昨日からの引継ぎ
・最近は、上に下にと乱高下する相場なので、大局的な方向感が予想しにくい。心の奥底ではロングしたいと思ってるんですけど、下落基調が続く限りは逆張りロングは控えたいところ。基本的な戦術としては5分足や1HEMAをみながら、チャート形状と、値動きをみて短期的な方向感に追随する形でエントリーしていく。
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・直近のチャート形状と移動平均線を見るに基本は下落目線で組み立てをしたいところですが、4H足で見ると144.846円付近での強い反発を観測しており、逆張りロングも選択肢の一つにしておきたい。1HEMAが接近してきている事から、1HEMA付近におけるロングとショートの攻防の結果が本日の方向感を左右するかもしれない。上抜けして1HEMAで再度反発を示せば上目線だし、上抜け出来ずに反発を繰り返していけば、ショート。
・いずれにせよ、プライスアクションを見ながら値動きの方向についていくようにしたい。
(1)エントリーの考え方
・13時以降の安値更新のタイミングで下落圧力が強かったため、145.012円手前からショート。この場合、損切りラインの適正は145.323円付近の週足ピボットだったが、リワードリスクはいまいちなエントリーだった。
・20時以降の安値更新のタイミングで下落圧力が強かったため、Rank-rAのショート。値動きが方向感を探るような挙動だったので、建値付近で決済。
・JOLTS求人件数が大幅下振れ。下落トレンドが継続すると踏み戻り高値でRank-Aショート。144.183円に付けたタイミングで積み増しするも、週足ピボットラインの攻防戦で短期的な値動きが大きくなったことで、担がれ損切り。(建値決済しなかったのは、ルール違反)
(2)メンタリティ
・JOLTS求人件数下振れに乗っかろうとしたショートは、スケベ心が半分入ったトレードになってしまった。損切りラインは直近高値更新の水準である、144.420付近で想定していたものの、積み増しのタイミングが早すぎてしまった上でに、ある程度値が上下動するとしても下落は続くと考えただけに、積み増し後の建値決済が出来なかった。建値決済出来ない状態、に陥った。まるで、順張りトレードにおける「損切り出来ない病」のようなものを経験した。
・建値決済はルール通りにしっかり行う事。また、ルールを正しく運用するために、積み増しトレードは安易にしないこと。上下動する値動きの場合は、ある程度引っ張ってから2回目の水平線へのトライで、積み増しを考える等、対策が必要だ。
(3)明日以降の戦術
・JOLTS求人件数が下振れしたことで、金曜日の雇用統計に関する市場の期待が一気に、雇用統計の下振れ≒米国景気減速のムードにシフトし始めている。FedWatchの利下げ織り込み状況も0.5bpの利下げが主要な意見となりつつある。
・下落目線はもちつつも、織り込みがある程度進んでいると考えている層も一定層いるはずで、引き続き方向感を確かめながらじわりじわりと、下落していく展開を期待する。注意したいのは、株価や金利、発言などに反応して突発的に上昇方向に値動きが生じるパターン。こういった値動きに巻き込まれないように、ショートは5分足のプライスアクションに注視しつつ、リワードリスクを1以上になるようにエントリーの管理に努めていきたい。
(4)コラム:順張りにおける決済出来ない病
「気持ちが良くなる行動」の落とし穴
・トレードするときの心理状態と、どういうときにその心理状態になるか、は自分のトレードを振り返りながら、ちゃんと整理しておいた方がいいでしょう。今日の損切りも一つの事例として、おさえておこう。
・145.334円のエントリー後、145.183円の水平線に最初にタッチしたのを見て、すぐに積み増しをしました。改めて見るとせっかちな積み増しで、取るべき行動ではなかった。直近高値の145.420円をみて、積み増しした場合にどこまで粘るかなど、自分の中で組み立てが出来ていなかったことを、反省しないといけない。
・ポジションを持つときに、今までの経験から「これは下落がある程度続くパターンではないか」と考えました。結果的には多少下落したものの、上下動を伴いながらの下落だったので、145.183円付近での積み増しの判断は早すぎでした。
・積み増しするのが「気持ちが良くなる行動」だったため、衝動的に積み増しをてしまった、そんな気がします。頭の中で、「ある程度、下落が続くはずだから、ここで積み増しすることで、ポジションを優位に出来れば安心感が得られる」、というスケベ心を持ってしまい、建値突破後もに決済せずに握り続けてしまった。値動きの中で、含み損になったり、含み益になったりしながら、次の行動がとれない状況は、自分にとってはつらかったわけだ。
・トレードは我慢強さが必要で、我慢が必要な状況こそ、トレードにおいては正しい行動だと思う。次の行動をとるときに、一瞬でも立ち止まって冷静に判断が出来る事が、更なる上達への一歩になる。
本日もお疲れさまでした。