悠釣亭のつぶやき -142ページ目

コメが安くなる

23日、新しく就任した農水大臣(進次郎氏)がコメ高値対策案を
提示した。
競争入札でなく随契にて放出、とりま30万トンで必要なら無制限
放出、R3・4年産60kg当たり1万円程度(5kgだと850円
ほど)

で店頭価格2千円、集荷業者以外の卸や小売りも対象でネット
通販も視野等々、必要な措置が満載されている。
この施策はコメの値段を下げるのに有効であると評価できる。


早速楽天が反応して、協力を約すなど動きが出ている。
恐らく、投機筋は戦々恐々だろう。
新大臣はヤクザもんとの喧嘩の仕方が分かってるようだ。
R5年米を倍額で落としたJAもええ面の皮ですかな。

多くの日本人は古米や古々米を食したことが少ないが、
いくら安くてもコメの味には結構うるさいもんだ。
「安いけど、品質が悪く、不味い」との評判が立たなきゃ、これにて
一件落着なんだけどね。

ま、2千円といったって、ブレンド米にしたりすれば、それなりの
値段にはなろうし、ブランド米はあまり下がらないだろうけれど、
今まで抑えてきた輩が一斉に放出するはずで、全体的に安値
方向へ動くことが予想される。
結果的に、割安で、消費者の選択肢が増えるということになる
んだろう。


問題はその後の農政の方向なんだろうね。
コメの増産をどうする、農家の所得補償は?コメ農家の高齢化
対策はどうする、生産性向上をどうする、大規模化は?農業の
企業化は?JAの関りは?国外への販路は?等々、長年放置
されてきた問題を終息させてゆくことが求められているんだろ
けどね。

コメは主食と言いながら、何の対策もせず、需要減に対して
減反で応じて来ただけの農政が今回の問題で一気に存在意義を
問われているような形になってしまったわけだ。

生産者がそこそこの収入を得、消費者が納得のゆく価格で購入
出来るためには、生産性の劇的な向上が不可欠だが、小規模
農業では困難だし、中山間地では集約も難しいな。
生産規模や地域別のきめ細かい支援策が必要なんだろうけど、
これは国が最も不得意とする所だしな。

日本人の原風景たる、美しい農村風景と、効率化を最大限
引き出した大規模集約農業が混在するような農政が果たして
実現可能なのか、これからが正念場ということになるのかな。

コメ農家の高齢化が進む中、待ったなしの状況なんだがね、


ま、高くて売れないコメなら、ODAの一環として貧困国に進呈
したら、大層喜ばれると思うんだが。
日本人がコメを主食として長く食して行くのなら、その辺まで
幅広に考える必要もあるんじゃなかろうか。