悠釣亭のつぶやき -467ページ目

大麻グミ

11月の初めころ、東京都内のイベント会場で男性が配っていた
グミ(ゼリー状の菓子)を食べた男女5、6人が体調不良を訴え
病院に緊急搬送される事件があった。
グミを配った男性は「美味しかったから配った」と話しており、
犯罪を犯す意図は無かったという。


その後の調べで、全国各地でも似たような事案が発生している
事が分かった。
厚生労働省麻薬取締部は大阪にあるグミの製造会社の店舗など
を立ち入り調査した。
東京・渋谷区にある店に対しては販売停止命令を出した。
グミの製造・販売会社の代表は違法なものは売っていないとして、
製造・販売を続けるとしている。


このグミには現在は規制対象ではない大麻由来の成分に似た
合成化合物「HHCH」が含まれており、これが身体に異変をもたら
した原因とみられている。
厚生労働省は、HHCHについて、「必要なら、速やかに指定薬物と
しての指定を行い、所持・使用・流通を禁止する」としている。
製造会社の社長は「今は規制対象外で合法、食べ過ぎるのは
良くない、禁止になってもまた新たな合成薬が出てくる」とのべ、
指摘の方が当たらないとの見解。


HHCHは大麻の麻薬成分THCHと非常によく似た構造のため、
大麻と同様の人体への作用があり、精神作用については大麻
よりも強い作用を与えるという。

合成薬物は似たような成分がいくらでも作れる時代である。
オカシイのが出てきたから規制するというやり方では、今後も
同様の事案が発生するのは明らかだろう。

だからと言って、包括的に規制するのは、真に薬用の物さえも
規制対象に含めてしまう恐れもあり、実際的ではない。
出てきたものを評価して迅速に規制するというやり方しかない
わけで、イタチゴッコになるんだろうか。


しかし、思うに、日本人っていつからこれほど薬物に対して
無防備になったんだろうね。
我々の時代には「帝銀事件」の教訓もあって、親から耳にタコが
出来るくらいに、「人に貰った物は絶対に食うな」って言われた
もんだがな。

和歌山の「青酸カレー事件」もあったし、よほど信頼がおける人
からの、包装がシッカリしていて細工が出来ないようなものなら
ともかくも、見ず知らずの人から貰ったグミを食べるかなぁ。

また、薬物に対する禁忌感も薄れてきてるのかねぇ。
常習性や中毒性、廃人になる恐れなど、薬物に対する注意は
し過ぎることは無いのに、大学生の間でさえ、大麻が横行する
ようなヤクザな世の中になって来てるんだろうか?


規制は当然必要だけれど、悪いものは摂取しない、させない
という習慣をもっと世の中に広める活動が必要なんじゃなか
ろうかと強く感じるんだが。
風邪薬や鎮痛剤も安易に飲みすぎてる嫌いがあるな。
薬は本来的に毒で、腎臓や肝臓に少なからず影響を与える。
適時に適量を飲むのは良いとして、今は濫用に近いもんな。