つづきです・・・。
3Fの糖尿病代謝内科の受診を終え、1Fに降りて膠原病リウマチ内科ブロックで受付を済ませました。
午後の診察時間までには未だ少し時間がありました。病院の中庭に出てみるとキッチンカーに人が集まっていました。
病院にはレストランもコンビニもカフェも何ヶ所かにありますけど、どこもとても混んでいました。
僕は昨夜から何も食べていませんけど、不思議とお腹はあまり空いていませんでした。コンビニで麦茶だけ買って飲みましたけど、食事は摂らずに膠原病リウマチ内科前へ戻りました。
暫く待つと診察室から呼ばれ入室しました。前回の診察から今日までの間の状況がどうだったか訊かれたのでいつものように熱と血圧の推移を提出しました。
COVID-19(新型コロナウイルス感染症)に罹患したことを報告しました。赤線が熱(体温)です。
ピークは2/22、23で39.7℃でしたけど、2月中旬から微熱が出るようになり、感冒症状が強かったことを報告しました。
病院へは行っておらず、時前で用意していた抗原検査キットで判断したと報告しました。その結果、2/22に陽性となり、それから1日おきに評価を繰り返して、3/5に陰性になったと報告しました。
どこで感染したかは不明ですけど、その前に北海道へ行っていたことは報告しました。
抗原検査はPCR検査のようにウイルス量が少量では反応しないので、陽性となるのは感染してから少し時間が経ってからになるので、微熱が出ていた頃には既に感染していたかもしれないの見解でした。
ともあれ、病院には行っていないので、COVID-19用の薬を服用した訳ではなく、解熱剤、鎮咳剤、去痰剤、総合感冒薬で対処したことを報告しました。
そして、この疾患への罹患を契機に食欲が落ちていること、血圧も下がっていること、立ち眩みや疲労感が増していること、下血があったことを報告しました。
その上で、今日の検査結果を教えて下さいました。糖尿病代謝内科を受診した段階ではHbA1cと血算以外の項目は未だ出ていませんでしたけど、全ての項目の結果が出ていました。
糖尿病代謝内科の先生から貧血が酷いからよく診て頂くように言われていましたけど、早速その点を指摘されました。
僕は基本的に貧血なんですけど、今日はヘモグロビン量が更に少なくヘマトクリット(血液中の赤血球が占める割合=濃度)も低く、MCH(赤血球1個あたりの平均的な大きさ=容積)、MCH( 赤血球1個あたりに含まれるヘモグロビン量)が著しく低下していました。
なので当然MCHC(赤血球1個あたりの容積に対するヘモグロビンの量の比率)も低下していました。
赤血球数に変わりはありませんでしたけど、色素量が減っているので、貧血は一段と亢進していたことになります。鉄欠乏性貧血のようでした。
ですが、鉄剤の処方は今回はせずに、次回まで様子を見ることになりました。
立ち眩みはこれが要因になっていると仰っていました。血圧降下剤の服用量を減量してコントロールして下さいとのことでした。
けれど先生には貧血よりも更に気になっておられた点がありました。腎機能でした。血清クレアチニンは前回の1.3倍にまで一気に増加していました。
クレアチニンとGFR(糸球体濾過量)の関係は下記の通りです。GFRは血清クレアチニンと年齢から推算することが可能です。
■男性
eGFR(ml/分/1.73㎡)=194×Cr(mg/dl)-1.094×年齢-0.287
■女性
eGFR(ml/分/1.73㎡)=194×Cr(mg/dl)-1.094×年齢-0.287×0.739
GFRの前にeが付いているのは、計算で求めた推算値であることを意味します。1.73㎡は、成人男性の平均的な体表面積、0.739は、成人女性の平均的な体表面積を男性比で現しています。
厳密には、人の体格は個人個人で異なるので、このままピッタリ当て嵌まるという訳ではありませんけど、この同じ式で比較することで、概略を掴むことは可能となります。
その結果、病期(ステージ)は辛うじてG4(高度低下)に留まっていましたけど、G5(末期腎不全)は目前でした。
CKD(慢性腎臓病)の場合、G4まで進行すると一般にそれより良くなることはなく亢進の一方通行を辿ります。
但し、薬物などが原因で一時的に腎機能が急激に低下した場合は、その限りではありません。
何れにしても状態としてはあまり良い状態ではありませんでした。とにかく水分を大量に摂るように言われました。
食事量は減っているのですけど、水分は今でも人並み以上に摂っているのですけどね・・・。
今は原病としての症状は落ち着いているということで、ステロイド量を減量したいと仰っていました。
今、PSL(プレドニン/プレドニゾロン)を朝5mg服用していますけど、これを4mgに減量して様子を見ることになりました。1mg錠は殆ど服用していないので在庫がたくさんあり、今回処方は不要ですと伝えました。
本日、膠原病リウマチ内科から処方された薬は下記の通りです。
①デノタスチュアブル配合錠・・・2-0-0
②ビオフェルミン(ラクトミン)配合散1g・・・1-1-1
③ラシックス(フロセミド)錠40mg・・・1-0-1
④フェブリク(フェブキソスタット)錠40mg・・・1-0-0
⑤ブロプレス(カンデサルタンシレキセチル)錠4mg・・・2-0-0
⑥ネキシウムカプセル20mg・・・0-0-1
⑦フスコデ配合シロップ・・・1日3回1回3.3ml
⑧クレストール(ロスバスタチンカルシウム)錠5mg・・・0-0-1
⑨ロキソニンテープ100mg・・・1日1回
⑩ロキソニンゲル1%・・・1日に数回患部に塗布
⑪ロコイド軟膏0.1%・・・1日に1~2回患部に塗布
⑫ルリコンクリーム1%・・・1日1回
⑬リンデロンVG軟膏・・・1日2回
⑭ムコダイン(カルボシステイン)500mg・・・1-1-1
次回は7/25とするが、症状がおかしくなったら、その前でも連絡をして下さいとのことでした。
本日の膠原病リウマチ内科の受診はこれで終了ですけど、後ほど、プラリア(デノスマブ)の注射が予定されていました。
1Fの膠原病リウマチ内科の受診を終え、再び3Fに上がり、今度は眼科ブロックで受付を済ませました。
つづく・・・。