悠釣亭のつぶやき -79ページ目

移民政策、どこ迄やる気?(その1)

ワシは今のような日本の移民の拡大には反対である。
拡大の前に、日本の人口のあるべき姿、それをいかに
様々な手段で実現してゆくのかについての議論がほとんど
なされていないから。
少子高齢化→移民で埋めるという、単純な政策がいかに
社会を混乱させるかについての対策もほとんど無い。

もちろん、エンタルピー増大の法則がある以上、長い期間を
経れば、人類は混合し、一体化してゆくものだろう。
しかし、ホモ・サピエンス時代から25万年以上の年月を
掛けて分化し、異なる文化や言語を持っている多様な種を
短期間に同化するのはあまりにも無理がある。

 

現に、世界の先進各国で、移民問題は社会問題化し、
推進してきた既存政党への反発が強く表れてきており、
政権が覆ってしまう状況にあるのが実態だ。

参政党が力を得ているのも案外こういうところにあるのかも。


日本はかつては織物工、陶工、彫刻師などを受け入れた
歴史がある。
自国文化の発展に寄与するという目的が明確だったし、極く
少数の人数だったし、多くの日本人に囲まれて同化して行く
やり方だった。

昨今の移民は移民ではなく、短期滞在を主とし、期限が
切れた後も居続ける人達が多数を占めている。
多くが滞在期間5年以下だし、技能実習生に至っては2年。
単なる労働力不足の対策としての成り行き移民制度と
言ってよい。

また、母国に居ては命の危険があるとして逃げてきた人も
少なからずいるが、日本国は難民を受け入れるのに慎重で、
受け入れた例は非常に少ない。

政府が言う、「外国人材を育成し、できるだけ日本にいて
欲しいという、ある意味、国を開いた制度」にはまったく
なっていない。

今や、日本国では、1次産業 製造業 サービス業 運送業、
介護等々、あらゆる分野で、人手不足と言われている。
ま、その対策をシッカリやってこなかったから、そうなんだろう
けど、その結果として、多数の短期滞在の外国人が働いて
いるというわけだ。
そして、今や、それなしでは成り立たない社会になりつつある。


直近の在留外国人数はコロナの一時期を除いて増え続け、
350万人を超え、この10年で1.5倍になった。
20年前と比べると3倍になっている。
人口比率は、今や3%を超える勢いである。
このうちの約3分の2が何らかの形で就労している。




日本国籍を取得している人は50万人ほどいるが、そういう
人達の多くは日本に居続けることが前提で、同化への意欲が
高く、大きな問題にはなっていないと思われる。

問題の多くは短期滞在者との間で起こっている。
問題は、法律、ルールやマナー違反がほとんどで、今までは
許容範囲だったのかも知れない。
しかし、このまま推移して、10%を越えてくると、不法滞在
問題や権利問題が表面化してきて、事の次第では寛容性の
限度を越えるのが容易に想像される。




本稿は長くなるので、折ります。