●3/11 晴れのち曇り一時雨
昨夜1時に就寝後、今朝6時に起床するまでの間に、トイレに2回、目を覚ましました。
今朝は久しぶりの氷点下で、-2.3℃でした。外に出しているバケツの水は凍っていました。
立ち眩み、腰痛は落ち着いていましたけど、右肩の痛みはやや強めでした。
喉のいがらっぽさ、鼻水は変わらずでしたけど、咳は弱めでした。痰は朝だけ生じていました。
今朝の血圧は159/97。脈拍68でした。
朝常用の薬と市販の総合感冒薬を服用し、7時から仕事を始めました。
発疹は少なくなってきたものの、痒みは依然として続いていました。紫斑も生じていました。
右手人差し指は、時々、きちんと動作しなくなりました。痺れはほぼ解消していますけど、右手指先の感覚の鈍さは未だ少し続いていました。
怠さというか疲労感は未だ続いていました。
2011年(平成23年)3月11日(金)14時46分18秒に発生した東北地方太平洋沖地震によって生じた東日本大震災から今日で15年です。
震源は宮城県牡鹿半島の東南東沖130km、深さ24kmで、地震の規模はM9.0でした。日本周辺に於ける観測史上最大の地震でした。

震源域は非常に広大で、岩手県沖~茨城県沖までの南北約500km、東西約200kmの約10万k㎡に及びました。
最大震度は宮城県栗原市で観測された震度7で、宮城、福島、茨城、栃木の4県36市町村と仙台市内の1区で震度6強、東京・横浜で震度5強を観測しました。
最大加速度は栗原市の観測点で記録された2,933ガルでした。この巨大地震によって発生した巨大津波による被害と、その津波によって生じた福島第一原発の事故によって、東北地方を中心に12都道府県で震災関連死を含め2万2,332名の死者・行方不明者が発生しました。
ガル(gal)は加速度を表す単位で、地震が発生した際、地面がどれだけ急激に動いたかを示します。物理学の標準的なSI単位系では加速度をm/s²で表しますけど、地震学ではgalという単位が使われます。
1gal=0.01m/s²=1cm/s²で、1秒間に秒速1cmずつ加速している状態を表しています。これだけではあまりピンと来ないと思いますので、他の言い方に置き換えてみます。
100galは、100cm/s²なので、停止した状態から加速して1秒後に時速3.6kmに達する加速度です。500galは、停止した状態から加速して1秒後に時速18kmに達する加速度です。
1000galは、1000cm/s²なので、停止した状態から加速して1秒後には1000cm、つまり10m進んでいることを表しています。
これは僅か1秒間に時速36kmずつ加速していることを表しているので、停止した車が1秒後に時速36km、2秒後に時速76km、3秒後には時速108kmに達する勢いで加速していることになります。これは超高性能スポーツカーがフル加速した時の強烈な加速度に匹敵します。
地球の重力加速度1Gは約980galです。自分の身体はこの重力で地上に押し付けられている訳ですけど、1000galは、この重力と同じくらいの力がかかるということなので、仮に縦揺れで下から突き上げられた場合、その瞬間は重力と打ち消しあって中に浮き、加速が失われた瞬間に落下してしまうことになります。
東日本大震災の2,933galの地震は、縦揺れは、重力の約3倍もの猛烈な力で下から突き上げられ、叩きつけられることになります。同様に横揺れは、重力の約3倍もの猛烈な力で前後左右に振り回されるという、凄まじい衝撃が発生していたことになります。
阪神淡路大震災の最大加速度は818galでしたので、東日本大震災の2,933galが如何に巨大だったかが分かるかと思います。
震度とgal(加速度)は、意味が違います。galは揺れの瞬間的な勢いを表しています。一方、震度は揺れによる被害の大きさや実際に揺れた体感を表しています。
仮にgalが大きくても、揺れている時間が一瞬であれば、建物は意外と壊れません。けれど、galがそこまで大きくなくても、建物を揺らし易い周期で長く揺れ続ければ、震度は大きくなり被害も深刻になります。

福島第一原発には6基の原発があり、そのうち1~3号機が運転中、4~6号機は定期点検中でした。地震によって、1~3号機の各原子炉は地震で自動停止しました。
地震による停電で外部電源を失ったのですけど、直ぐに地下に設置されていた非常用のディーゼル発電機が起動して電源が復活しました。しかし、地震の約50分後、高さ13m以上の津波が発電所を襲い、非常用のディーゼル発電機は海水によって故障してしまいました。
更に電気設備、ポンプ、燃料タンク、非常用バッテリーなど多数の設備が損傷や流失してしまったため、全電源喪失(ステーション・ブラックアウト)の状態に陥ってしまいました。このため、ポンプを稼働できなくなり、原子炉内部や使用済み核燃料プールへの注水が不可能となり、核燃料の冷却ができなくなってしまったのでした。
核燃料は運転停止後も膨大な崩壊熱を発するため、注水し続けなければ原子炉内が空焚き状態になり、核燃料が自らの熱で溶け出すことになってしまいます。
実際、1~3号機共に核燃料収納被覆管の溶融によって核燃料ペレットが原子炉圧力容器の底に落ちる炉心溶融(メルトダウン)が起き、溶融した燃料集合体の高熱で、圧力容器の底に穴が開いたか、制御棒挿入部の穴とシールが溶解損傷して隙間ができたことで、溶融燃料の一部が圧力容器の外側にある原子炉格納容器に漏れ出しました(メルトスルー)。
また、燃料の高熱そのものや、格納容器内の水蒸気や水素などによる圧力の急上昇などが原因となり、一部原子炉では格納容器の一部が損傷に至ったと見られています。うち1号機は圧力容器の配管部が損傷したと見られています。1~3号機共にメルトダウンの影響で、水素が大量発生し、原子炉建屋、タービン建屋各内部に水素ガスが充満し、1、3、4号機は水素爆発を起こして原子炉建屋、タービン建屋と周辺施設が大破してしまいました。
4号機は定期検査中でしたけど、3号機から給電停止と共に開放状態であった非常用ガス処理系配管を通じて充満した可能性が高いと考えられています。
この爆発によって大量の放射性物質が放出されてしまいました。第一原発から約20kmの距離にある母方の実家も警戒区域に指定され、長い間帰宅できない状況に陥ってしまったのでした。

除染によって帰宅が可能になった頃、当時の政府の要人の方々が視察のために多数、現地を訪問され、実家の直ぐ近くにあるお店を訪問されたのでした。
この原発事故による放射性物質は関東地方にも飛散しました。原発事故が起きて直ぐにガイガーカウンター(線量計)を購入しました。
福島へ赴くことが可能になってからは毎年行くようにしていますけど、毎回必ずこのカウンターを持参しています。今では全く問題のないレベルに落ち着いていますけど、数年前までは、行政が定期的に各家庭を回って庭の線量検査を実施していました。
僕もエンジニアの端くれなので、ほんの僅かでも原発の廃炉に向けた技術開発に役立てたら良いなと思っています。
東日本大震災以降も巨大地震は日本の各地で発生しています。来ては欲しくないですけど、来ないと考えるのは現実的ではありません。
巨大地震は必ず来ると考え、これまでの多くの教訓を生かしてその時に備えなければと思います。
23:20熱36.5℃。血圧122/81。脈拍66。
地震の発生源プロット図出典 Ⓒ東大地震研
福島第一原発事故写真出典 ⒸNHK、Air Photo Service Co.Ltd