
神田川
昭和歌謡特集なんて番組があると必ず掛かるこの曲。
何とも哀愁のこもった良い曲なんではあるが、ワシはいつも
違和感を持って聞いている。
ボヤキ漫才風に書いてみる。
♪貴方は もう忘れたかしら
赤い手ぬぐい マフラーにして
二人で行った 横町の風呂屋
一緒に出ようねって 言ったのに
いつも私が 待たされた
洗い髪が 芯まで冷えて
小さな石鹸 カタカタ鳴った
貴方は私の からだを抱いて
冷たいねって 言ったのよ
若かったあの頃 何も恐くなかった
ただ貴方のやさしさが 怖かった♪
赤い手ぬぐいってものがあるとして、マフラーにするんやから
季節は冬だよな。
冴えわたった寒空が連想される。
風呂屋に行って待たされるのは普通は男の方だろがな。
「女の長風呂」って言葉があるくらいだぞ。
洗い髪が芯まで冷えるって、一体どんだけ待たせるんや。
寒くて、小さな石鹸がカタカタ鳴るほど震えたんかいな、可哀そうに。
絶対に湯冷めして風邪ひいたに違いないな。
貴方は私のからだを抱いて、冷たいねって言ったのよって、
そりゃ震えるほど寒かったんやから、冷たくもなろうがな。
そんな事言う前に、トットと早く出て来いって。
どこ洗ってたんやねん。
せめて、早く出たら先に帰っててってくらいの事がが言えんかった
んかっ!
ただ貴方のやさしさが恐かったって、この女もバカとちゃうか。
湯冷めさせるような男が優しいんかい。
とっぽどのM女というしかないな。
居るんやな、こういう女が。
この男、そんな事があったって事はとうの昔に忘れとるって
(貴方は もう忘れたかしら)。
三畳一間の下宿に二人で住んでたら悲しいに決まっとるやんけ、
この甲斐性なしが。
もっとアルバイトでも何でもして、せめて6畳間のバス付の部屋に
住めるくらいに頑張れって。
ま、曲そのものは受け入れやすい作りになってるんで、流行った
曲なんでしょうけど、いくら昭和の時代とは言え、これは酷過ぎる。
ここまで相手を蔑ろにする男と付き合ってたら、このままだとこの
女は殺されるな。
こうせつも分かってて書いたんやろけど、同じ表現するにしても
ここまでアホな歌詞は作るべきじゃなかろう。
「少し遅れた、待たせたねゴメン」、程度の歌詞に書き直せって。
まったく突っ込みどころ満載の「ヒット曲」でした。