
ウクライナ情勢は?(28)__北朝鮮
紛争が始まって以来2年8か月以上になるが、ロシアは東部4州の
大部分を制圧したまま、ウクライナは新たにロシア本国クルクス州を
抑えている状況で、戦争は一進一退かロシアがやや優勢の状態で
膠着している。
ロシアは軍事物資の供給は今まで通りだが人員の不足が表面に出て
来ている。
民間軍事会社や囚人部隊が消耗し、新たな動員は国内の反発が強い
結果である。
そんな中、ロシアと北朝鮮は6月19日の首脳会談で「包括的戦略
パートナーシップ条約」を締結した。
ロシア、北朝鮮の「いずれか一方が武力侵攻を受けて戦争状態に
おかれた場合、(もう一方の国が)、遅滞なく、保有するすべての
手段を用いて軍事その他あらゆる援助をする」というものである。
ロシア国内ではまだ批准に至っていないが、北朝鮮からの武器の
供給などの実質的支援が進んでいた。
そして、最近になって、北朝鮮の兵士を派遣するような動きが察知
されはじめた。
米国防総省は28日、北朝鮮が約1万人の兵士をロシアに派遣し、
訓練を受けさせているとの見方を明らかにした。
米国はこれまで、派兵規模は3000人超と推定していたが、その3倍
となる規模の兵士が動員されはじめたと。
また、NATOのルッテ事務総長は28日、北朝鮮の部隊がロシア西部の
クルスク州に配置されたことを確認したと述べ、「ロシアと北朝鮮には
ただちにこうした行動をやめるよう求める」と訴えた。
ルッテ氏は、2022年の紛争開始以降、ロシア軍の死傷者は60万人
を超え、他国の支援に頼らなければ侵攻を維持できない状態にある
との見方を示した。
ロシアのプーチン大統領はこれらの事象に対して肯定も否定もして
いないが、否定していないという事は肯定しているという事。
10月末にはクルクス州で北朝鮮兵士が目撃されている。
北朝鮮の意図が取り沙汰されているが、外貨獲得(傭兵)や実戦経験
取得が目的で、見返りにロシアの衛星技術や核技術の支援を受ける
ことも目的ではないかと推測されている。
いずれにせよ、北の兵士たちはロシアの軍隊の一員として戦いに参加
するという事のようだ。
編成は若い兵士が主体で、実戦経験が少ない上、地理不案内で
コミュニケーションも円滑でないという。
そんな兵士たちがまともに戦えるとは思えないが、ロシア人の弾除け
として、使い捨てにされてしまうのかも知れない。
一方で、米国防総省は、北朝鮮が戦闘に加わった場合、米国は
ウクライナによる米兵器の使用に新たな制限を課さないと発表した。
また、韓国政府は今まではウクライナに殺傷兵器は供与してないが、
これを考え直すという。
明らかに周辺国もエスカレーションに向かう状況となっている。
ウクライナ紛争に関して、一番影響力が強いのは米国大統領選挙
であろう。
投票日は11月5日、すぐそこに迫っている。
大きな転換点になるのかも知れない。
ワシが思うに、ロシアも落ちぶれたもんだなぁってこと。
誤算に誤算を積み上げた結果、継戦能力に疑問符が付き、国内での
兵員調達に制限が出、選りによって、北朝鮮なんて国の支援を必要と
するなんて、3流国以下じゃんか。
伴なってプー公の権威も揺らぐだろうし、紛争後の経済低迷は
想像に余るほど沈下してしまうんだろうね。