新研究が示唆
人工甘味料の摂取はがんリスクの上昇に関連
体に良いという、あま~い誘惑に気をつけて
人工甘味料①
皆さんは人工甘味料と聞いて何を想像するでしょうか?カロリーが低くて太りにくい?砂糖よりも体にいい?もし、僕が砂糖か人工甘味料のどちらかを食べなければいけないのであれば、砂糖を食べるでしょう。それほど、人工甘味料は危険な添加物なのです。今回は、この人工甘味料についてお伝えします。
近年の健康ブームに乗って、ゼロカロリーやノンシュガー、カロリーオフと書かれた食品はもはや、当たり前の存在になっています。それらの食品には、砂糖の代わりに人工甘味料が使用されています。つまり、健康志向の強い人や、ダイエットをしている人は知らないうちに人工甘味料を多く摂取していることとなります。
脳は、人工甘味料を摂取すると糖分を摂取したと錯覚を起こします。そして血糖値が上がっていないにも関わらず、膵臓に信号を出してインシュリンの分泌を促します。身体はインシュリンの作用により低血糖状態となります。そして糖をより吸収しやすい状態になるのです。つまり、人工甘味料を摂取し続けると太りやすくなるのです。ゼロカロリーのコーラなどをよく飲む人で太った人が多いのはこのような原理が関係しています。僕自身がそうだったので、身にしみて感じています。
人工甘味料の危険性は、その甘さにあります。以下にショ糖を1.0とした時の人工甘味料の甘味度を示します。
種 類 品 名 甘味度
糖 類
ショ糖 1.00
ブドウ糖 0.60~0.70
果 糖 1.20~1.50
異性化糖 (果糖55%) 1.00
水あめ 0.35~0.40
乳 糖 0.15~0.40
糖アルコール
ソルビトール 0.60~0.70
マンニトール 0.60
マルチトール 0.80~0.90
キシリトール 0.60
還元パラチノース 0.45
非糖質系天然甘味料
ステビア 100~150
グリチルリチン 50~100
ソーマチン 2,000~3,000
非糖質系合成甘味料
サッカリン 200~700
アスパルテーム 100~200
アセスルファムK 200
(出典:精糖工業会「甘味料の総覧」)
食品に多く含まれるのは非糖質系のもので、その甘さはショ糖の100倍以上になります。強すぎる甘味は砂糖よりも依存性を強めます。ダイエット中にヨーグルトやスムージーにゼロカロリーの人工甘味料を入れて摂取し続けると、だんだんその甘さに慣れてきます。そして次第に量が増えていくことになります。気がつけば体重が減らないばかりか、甘いものが欲しくてたまらないジャンキーの出来上がりです。ゼロカロリーやカロリーオフは痩せるためにはいっさい役に立ちません。それどころか痩せにくく、糖質を過剰摂取しやすい身体を作る原因になるのです。
昔から、砂糖の害は多くの学者が述べています。日本では19世紀に中井履軒が砂糖亡国論を唱えています。しかし、企業が利益を追い求めることによりそういった考えは闇に葬り去られ、結果として砂糖が蔓延する世界となってしまいました。最近は、天然甘味料のステビアを使ったコーラが発売されていますが、合成であろうと天然であろうと砂糖であろうと同じ穴のムジナなのです。ビジネス優先の企業が示す安全性は、多くのデータから覆すことができます。海外では、コーラの方がミネラルウォーターよりも安い所もあります。そのため、貧困層はコーラを常飲します。結果、虫歯だらけで、暴行も増え、犯罪も多発し、病気も増えるため、平均寿命は劇的に短くなっています。身体も脳も破壊され、気づかないうちに企業の奴隷になり、搾取され続けるハメになるのです。
一人一人がもっと真実を考えて真剣に行動すれば、奴隷にならずに済みますし、子供達にもこのような甘味料を与えなくても済むのです。甘味料が麻薬であることを一人でも多くの人に気づいてもらいたいと思います。
世界一の普及率を誇る人口甘味料
アスパルテームは、歴史上もっとも論争を呼んでいる食品添加物です。
そして同時に、数ある人工甘味料の中でも断トツに世界で一番普及していま
す。サッカリ ンをはじめ、チクロ、ソルビトール、スクラロース、キシリトール、パラチノース、エリスリトール、アラビノース、アセスルファムK,マルチトール、トレハロース、ステビアなど人工甘味料はいろいろありますが、人工甘味料と言えば、何といっても「アスパルテーム」なのです。
日本でもダイエット飲料・チューイングガムなど約600品目に使用されています。なかでも、チューイングガムにいたっては、アスパルテームの全く入っていないガムをコンビニエンスストアで探すのは、至難の業です。ほとんどのキシリトールガムにもアスパルテームは混ぜて使用されています。
そして、現在この人工甘味料・アスパルテームは、世界120ヶ国で認可され、使用される食品・医薬品・ダイエット食品などは全世界で1万品目を超えるほど普及しています。
日本では、1983年に厚生省に食品添加物として認可され、その使用品目は年々、増え続けています。
これほどまでに普及していて、世界の70以上の公的機関が、その安全性に太鼓判を押すほど信頼を得ているアスパルテームですが、生まれ故郷のアメリカでは、FDA(連邦食品医薬品局 - 日本で言うところの厚労省)に食品添加物として認可を申請する前から、論争の的になっています。
そして、現在でも数多くの現代病の原因とされ、健康被害を訴える多くの人々が訴訟を起こし、少なからぬ数の科学者や医者がその危険性を科学的見地から、本やインターネットを通じて訴えています。
しかし、残念なことに、その声は日本にまでは届いていないのが現状です。
日本人の多くが、こういった事実を知らずに、アスパルテームの入った食品を口にしているのです。
このアスパルテーム論争については、歴史も長く、膨大な資料があるので、ここでそのすべてをお伝えすることはできませんが、大事なポイントを選んで、お伝えしたいと思います。
アスパルテームとは
アスパルテームは、1965年に米・サール薬品が化学的に合成した 人工甘味料 です。 (正確にはアミノ酸ではなく、ジペプチドという化合物)
後に日本の、味の素株式会社が大量生産の技術を開発し、「パルスイート」という商品名で流通しています。
砂糖の約200倍の甘みを持ち、カロリーはありません。
その構成は、卵や牛乳、肉の中にも存在する必須アミノ酸のフェニルアラニンと、アスパラガスの中にもあるアスパラギン酸が大部分を占め、その二つのアミノ酸が ペプチド結合で 結びついている構造です。
アスパルテームの大部分を構成するフェニルアラニンとアスパラギン酸は、自然の食物の中にも存在するアミノ酸ですが、単体で摂取すると両方とも脳細胞(ニューロン)を興奮させすぎて死に至らしめる興奮性毒であることが判明しているのです。
この事実は、専門家の研究によって明らかにされていますが、一般的にはあまり知られていません。
歴史から見える黒い影
そもそもの始まりは、サール薬品の研究者が胃潰瘍の薬を開発中に偶然ある化学物質が強力な甘みを持っていることを発見したことから研究が始まったといわれています。
当時、ハリー・ワイズマン博士やジョン・オルネイ博士の研究から、アスパルテーム中のフェニルアラニンが霊長類にてんかんを引き起こしたり、アスパラギン酸が子ネズミの脳に穴をあけたりすることをサール薬品の幹部は事前に知っていました。
しかし、あろうことか、その実験結果を秘匿して、1973年に食品添加物としてアスパルテームの認可をFDAに申請します。
しかし、安全性を懸念する消費者団体の反対運動や危険性を指摘する科学者の意見もあり、申請は却下されました。
その後も、FDAの調査部門にその隠蔽していた事実が暴かれ、実験方法の杜撰さやデータのねつ造の数々が明るみになり、8年間アスパルテームが認可されることはありませんでした。
しかし、サール薬品がドナルド・ラムズフェルトを最高経営責任者に迎えると事態は急変します。ドナルド・ラムズフェルト氏は、1970年代のフォード政権で国防長官を務めていた人物です。彼は、国防長官を退官した後にサール薬品のCEOに就任しました。
また当時、彼はフォード政権からレーガン政権へ変わるときに政権移行作業チームのメンバーも務めていました。その彼が、レーガン政権下におけるFDA(連邦医薬品局)局長を指名しました。新しく指名されたのは、アーサー・ヘイズです。
そして、1981年にレーガン政権が誕生した翌日 、サール薬品は再びアスパルテームの認可申請を出しました。 そこで、新しく就任したばかりのFDA局長アーサー・ヘイズ氏が、長年禁止されていたアスパルテームを一転して承認します。これはラムズフェルト氏が、政治的立場を利用して可能にしたことだったのです。
アーサー・ヘイズ局長は、もともとは陸軍医療隊に属し、その後は陸軍化学戦用基地に配属されている人物です。そこで、大衆心理操作のための薬品を研究し、基地 内で志願する兵士を対象に心理操作実験を研究していました。
一方、ドナルド・ラムズフェルト長官は、韓国戦争に従軍した元空軍のパイロットであり、その後、政治の世界に入り43歳という最年少で国防長官にまで登りつめたエリートです。
このような政治力で認可されたアスパルテームは、当初は乾燥食品のみに条件付きで使用許可を与えられましたが、その後だんだんと規制は緩められて、今ではどんな食品にでも使用できるようになっています。
ドナルド・ラムズフェルト・サール薬品CEO(1981年当時)
就任後、彼は科学的手段でなく政治的手法を使い、年内にアスパルテームの認可を取りつけることを社内会議で確約したと言われています。
アーサー・ヘイズFDA局長
彼はアスパルテームを認可した後、FDA局長を辞任、その後サール薬品の宣伝広告会社「バーソン・マーステラ」に職を得ました。
アスパルテーム論争
アスパルテーム製造企業側の関係者は以下のように述べています。
ニュートラ・スイート(アスパルテームの商品名)社・副社長のロバート・モーサー博士「FDA(連邦食品医薬品局)はアメリカ国民の健康を守る番犬だ。その機関が、アスパルテームについての何百もの研究結果を繰り返し、審議して安全だと結論している。」
サール薬品・社長・ロバート・シャピロ氏(1984年当時)「アスパルテームほど何度も何度も繰り返し、注意深く、広範囲にわたり研究された添加物はない。そして、FDAは安全だと結論を出した。」
ニュートラ・スイート社・副社長・ジェラルド・ガウル氏(1980年代当時)「ニュートラスイートに入っているアミノ酸は私達が普段食べているタンパク質のバナナや肉やピーナッツなんかにも入っているんだ。」
モンサント社(後にサール薬品を買収した)バージニア・ウェルドン女史
「ニュートラ・スイートの成分アスパルテームは、これまでに最もよく検査された食品添加物で、FDAばかりでなく、世界中で70以上の研究結果が安全と結論しているわ。」
その一方で、以下のように証言する人々がいます。
元FDA調査員・アーサー・エバンゲリスタ氏 「FDAの職員のうち、何人かはアスパルテームを認可したら、FDAを辞職した後にサール薬品でいい条件で就職できることを知っていたんだ。」
消費者弁護士ジェームズ・ターナー氏「FDAの3人の年配の研究者が、審議会の委員に会って、ニュートラ・スイートを認可しないよう嘆願していたよ。」
H・J・ロバート博士「アスパルテームの中のメチルエステルは飲み込んだとたん、遊離したメチルアルコールに変わる。メタノール、つまり木のアルコールだ。これは本当の毒だ。誰かが止めなければならない。」
ラッセル・ブレイロック博士は、その著書「スィート・ミザリー、毒された世界」と「エキサイトトキシン(興奮性毒)」の中で、
「彼らが正常と報告した実験動物の細胞組織には、明らかに腫瘍のできているものがあった。FDAの認可を得るためにこの事実をサール薬品は何とか隠蔽したにちがいないと、私は推測している。」
博士は名声のある脳神経外科医でした。現在は引退して、人々に予防医学と健康についての知識を広めるべく著作と講演活動をしています。
また、興味深いことも言っています。
「このような神経毒が市場に出回ることは、人々の知能の低下とも関係している。少数の知能の高い人たちが、多数の知能の低い人々を支配するためにこのような人工甘味料が出回っているのだ。」
博士は興奮性毒についての専門家でもありました。これらの毒に関しては、近年、問題視され、研究が進んでいます。
人間の脳は他の動物よりかなり繊細にできており、一つ一つの神経細胞(ニューロン)は非常に弱くわずかな量の毒で破壊され死亡してしまいます。
その脆弱さは、ラットの5倍、サルの20倍といわれ、ヒトの繊細な脳神経細胞に与える影響は、従来の実験動物を使用した方法では正確に測定できないのです。
動物実験の段階でさえ問題が山積みの化学物質を、さらに繊細な神経細胞を持つヒトに使用した場合、その結果がどのように引き起こるか、想像するだけで恐ろしいことです。
アスパルテームに関する考察
さて、このアスパルテーム論争について調べていてわかったことですが、フッ素と同様に科学者の意見が、真っ二つに分かれているということです。
これが、アスパルテームについて疑問を持つ一般の消費者を混乱させています。
世界中の政府機関と製造企業は、その安全性を保証しています。
その一方で、反対のことを述べる独立した個人の科学者たちがいます。
本来、科学というものは、しっかりとした基盤の上に成り立つものであり、真実を探したら答えは一つのはずです。
それが、このように立派に博士号まで取得した科学者が対立している背景には一体何があるのでしょう。
科学者であれば、真実を述べるべきです。
いったいどちらが真実を述べ、どちらが嘘をついているのでしょう。
ここにひとつの面白い調査があります。
米・ノースイースタン・オハイオ医科大学のラルフ・G・ウォルトン医学博士(精神分析医)がアスパルテームをめぐる論文のすべてを検証しました。
そのうち、アスパルテーム製造企業から研究費を出資された研究機関の74論文すべてが、「アスパルテームは安全である」と結論しているのに対し、その他の独立研究機関の90論文のうち83論文が「アスパルテームは脳腫瘍などの致命的な健康被害をもたらす危険性がある」と結論しています。
また、「安全であると」結論した独立機関7つの研究のうち6つはFDAによって行われたもので、これらの実験に関わった多くのFDAの職員は、実験の直後にアスパルテーム製造企業に職を得ています。
これは、政治と企業の癒着-“天下り”以外の何物でもありません。
私達の多くは、一般人であり、実際に一つ一つの実験に立ち会うことはできませんから、真実については、推測するしかありません。
しかし、どちらの言っていることに信ぴょう性があるかは判断できます。ここで、考えてみたいのは、どちらが真実を述べている可能性が高いかです。
アスパルテームの製造企業から研究費を出してもらっている研究機関の調査結果と、独立機関の調査結果。
答えは明白のような気がします。
アスパルテームのさらなる疑惑
さらに怪しいことがあります。それは前述したようにアスパルテームはサール薬品で、「研究者が胃潰瘍の薬を開発中に偶然発見した」ことになっていますが、別の史実があります。
それは、過去にこの物質が、ペンタゴン(アメリカ国防省)内で生物化学兵器用物質の候補としてリストアップされていたことです。
戦争用の化学兵器と人工甘味料の関わりは、何もアスパルテームに限ったことではありません。現在は日本でも幼児の死亡事故などで使用が禁止されたズルチンも ナチスの科学者が化学薬品の製造中に発見したものですし、最新の人工甘味料ネオテーム(砂糖の1万倍の甘みをもつ)もアメリカ軍の基地で爆薬を製造中にで きたものだという話もあるからです。
真相はわかりませんが、はじめから甘味料を製造する目的でできたものではないことは、確かなようです。というのもこのアスパルテームを開発したサール薬品も元は戦時中に軍のために化学薬品などを供給していた会社で食品会社ではないからです。
どんな理由があれ、人を殺傷する“戦争”という行為に加担してきた企業が訴える「安全性」とは何でしょう。
あなたは信用することができますか。
私たちに何ができるか?
それでは、私たちがアスパルテーム等の有害な人工甘味料とどう接したらよいのでしょう。まず、アスパルテームなどの安全性が確かめられていないもの、また一部の大企業や機関の利益のために科学的確証なしに「安全」とされている人工甘味料のものを避けることです。妊婦や乳幼児には特に摂取させないことです。
またこれまでにアスパルテーム等の合成アミノ酸を継続的に摂取してきた人は、肝臓などにホルムアルデヒドやメタノールなどの有害な化学物質が蓄積されている可能性があります。それらの化学物質を解毒するにはどうしたらいいのでしょうか。
人間の体で、解毒をつかさどっているのは肝臓です。肝臓が、腎臓や大腸や皮膚を通じて、排尿・排便・汗という形で毒を体から出しているのです。そして、肝臓は解毒という大仕事をするのに十分な休息と栄養を必要とします。以下にまとめる方法は、医師にもかからず自分でできる簡単な解毒法(デトックス)です。
まず、 充分な量(一日2リットル以上)の良質な水(お茶より水、解毒には軟水が望ましい)を毎日食事の合間に飲むことです。 肝臓に蓄積された毒物を水分とともに腎臓から尿として排出できるからです。それにプラスして、非常に有効なのは 、日々無理のない運動をして体に負担をかけすぎない程度に(ウォーキングやスロージョギングなど一日20分以上)汗を流すことです。
他にも 生野菜やフルーツ(フルーツは単体で摂ること)を食べることも非常に有効です。 というのも、これらの化学物質は脂肪に溶け込んでいる脂溶性物質なので、水に溶けません。ですから、尿として排出されるには、いったん水に溶け込むために水溶性の物質に変換されなければなりません。このときに肝臓は酵素とビタミンなどの栄養を必要とします。この酵素やビタミンは、新鮮なフルーツや生野菜に多く含まれています。そして、酵素は熱で分解されるとその効力を失うので、熱で調理されてない生野菜やフルーツが肝臓の解毒作業には必要なのです。
また1週間に1日(2食抜くだけ)の断食も非常に有効です。これは肝臓が、普段している栄養の分解と吸収という絶え間ない大仕事から解放されて、解毒作業に集中できるからです。その間も、一日2リットル以上の水を飲むことを忘れないでください。それ以上の期間、断食される場合は、専門家の元で行うことをお薦めします。
【追加記事】 2009 年 8 月16日 UP
アメリカで350億円を求める集団訴訟が起きていることが、新たにわかりました。
2004 年 9 月 15 日、米カリフォルニア州サンフランシスコでアスパルテーム製造元のニュートラ・スウィート社や米糖尿病協会などを相手取った集団訴訟が起きました。この訴訟で、原告側は、ニュートラ・スウィート社に対して、「アスパルテームが人体に有害であり、糖尿病にも効能がないことを知りながら販売し続けていることは違法行為である」として、 3 億 5 千万ドル(約 350 億円)の損害賠償を求めています。原告側は、アスパルテームが人体にもたらす深刻な健康被害を立証して、裁判に臨んでいます。
起訴内容は以下の通りです。恐喝罪、不当競争、不正表示、詐欺罪、警告表示義務違反、商取引法違反など、健康被害を訴える人々からの集団訴訟。
起訴事実には、現国防省長官のドナルド・ラムズフェルト氏が、サール薬品の社長時代、長年にわたりFDA(連邦医薬食品局)が禁止にしてきたアスパルテームを、政治的圧力を用いて合法化した違法行為も含まれています。
カリフォルニア州では、同 2004 年に他にも 3 件、同様のアスパルテームに関する訴訟が起こされています。コカコーラ、ペプシ、バイエル薬品、ダノン、ニュートラ・スウィート社など、 12 社を相手取ったこれらの訴訟では、「アスパルテームが人体に有害な神経毒であることを知りながら故意に食品に混入している事実」が訴えられています。原告側は、これらの企業が、腹痛、関節炎、リューマチ、喘息、脳腫瘍、慢性疲労、性的機能不全、生理不順、記憶障害、鬱、眼痛、高血圧など、アスパルテームが引き起こす様々な症状について認知しているとしています。一方、被告企業側は、アスパルテームは安全であるとして、引き続き食品に使用していく姿勢です。
この他にも、人工甘味料で、神経毒として人体への危険性が指摘されているものに、スクラロースやネオテーム(日本での商品名・ミラスィー)があります。
参考資料:http://www.newswithviews.com/BreakingNews/breaking25.htm
ラムズフェルド元国防長官の名前は多くの方がご存じでしょうが、彼が人工甘味料「アスパルテーム」(商品名:味の素「パルスイート」だけでなく、実に広範な加工食品に入っている)で儲けたことも有名なんです。このことは日本人が知らないだけであって、大金持ちたちにとって、武器・医薬品・食品は、同じものと理解していることを端的に示しています。
アスパルテームのような人工甘味料は、体重を増加させる傾向があります。体重の増減にはカロリー摂取量以外にも要因があります。アスパルテームが体重を増加させる理由のひとつは、フェニルアラニンとアスパラギン酸です。このふたつのアミノ酸は、アスパルテームの90%を占め、インスリンとレプチンというホルモンの放出を急速に促進することで知られています。これらのホルモンは、満腹感と脂肪の蓄積に複雑に絡んでいて、インスリンとレプチンは、新陳代謝を制御する主要なホルモンでもあります。
つまり、砂糖からカロリーを摂らなかったとしても、アスパルテームやネオテームによってインスリンやレプチンの値は上昇します。インスリン値やレプチン値の上昇は、ひいては肥満、糖尿病ほか、今日蔓延している多くの慢性病の要因となるんです。多くの人が減量のために人工甘味料を使っているようですが、皮肉なことに、その有効性を慎重に検証したほぼすべての調査において、人工甘味料を使った者は普通の炭酸飲料を飲んだ者より、むしろ体重が増えたという結果が出ています。常識的に考えて、人工甘味料が役に立たないことははっきりしているのです。
アステルパームの問題が取り上げられるようになり、多くの企業が違う人工甘味料に切り換えなけらば行けない状況に追い込まれる中、最近急激に売り上げを伸ばしている人工甘味料がスクラロースです。でも、結局構造や結果は同じなんです。いまやアスパルテーム以上にほとんどの加工食品に入っているのが観察できます。
スクラロースの分子には塩素がついていて、これだけでも毒性があると推測されるのですが、塩素の分子と炭素(Carbon ©)の分子をくっついているのでけるとオルガノクロライドと呼ばれます。一般的によく知られるオルガノクロライドは、ダイオキシン、PCBなどですがご存知でしたか?
たとえば動物実験などで以下のようなことが指摘されているようです。ほかにも多くの研究を見つけることができるでしょうから、興味があればご自身でお調べください。
・成長の遅れ
・赤血球の減少
・甲状腺の働きの衰え
・マグネシウムとリンの欠乏
・肝臓、脳 肥大
・肝臓細胞異常
・卵巣収縮
・白内障の可能性が高まる
スクラロースは砂糖の600倍の甘さがあるといわれています。加熱して138度になると、塩素系ガスを発生するんです。甘いものにさらに毒を追加した不健康な物質、それがスクラロースであるということが言えるかもしれません。最も重要なことは、それがアスパルテームであれスクラロースであれほかの甘味料であれ、全部ダメであると考えられるかどうか、さらにいえばなぜダメであるかその理由を理解できるかどうか、さらにいえばでは何を食べればいいのかということを勉強するということです。100%を求めるのは無理かもしれませんが、それを日々意識するだけで、健康や精神状態は大きく変わるということを忘れてはなりません。
人工甘味料はやっぱり「がんリスク」を高めていると最新研究が示唆
今回の研究によって、人工甘味料の消費量とがんリスクの間に正の相関関係があることが示されました。
この結果は人工甘味料が、がんの直接的な原因であることを証明するものではありませんが、人工甘味料を選ぶ動機の陰には、がんリスクを高める不健康な生活習慣が潜んでいる可能性を示唆します。
人工甘味料入りの低カロリーを売りにしたドリンクを無意識的に選んでしまうことが多いのであれば、生活習慣や食生活を見直してみるといいかもしれません。
なお現在流通している人工甘味料の安全性は、公の機関によって認められていますが、これは必ずしもすべての人にとって等しく安全性が保障されていることを示すものではありません。
特にマウスの腸内細菌叢に対する人工甘味料の影響にはいくつか注目すべき異常が報告されています。
研究者たちは論文の最後に、人工甘味料を砂糖の安全な代替品であると信じることはまだできないと結論しています。
「シュガーフリー」と聞くとヘルシーな印象を受けるが、砂糖の代わりに使用される人工甘味料の摂取量が多い人では、がんのリスクがわずかに高まる可能性のあることが新たな研究で示された。フランス国立保健医学研究所(INSERM)のCharlotte Debras氏らによるこの研究の詳細は、「PLOS Medicine」に3月24日掲載された。
これまで長年にわたって、人工甘味料が発がんを促し得ることが基礎研究で示されていた。これには、人工甘味料が体内の慢性的な炎症をもたらしたり、DNAの損傷を引き起こしたり、腸内細菌叢に影響を与えたりすることが関係すると考えられている。また、ダイエット飲料を日常的に飲んでいる人たちでは、がんリスクが比較的高いことも一部の研究で示されている。
今回の研究は、10万2,865人のフランスの成人(試験開始時の平均年齢42.2±14.5歳、女性78.5%)を対象にしたもの。Debras氏らは、対象者を中央値で7.8年間追跡し、人工甘味料〔アスパルテーム、アセスルファムカリウム(アセスルファムK)、スクラロース〕の摂取量とがんリスクとの関連を検討した。人工甘味料の摂取は24時間の食物摂取記録により評価した。
その結果、人工甘味料の摂取量が多い人(摂取量が中央値より多い)では人工甘味料を摂取していない人と比べて、がんと診断されるリスクが13%高いことが示された。人工甘味料の種類別に見ると、アスパルテームで15%、アセスルファムKで13%のリスク上昇だった。がん種に着目すると、乳がんリスクはアスパルテームの摂取量が多い人で22%上昇し、大腸がんなどの肥満関連のがんリスクは、全ての人工甘味料の摂取量が多い人で13%、アスパルテームの摂取量が多い人で15%上昇していた。
Debras氏は、「この大規模研究では、アスパルテームやアセスルファムKなどの世界中で多くの食品や飲料に使用されている人工甘味料が、がんリスクの上昇に関連していることが示された」と話す。
ただしDebras氏は、「アスパルテームやアセスルファムKとがんリスクとの間に関連が認められたものの、この結果は、単にこれらの人工甘味料が最もよく消費されている甘味料であることを表しているに過ぎない可能性がある」と指摘する。また、いずれの人工甘味料に関しても、直接、がんの発症をもたらすことは証明されていないとしている。
今回のDebras氏らの報告を受け、甘味料の業界団体であるカロリーコントロール協議会は、声明文を発表。「甘味料ががんの原因となることを示した信頼できるエビデンスはない」とした上で、「低カロリーあるいはカロリーが含まれない甘味料は安全であり、体重管理や砂糖の摂取量の抑制、血糖管理において効果的なツールになる」とする見解を示した。
一方、米国がん協会(ACS)のシニア・サイエンティフィック・ディレクターのMarji McCullough氏は、この研究結果の重要性を主張。公衆衛生上、関心の高い領域について検討した研究であり、人々が摂取した砂糖の代用品の種類と量について徹底的な評価が行われた点を称賛している。同氏は、「健康上の観点から、果物や野菜、食物繊維の豊富な穀物などの未加工の食品を積極的に摂取し、シュガーフリーか否かにかかわらず、加工食品の摂取を控えるのがベストだ」と助言している。
また、米マーシー・ヘルス・ラックスがんセンターがん専門栄養士のAmy Bragagnini氏も、「食事の一つの要素を、がんのような複雑な疾患に結び付けるのは難しい。大事なのは、全体的な食事の質だ」との見解を示している。さらに同氏は、何かを食べる際には、本当に食べたいものは何か、どのくらいの量が必要か、などについてもっと考えるべきだと主張する。その上で同氏は、「通常のアイスクリームを少しだけ食べて満足できるのなら、その方がシュガーフリーのクッキーの箱を半分食べてしまうよりも望ましい選択だろう」と話している。原著論文はこちら