悠釣亭のつぶやき -403ページ目

成長率、またマイナス

GDPがドイツに抜かれて4位に転落したってな報に接して、
日本国よ、シッカリせいってな気分になってたところへ、速報が
入って、さもありなんってな感じを新たにした。

15日、内閣府が発表した 2023年10〜12月期の国内総生産(GDP)
速報値は物価変動の影響を除いた実質の季節調整値が前期比
0.1%減、年率換算で0.4%減だった。
2四半期連続のマイナス成長となった。
QUICKが事前にまとめた民間予測の中心値は年率1.0%増で、
それを大幅に下回った。
内訳は
    

民間最終消費支出     ▲0.2
民間企業設備     ▲0.1
民間在庫     ▲0
政府最終消費支出     ▲0.1
公的固定資本形成    ▲0.7


と、内需が壊滅的な状態であった。
外需はと言えば、
  

財・サービスの輸出  +2.6
財・サービスの輸入  +1.7

 

となっていて、輸入が増えた(GDPにはマイナスの影響)が、

輸出がそれ以上に増えたため、外需はプラスとなっている。
計算上は輸出に分類するインバウンド(訪日外国人)の日本国内
での消費は前期比14.1%増となり、押し上げ要因となっている。


一番の問題は内需がまったく低迷している事で、住宅需要に
至っては前年同期比1.0%もの下落となっている。
物価高の時代、庶民の買い控えが顕著な上、住宅は原材料費や
人手不足による労賃の高騰で手控えることになっているようだ。

生産性の向上とかいうが、内需が乏しい時に何で向上して従業員
減らさなイカンの?
設備投資が減ってるのは何故かよく考えて見ろって。

本来なら、こういう時に政府による支出を旺盛にして需要を喚起
すべきところ、政府購入も公共投資も減額する馬鹿が居るんだな。

ってか、何もしないで遊んどるんやな。
まったく何を考えて経済政策をやってるんだというしかない。

そうでなくても公共投資は減る一方で、受け皿(土木建築業者)を
維持して行くのが困難になっていて、能登半島地震の復興にも
支障が出ているわけだ。
万博を辞めて能登半島を救済しろってな枯渇状態なんだな。


内需がダメなら外需ってな様相になってるんだが、輸出が増えた
のは、一つはインバウンド、もう一つは円安。
コロナが明けてインバウンドが戻って来たのは良いが、前例の
ように、何かあれば一気に萎む需要に縋っていて良いのか?

円安は輸出企業にとっては神風のようなもんだけど、全産業の
10数%の規模。
それとて、原材料高で利益が出にくい企業が増えているという。
また、機械や建機などの中国向けは減少の方向。


輸入額が増えるのは原材料高と円安の影響が大きい。
そして、これはGDPを低下させるので、減らしたいけど、石油や
天然ガスは買わないわけには行かない。
今や、石油、ガスの他に、ウランの価格も高騰しはじめた。
国産エネルギーを推進すべきなのに、まるで真剣味を感じない。


内需拡大は可処分所得を上げることでしか実現できないが、
政府の施策は減らそうとするものばかり(増税、社会負担増、
絶対にやらぬ減税、規制緩和等々)。

民間に対して、「給与を上げてくれ」って叫べば、上がるとでも?
上げられるのは輸出企業と一部の優良企業だけ。
その分、下請けのコスト削減すらあり得る。
自分でブレーキ踏んでて、加速してくれーってアホちゃうか。


労働者の40%が非正規となり、自営業やフリーランスも多くなった
けど、内需が低迷してる時に所得が上がるんですか?
親会社やクライアントが代金を上げてくれるんですか?


経済が低迷している中でさえ、政府支出や公共事業を減らす
ような国が成長するはずは無い。

GDPは今後も低迷して行くんだろう。
インフラを整備し、労働環境を良くし、投資をして初めて経済が
上を向く。
今期の速報を見て、ため息しか出ないんだが。