さて、前回のブログで紹介した、ゲレンデV8のワンオフマフラー…
大変たくさんの問い合わせをいただきました…
①なぜ、ワンオフで制作だけで、製品化しないの?
②価格は幾ら…?
③本当に速くなるの?AMGのマフラーのほうがいいんじゃない?
とか様々でした
私のブログの文章力のなさなのか…
ここには書けない、とんでもない質問も多数よせられました…
とりあえず①~③の質問にはお答えします。
まずは①の、なぜ製品化しないの…?というご質問…
ゲレンデヴァーゲンがいくら人気があっても、その車輛台数の問題と、
この、フレームと車輛の小さな隙間を2本もの太めのパイプを通す精度…
AMGのように細くしてしまえば、ボディに干渉することはないのですが…
ここはトルク・パワーの最適値をださせるためには、重要な部分なんです
細くしてごまかすくらいなら、ワンオフにして、車輛ごとにベストな状態にする…
ゲレンデを乗られてる方ならご存知でしょうが、
ゲレンデの製造ラインは、何十年も前から変わりなく、
そこで作られる車輛は、一つ一つ、手作り感のある(そこが味といえば味なんですが)、
悪く言ったら、最新のメルセデスの車輛精度とはかけ離れている…といえます
それも一つの要因となってのワンオフ制作です。
②の価格についてですが、
車輛を預かって、10日から、2週間…職人が手作りで作っていくわけですから、
その、時間も考慮すると…¥500,000前後にはなります…
AMGのマフラーと変わらないですね…
名前をとるか…
性能をとるか…
ようは、この言い方が一番わかりやすい
これは③の答えにもなりますね
AMG のマフラーが悪いといってるんじゃないんです
マフラーだけAMGにして、速くなるわけがないんです
AMGのエンジンに装着して、初めてその性能を発揮するんです
ノーマルの500のV8に装着したって、スカスカになるだけです
NAの場合、吸入スピード(吸気)をあげて、初めて(排気量アップもそうですが)
排気効率(排気スピード)を上げる必要性が発生します
まぁ・・・ 音だけ変われば・・・ という方にはいいと思いますが
やはり、ここ十数年…
車検対応マフラーという製品がマフラーの主流となっていたため、
マフラーは、音を変えるだけのパーツ…
って思っているお客様が多い
車を、チューニングするのが本業の私としては…
実に悲しい感想でした
確かに【車検対応マフラー】という違法性のない商品の出現によって、
シャッターを閉めて、マフラー交換をするタイヤ屋さんの数はへったと思います
藤壺さんも、トラストさんも、それまで、サスペンションしか作っていなかった、タナベさんも、
車検対応マフラーの出現によって、大量の受注と、業績の向上を経験できたと思います…
でもね…
そのお陰で…
マフラーの交換 = 排気の音を変える = エンジンの馬力・トルクは変わらない
みたいな、若者の安易な公式を作ってしまいました
NAの場合は特にです
そこで、私は声を大にして言いたい
車検対応マフラーを装着して、もし15馬力出力が上がってしまったら・・・
ブレーキの強化から、足回りの強化、フレーム剛性の強化・・・などなど、
あらゆる安全上の改造が、車検制度のなかでは必要となるんです
逆をいったら、
車検対応マフラーでは、せいぜい5馬力もあがらない・・・
音だけは、変わります・・・
ということなんです
だから、今日の題名・・・
車検対応のマフラー交換に、ユーザーが、甘い夢を追わないようにするために、
これからは、【音だけマフラー】 と呼びましょう
さて、このマフラーを装着したあとに、今回は、
ゲレンデ専用の、E-FORCEダイレクトインテークKIT・・・の装着です。
ゲレンデヴァーゲンV8用、ダイレクトインテークKIT
ダイレクトインテーク65 2 X 16,200 =32,400
E-FORCEスパークプラグ 16 X 2,700 =43,200
E-FORCEクーラント100cc 2 X 15,120 =30,240
E-FORCEバッテリーオルタネータ 6 X 1,800 =10,800
E-FORCEインテークマニホールド 8 X 2,700 =21,600
合計 ¥138,240
KIT特別値引き △3,240
ゲレンデヴァーゲンV8専用 KIT価格 ¥135,000
今回、このゲレンデに装着して、
たいして変化がなければ、KIT制作は、しないつもりでした。
ワンオフマフラーだけで、かなりトルクも、拭け上がりも、パワーもアップした、
このゲレンデが、はたして、もっと POWER UP するんだろうか・・・
正直私も、自信はありませんでした
まず装着してみることに…
黄色の部分は、プラグ・・・スリーバルブのため、一気筒につき2枚づつ使用するため、計16枚使用しますが、このプラグに施工することによって、エンジンの静電気を大幅に減少させ、エンジン本来のカタログ値に近い性能にしてしまいます。(画像はありませんが、専用工具で、プラグコードを抜いて、先の部分の鉄の部分に、よく脱脂して、貼って下さい)この作業が一番めんどうかもしれません(メルセデスの専門店で、やってもらいましょう)
そして、緑の○の部分はエンジンカバーのしたのインテークマニホールドにに貼ることによって、若干の吸入抵抗となっているダイレクトインテークのロスを、インテークパイプの吸入抵抗を静電除去によるチャンバー効果によって、相殺します。
紫○の部分は、オルタネーターの静電除去によって、車輛本来の電気の流れを回復させて、CPUなどから混入してくる電気ノイズに対しても、強力なバリヤー効果を発揮します。
これと同用の施工を、後部シート真ん中の床下にあるバッテリーのマイナス端子にも施工します。
そして、最後の水色○は、エンジン全体を駆け巡るクーラントにE-FORCEの静電除去剤を注入(★この作業は十分エンジンが冷えていることを確認したあとに行わないと、クーラントが噴き出して火傷の恐れがありますので、十分に注意してください)
そして、約5分間アイドリングしたあとに、アクセルを5,000回転位までふかしこむ行為を、
10回ほどしてください。
マフラーに顔を近づけて、排気の臭いを嗅いでみてください。
ガソリンの臭いがなくなり、
ヤカンで、水を沸騰させたときのような水蒸気がでてきたら
終了です。
さて・・・
どのように変わったのでしょう・・・
まず車に乗り込むと、
アイドリング時のエンジンの音が、かなり小さくなっています
静粛性が、2ランクくらいあがっています
逆に、同じボリュームのはずのオーディオの音も、大きな音に聴こえ、
音質も、まるで、スピーカーを交換したかのように、高音質に感じます
(これは、E-FORCEを施工されたお客様が、皆さん仰ります)
さて、ドライブに入れて走り出すと…
いきなり車が後ろから何かに押されているかのごとく走り出します
大袈裟でなく、車輛を押されていると思うほどのトルクアップ
それ以上に、アクセルの反応【ツキ】が異常に鋭い
そのまま、アクセルを踏み続けると、一気に7000回転位まで、吹きあがり、
加速を続けます…
最も課題とされていた、2500回転位までの、トルク不足は全くきになりません
わざと、信号で止まって、何回も、3500回転くらいまでアクセルを踏んで発進しては、
アクセルを抜いて1000回転位まで落として、また3000回転まで、踏み込む・・・
このような運転をDレンジのままで、行っても、アクセルのレスポンスは異常によく、
その度に、背中を押されるように加速します
大袈裟でなく、スーパーチャージャーがついていない時期のAMGのG55より速い…
じゃないかな・・・って思います(あくまで、私の感想ですが…)
お客様は、マフラーがノーマルの状態から、
いきなりこの状態になって、車輛を渡されるわけですから…
いったいどんな反応を示すんでしょうか
キーを渡して、店の周辺を乗ってきてもらいます
帰ってくると…
もうニッコニコです
普通に感想を話してるのに、顔が緩んでいます
『 ○×さんに感謝しないと・・・
こんなに変わるとは正直思っていませんでした・・・
一応、原理の説明や、ネットでの情報は集めて理解していたつもりですが・・・
全く、予想以上です
マフラーがいいんですか
E-FORCE が凄いんでしょうか
どちらにしても、常務が言っていた、車がまったく別物になるよ・・・
の意味が、今、わかりました 』
と大喜びです。
ちなみに○×さん とは、横浜方面のヤナセのセールスマンで、
自分の担当するお客様が、改造をしたいとき、
当社のクオリティーを信頼して紹介してくれます
お客様の改造までを面倒見てくれる、素晴らしいセールスマンです
帰りの東名高速に乗ってからも、また、お客様から、電話があり、
車のトルクが、高速でも上がっているのがわかり、
このままだと燃費なんて、きにしてなかったけど、おそらく15%以上伸びるんじゃないか…
ガソリンタンクの残量が全然減らない…
と仰っていました
今回、ワンオフマフラーと一緒にE-FORCEを施工しましたから、特別感動されたのでしょう…
大袈裟でなく、このセットは、感動させてくれますよ
長くなりました
最後まで読んで頂き、ありがとうございます。