柔道はオリンピック種目たりうるか?
北京オリンピックの柔道を見ていて、凄い違和感を感じた。
そもそも、柔道が武術である以上、逃げる相手に攻撃を仕掛ける
様には出来ていないのである。
延々と続く、醜い組み手争い、腰を引いて技を掛けさせまいとする
防御一辺倒の試合運び、指導を取られないがための瞬間的な
攻撃のそぶり。
そして、結果として、一個の決め技を発する事も無く、指導一個の
差での勝敗の決定。
これが真の戦いと言えるのか?
こんな状態で、皆さん勝敗が納得できるのか?
柔道を単なる武術から、護身術やスポーツにまで高めた、始祖とも
言える加納治五郎先生の「柔よく剛を制す」の精神は猛々しい荒くれを、
相手の力を利用して打ち負かすところにその基本があったと思う。
技無く、力と防御のみでは、もはや柔道ではなかろう。
今の柔道は大半が「狡猾、技を制す」になってるではないか?
これが世界的な競技なのか?
このままで、柔道競技がオリンピックの正式種目たりうるのか?
誰もが納得の行く健全な競技になりうるのか?
相当にルールが改正されないと、もう見る気もしなくなるでしょう。
こんなクダクダとダルイ試合が多いのは、競技ルールや審判規定を
形成してゆく関係者の怠慢ではないのか?
例えば、
腰を引いた状態が1分以上続けば、戦意無しとして自動的に負け。
一本決まるまで、時間制限なし。
始めに、右組み手3分、左組み手3分を義務付ける。
1分以上技を発しない選手は自動的に負け。
等々、柔道の柔道らしさを追及する方法はいくらでもあろう。
今のままの柔道では、正しく組み合い、瞬時に、豪快に決まる一本技を
固唾を呑んで見守り、期待して見ている観戦者に失礼であろう。