悠釣亭のつぶやき -113ページ目

危うい、〇〇ファースト

トラジイが掲げるアメリカファーストなる言葉はアメリカ人の
心に、少なからぬ心地良さをもたらすんだろう。
そして、言葉通りにその政策が実行されつつある。

〇〇には他にも、都民や日本人が入るわけだが、いずれも
その支持者には心地よい響きがあるようだ。
しかし、これには大きな危うさが潜在していると強く感じる。
以下にワシの持論を述べてみる。


まず、政治は誰のために行うものであるべきか。
〇〇のためにだけするべきものでないのは確かである。
たまたま、その集団が今は賛同している人が少し多いと
いうだけのことで、〇〇以外の人は貧困であって良い
訳がないし、その人達の他に多くの人達がいて、その意見
を無視して良い訳がないのだ。

次に、〇〇とは誰のことかということ。
それが世の中の意見を代表しているはずもなく、明らかに、
その集団の賛同者でしかない。
そうでない人はセカンド、反対する人はサード、それ以外の
人はラストになってしまうんだ。


例えば、2025年の東京都議選の結果で見てみよう。
投票率が47.6%で、半分以下しか投票しないのは、ま、
自己責任だから仕方がないとしても、意思表示した人が
半分だというのは事実。

都民ファーストの会の議席数は31で、第1党ではあるが、
116議席中の僅かに26.7%にしか過ぎない(投票数比率

では19.7%)。
それ以外はセカンド以下ということになる。

また、東京都には都民ではないが東京に通勤通学している
人が多い。
住民1316万人に対し、昼間人口が 1558万人となって
おり、この差分242万人はラストの存在だ。


1316×0.476×0.267=167で、たった13%にしか
ならない賛同する人達のために政治をしてもらっちゃ絶対に
ダメなのだ。


米国ではもう少し支持人数比率は多いけど、トラジイは
事あるごとに、民主党をバカにし貶す、セカンド以下の扱い。
外国人はラストどころか最早敵扱いだ。
米国以外の諸外国もラストに近い扱いだ。

最悪なのは支持者以外の意見にはまったく聞く耳を持たず、
反対意見は封殺し、具申者は解雇する。
自分を支持するアメリカ人の為だけの政治を目指している
ようだ。

論理は無視、他の意見も無視、反対者は叩き潰すのみ。
これを独裁者と言わずに何と呼ぶ。
ナショナリズムと独裁者はとても近しいのだ。


即ち、〇〇ファーストという言葉には、支持者にとって自分は
〇〇として選ばれた人間だという優越感が生まれるようだ。
〇〇なら全て、でないのは明らかなのに、自分ではそう信じ
ているようなところがある。

どんな支持者とて、その政策集団のすべての政策に諸手を

挙げて賛成という訳ではなかろう。
反対すればセカンドに落ちるのが分からないのかね。
いよいよ違和感が出てくればたちまちサード以下に落ちる
ことも。

 


人はだれしも多かれ少なかれ自分ファーストだし、自分の
所属する集団がファーストなのは仕方がない。
しかし、そこには自分と相容れない人達の存在が考慮され
ているのだ。

自分だけが良ければ、他はどうでもよいというのはまさに、
利己主義と言って、忌むべき性格だし、存在なのだ。
人は自分だけで生活するに非ず、他と協調して生きる存在
なのだ。

社会を円滑に進めるためには、分断ではなく、相互理解こそが
必要だし、人間特有の惻隠の情が働かねばならない。
自分さえ良ければよいという世界が何を生むのか、少し深掘り
してみたらどうか。

また、○○ファーストの究極がナチスでありヒトラーであった。
アーリア人ファーストで、それこそが最優秀、伊と日がセカンド、
英仏がサード、共産主義者やユダヤ人はラスト。
その結果が何をもたらしたかを人類は知っているはずなんだ
がなぁ。



既存政治に不満を持つ人が多いから、そこに付け込んで
あなたは〇〇だからファーストだよと言われて、心地良く
なって賛同するって事がいかに危険なことかを自覚すべき。
政策を吟味し、少しでも違和感を感じるなら、貴方はすぐに
でも、セカンドやサードに転落することを自覚すべき。

日本を取り戻すとかMAGAなどの惹句も同様の効果を
期待したもののように感じる。
美味しい言葉には毒があるって事を何度体験すれば
自分のものにできるのか疑うばかり。

まだ、「安心安全で豊かな〇〇の創造」ってんなら、どんな
政策でそれを実現しようと考えてるのか精査する気にも
なろうが、○○ファーストという言葉を聞くと、この詐欺師が
と感じるのはワシだけなんっすかねぇ。