
ガソリン価格高騰
ガソリン価格の高騰が止まらんなぁ。
経済産業省は、8月7日現在のレギュラーガソリン全国平均
小売り価格について、先週より3円60銭高い、1リットルあたり
180円30銭だったと発表した。
値上がりは12週連続である。
原油価格の相場はと言うと、往時のウクライナ侵攻当時の
120$/Bに比して、最近の価格は70~80$/B程度で、比較的
安値で安定していた。
ところが、ロシア制裁で米欧側が価格キャップ(60$/B)を掛け、
安い原油を中印が爆買いしているため、品薄感が拡大している。
また、OPEC+は減産を維持しているから、再び価格が上昇に転じ、
直近では85$/B、更に上昇の傾向である。

このところの円安が原油輸入価格を押し上げるという相乗効果も
出ている。
一時130円/$程度だったのが直近で145円/$だと、これだけ
でも、1割の値上げになるな。
本来なら、トリガー条項(暫定税率として課した税(25.1円/L)を
一時停止する措置で、本来なら165円/L超えで発動されることに
なっていた )が発令されるべきところ、上げてしまった税は一円
たりとも下げないという国民無視政策を強行し続けている。
その代わりに、政府は、ガソリン価格の急激な上昇が国民生活に
多大な支障を来すという事で、一時的に、緊急的に元売り各社に
対して「燃料油価格激変緩和補助金」を出して市場価格の値下げ
を行なってきた。
そして、これは一定の効果が出ていた。

じゃぁ、なぜ最近になってこんなに高騰しているのか?
それはひとえに補助金の削減によるものである。
政府は燃料価格の負担軽減策として給付している補助金の額を
6月から段階的に引き下げてきている。
そして、9月には全廃するという事になっている。

原油価格は上がる、補助金は無くなるというダブルパンチが来た。
で、今後はどうなって行くのか?
OPEC+が増産に転じられぬのは単なる意思ではなく、ロシア産
原油のダブつきを見越して設備投資をしてこなかったせいで、
俄かに増産が出来る状態ではない。
今後も原油価格の上昇が続くんだろう。
もちろんガソリンは仕入れ平均価格で売られるので、即刻ガソリン
価格に反映されないが、数か月以内に価格が高騰するのは明らか
である。

これに対して政府はどう出るのか?
再び、補助金で当座をしのぐのか、今度こそトリガー条項を発動
するのかが問われる。
絶対に一時しのぎしかしないんだろうけど、補助金を出すまで
には時間が必要で、直近のガソリン価格高騰に間に合う筈も無い。
今、180円/Lって言ってるけど、すぐに200円を超えるんやろね。
運送業界はもちろん、通勤者やお盆帰省者に甚大な影響がある
事は承知してるんやろが、無為無策で、決めてしまった補助金
打ち切りだけをキチンと実行する根性は見上げたもんだな。
ガソリン価格のカラクリについては、