地球(テラ)の旅立ち 64 仙人さま | イッピーの独り言

イッピーの独り言

ボクの名前はイッピー。わんこのビション・フリーゼです。ボクが見たことや聞いたことを書きたいと思います。少し不思議なお話もたくさん出てくるかもしれないけど、みんなが気に入ってくれるといいな。

みんな元気ですかドキドキ

 

きのうの続きグッド!

 

やまとと栞、ダンとジョアン、石嶺教授と

 

セドナの精霊ラヒーリオとイッピーの

 

時空の旅は続きます・・・

 

彼らの足跡は時々古い言い伝えや人々の

 

ひっそりとした会話の中に残っている。

 

こんな形で・・・

 

昔あるところに野原や山で遊ぶのが

 

大好きな男の子がいました。

 

その子はいつも木や花と話を

 

していました。

 

その子にはほかにも変わったところが

 

ありました。

 

山で遊んでるといつのまにか姿を

 

くらませてしまうのです。

 

そんな時には村人が総出で子供を探しに

 

山にはいります。

 

いくら捜しても見つからないのだけど

 

しばらくすると元気でひょっこり

 

家に帰ってくるんです。

 

どこに行っていたのだと聞くと楽しそうに

 

「山のおじさん達の所にいた」と答えます。

 

子供は大きくなってからもたびたび

 

山に消えました。

 

家族がどこで何をしていたのか尋ねても

 

「山の人」たちとの約束で言えないと言って

 

すべてを語ることはありませんでした。

 

それでも少しは教えてくれました。

 

でも普通の人が聞けば不思議な話

 

ばかりです。

 

例えば沢に落ちて骨を折るくらいの

 

怪我をしても山の人たちはその怪我を

 

一晩で治してしまいます。

 

みんなが木や風と話をしたり、一日で

 

信じられないような距離を移動する、

 

とか言うんです。

 

村人にどうやってそこに行くんだと

 

尋ねられるとこう答えます。

 

ある老樹のまわりをぐるりと一周すると

 

突然「山の人」たちが住む世界に

 

もうはいっているんだ。

 

ある時その男は山に行って今度は

 

帰って来ませんでした。

 

でもその男の家の畑にはそれからは

 

たくさんの作物が取れました。

 

家族はずっと暮らしに困ることは

 

ありませんでした。

 

こんな話もあります・・・

 

比較的最近の話し。

 

以前大きな会社で優秀な営業マンとして

 

働いていた男が都会を引き払い山村に

 

住むようになった。

 

その男を友人がある日訪ねた。

 

その男は昔の華やかな生活とは全く

 

無縁の暮らしをしている。

 

彼は昼は畑仕事をして夜暗くなる頃には

 

寝る。

 

友人がお前も随分変わったなあと

 

しみじみ話してると、男が「いやあ

 

仙人には適わないぜと」言う。

 

仙人というのは村の外れにある山の中腹に

 

隠れ住んでいる人で時折薬草や山菜などを

 

売りに降りてくる以外接触を避けて

 

いる人らしい。

 

その男が先日仙人がシカやサルと

 

話してるのを見たと言う。

 

しかも仙人が話してると自分にもシカや

 

サルが何を言ってるかわかっちゃったと。

 

友人が何を話してたんだと聞くと

 

「山が荒らされて住む場所がだんだん

 

無くなる。

 

人間は本当に怖い。

 

助けて欲しい。」と言っていたと言う。

 

仙人も人間なんだろうかと聞くと

 

その男はいや仙人は仙人だよ。

 

人には見えるが人じゃない。

 

友人はその男もなんだか仙人みたいに

 

なったと思ったらしい。

 

やまと達は緑を地球上に増やすために

 

必要な人材を育てることから始めていた。

 

それに

 

やまと達は時間を自由に制御できる

 

ようだった・・・

 

 

イッピーの独り言

もし山の中で見かけても絶対しゃべっちゃ

だめだよ・・・ボクのことはビックリマーク