著者: 梁 石日
タイトル: タクシードライバー―最後の叛逆
先週、出勤途中ねずみ取りに捕まった。40キロ制限のところを61キロで走っていたらしい。事務的に手続きをして、1万5千円の振り込み用紙を渡されて会社に急いだ。もちろん、会社は遅刻だ。
本著は、タクシードライバーである筆者が日本の道路交通規則に対する理不尽な状況を「駐車違反」「スピード取り締まり」「飲酒運転」について説明し、捕まらない方法を教えてくれている。スピード違反については同様な事をされたこともあり、日本の警察機構にはらわたが煮えたぎるっている。
また、著書が被害者となった死傷事故とその保険についても、不条理な保険会社の対応についての経験談があり、読んでおいて損はないと思う。
話は戻るが、危険があるとも思えない田んぼの中の直線道路で、朝のサラリーマンを捕まえてどういう意味があるんだろう。捕まった自分はスピード違反という犯罪(違反)を犯したという思いはない。ただ単に、「運が悪かった」としか思っていない。そんな取り締まりをしたところで、交通事故が減るとも思えない。
もう警察には何も協力しないと心に誓った。