著者: 鷺沢 萠
タイトル: さいはての二人

 鷺沢 萠さんが自殺してもうすぐ1年になります。作家ってよく自殺しますよね。鷺沢 萠さんの自殺の動機は不明とのことです。

 この本には3本の短編が収められてますがすべて死が絡んでいます。作品が書かれたのは6、7年くらい前ですが、この頃からすでに鷺沢 萠さんは、作品の中で自分の死と絡めていたのではと思えてきます。特に、3つ目の「遮断機」ではそう思えてきます。