悠釣亭のつぶやき -2888ページ目

柔道はオリンピック種目たりうるか?

北京オリンピックの柔道を見ていて、凄い違和感を感じた。


そもそも、柔道が武術である以上、逃げる相手に攻撃を仕掛ける

様には出来ていないのである。

延々と続く、醜い組み手争い、腰を引いて技を掛けさせまいとする

防御一辺倒の試合運び、指導を取られないがための瞬間的な

攻撃のそぶり。

そして、結果として、一個の決め技を発する事も無く、指導一個の

差での勝敗の決定。


これが真の戦いと言えるのか?

こんな状態で、皆さん勝敗が納得できるのか?

柔道を単なる武術から、護身術やスポーツにまで高めた、始祖とも

言える加納治五郎先生の「柔よく剛を制す」の精神は猛々しい荒くれを、

相手の力を利用して打ち負かすところにその基本があったと思う。

技無く、力と防御のみでは、もはや柔道ではなかろう。

今の柔道は大半が「狡猾、技を制す」になってるではないか?

これが世界的な競技なのか?


このままで、柔道競技がオリンピックの正式種目たりうるのか?

誰もが納得の行く健全な競技になりうるのか?

相当にルールが改正されないと、もう見る気もしなくなるでしょう。

こんなクダクダとダルイ試合が多いのは、競技ルールや審判規定を

形成してゆく関係者の怠慢ではないのか?


例えば、

腰を引いた状態が1分以上続けば、戦意無しとして自動的に負け。

一本決まるまで、時間制限なし。

始めに、右組み手3分、左組み手3分を義務付ける。

1分以上技を発しない選手は自動的に負け。

等々、柔道の柔道らしさを追及する方法はいくらでもあろう。


今のままの柔道では、正しく組み合い、瞬時に、豪快に決まる一本技を

固唾を呑んで見守り、期待して見ている観戦者に失礼であろう。