2027年9月7日(日)

 

 国公立の大学入試の2次試験の問題として、単独で関数の微分・不定積分・定積分の問題が大問として出題されることはそれ程多くない。今年出題された弘前大学理工学部数物科学科の入試問題を取りあげて見よう。

 数学・物理を学ぶ学科であるから、微分積分の知識・技能は必須であろう。小問(1)置換積分、小問(2)は部分積分と言ったように、バランスがとれた出題である。計算自体は基本的な問題で、難しいものでない。