
英語と日本語の成り立ち
人類はアフリカから世界各地に拡散したと言われているが、
その間に言語も多様性を増したと思われる。
結果的に、こんなにも異なる言語が世界中に広まったわけ
だが、本稿は日本語と英語の成り立ちの違いについて
考えてみたい。
もとよりネイティブではないし、英語能力が非常に高い訳じゃ
ないから、アサッテのことを言うかも知れんので、不審を感じ
たら、ご自身でお調べいただくのが良いと思います。
日本人にはなかなか難しい英語だが、日本語と比べれば
大変論理的に出来てるし、訳の分からん表現法は殆んど
無いと言ってよい言語で、日本語の曖昧さに比べれば、
とても習得が容易な言語ではある。
「駅に行ってきてください」「この猫貰ってやって頂けますか」
って言われた外人は「どっちやねん」って思うだろね (^-^)
まずは、主語述語が明確である事、というか主語の無い
英語は、感嘆語や命令語以外には存在しないと言ってよい
から、誰のことを言ってるのかがよく分かるんだな。
日英を比べると、主語と述語が反転してるから、少しは戸惑う
けれど、「昨日は疲れた」って、誰が疲れたのかいなって事
にはならない。
英語では単数複数が明瞭だから、これも数値を扱う場合には
大変便利なんだが、日本人には不慣れなために、複数なのに
sをつけ忘れるし、ひとりっ子なのにchildrenと間違う。
日本語に冠詞が無いのは簡単で良いなぁ。
冠詞の微妙な使い方は、日本人には、英語の相当な手練れ
でも難しいもんね。
時制も同じで、日本人なら最後に「ました」とか「だった」を
付ければたちまち過去形になるが、英語では主語の直後の
動詞を変えなきゃなんないな。
自分が過去の話をしてる場合は特に自覚が必要だな。
英語には性のある名詞が少ないのが大きな救いだなぁ。
仏独人は普通に性別が分かるようだけど、日本人は強く
意識したり、何度も何度も発音して身につけなきゃ無理。
その上で冠詞が変化するから手に負えないな。
格の問題(I my me mine)も日本人には難しいけど、
I You He She It They だけの話で、独仏の如く全ての
名詞に当てはまる訳じゃないから、簡単な方なのかも。
一方で、日本語ってあまりに、語の意味を細分化し過ぎてる
所があるように思うんだな。
わたくし わたし 僕 俺 ワシ 自分等々、帰属集団内での
通俗的な言い方がそれぞれの語彙になってるから、集団外
には分かり難いな。
英語ではこれらはすべて I だけど、区別が無い訳じゃない。
一つは発音、一つは併せて使う動詞や形容詞で微妙に変化
させてるから、学校英語しか習わない普通の英語話者には
区別のつけようがない。
Love に至っては無限に意味が異なる。
hot cool child passionate true Platonic homosexual
等々、無限の接頭形容詞があるし、特定の語でニュアンスが
全く異なって来るな。
日本語ではそれぞれに語彙をつけようとするから、時に
異なる意味を感じることも多い。
また、欧州語圏の語彙の多さとその微妙な違いは日本人
には区別がつけにくい。
たとえば、fast quick rapid speedy early promptなどは何となく
違いを意識するが、正確には分かりようもも無く、発語として
何を選ぶかで、相手にはその人の英語力が筒抜けだ。
時には英国人が米国人かそれ以外かも見抜かれてしまう。
日本語ではアホとバカしかないけど、fool stupid idiot donk
が使い分けられるし、子供も年齢や知能程度で、infant kid
child juvenile boy girl 比較語のjuniorなど様々だ。
語彙が増えるにつれてますます難しくなるのが英語だし、
それが英語圏に少しずつ溶け込むということなのかも
知れない。
学校英語では絶対に理解不能な世界なんだな。
なんでこのように大きな差になってしまったのかはよく分か
らないけど、長年の生活の中で、その生活に適した形で
それぞれの言語が発展してきたんだろう。
日本の如く、人の移動が少なく、付き合う人が極く限られてる
社会では「言わずもがな」が通用するけど、そうでない社会
では、明確に区分けしないと誰がいつ何を言ったかが分か
らんかったんだろうね。
日本では特に、「かな」の発明が言語を多様化したように思う。
表記語を持たなかった時代には大陸からの漢字がすべて
だったろうけど、特有の言い回しには絶対に送り仮名が必要
になったと思われる。
漢語にはどこかしら欧米語に似たところがあるように思う。
例えば初夏と言えども、夏の初めか 初めての夏なのか。
日本人には、かながあってこその区別だけど、漢語話者は
前後の言葉の流れから、他の意味は考えられないんだろう。
これは欧米語にもそのまま当てはまる。
最近は似非英語やら簡略し過ぎ語が多くなって、古くからの
日本人には意味不明な言葉が増えた。
ま、時代の流れと言えばそれまでだが、格式高く香りを感じる
日本語が長く残って欲しいと思うのは既に古代人になって
しまったって事なのかな。
唱歌「椰子の実」をジックリと味わってみたい。