吃音のお子さんの訓練について。。。 | 言語聴覚士(ST)のつぶやき

言語聴覚士(ST)のつぶやき

小児のST(言語聴覚士)をしています。
訓練方法などはあまり書く予定はなく、訓練室での出来事を書いています
※個人情報がわからない様に書いています。

発達がゆっくりなお子さんの言語訓練をさせていただいています。
とあるクリニックで常勤で働いています。


吃音ポータルサイトより引用

「吃音」とは、語頭音を繰り返したり(「わ、わ、わたし」)、引き伸ばしたり(「わーーたし」)、つまったり(「・・・わたし」)して、滑らかに発話ができなくなる状態のことをいいます。「吃音」のことは、少し前までは「どもり」と呼ばれていました。しかし、今では、「どもり」という言葉は差別的な意味合いが強いため公式な場で使用されることはありません。



つい最近、2月10日から12日まで、リッカムプログラムを受講してきました。(横浜で開催)
リッカムプログラムとは、6歳くらいまでの幼児さん向け吃音改善プログラムです。
オーストラリアから講師を招いて、通訳さんに訳してもらいながら、進みました。

実は私、言語聴覚士になりたての頃、吃音の訓練を実施していませんでした。

その頃は、あまり問い合わせがなかったのと、名古屋まで出ると、吃音専門のSTがいるので、そちらを紹介させてもらっていました。

(私は愛知県在住)

しかし、ある日、その吃音STさんが、

「全国から希望があり、数十人待ちの状態が続いているため、他の小児STさんにも吃音の子を受け入れてほしい。」

と依頼がありました。


そして、吃音訓練を開始したのですが、、、、


私、吃音をなめてました。。。。。


こんなにも親子で苦しんでいるとは、申し訳ないほど知りませんでした。

それなのに、吃音訓練を実施している施設が圧倒的に少ない。

行き場のない親子であふれていました。


それを知ってからは、積極的に受ける様になりました。

今まで何人もの吃音のお子さんを送り出しましたが、吃音の訓練方法は、お子さんの年齢によっても、幾つかの方法があります。

また、お子さんと同時に、親御さんの悩みがとてつもなく深いので、一緒に伴走できるように、日々情報収集しています。


もし、吃音のお子さんが言葉につまってしまったら。。。。

黙って話終わるまで待っていてください。

決して、相手の言おうとする事を先に言ってしまったり、「落ち着いて!」などと言わないでください。

「からかい」などはもってのほかです。

親御さんは学校や園の先生にすぐに報告して、対処してもらって下さい。



私は、小児ST(言語聴覚士)であると同時に、自閉症児の保護者でもあります。

★プロフィールはこちら(https://profile.ameba.jp/me)。

★私の最初のブログはこちらへ↓『自閉症児の保護者が小児ST(言語聴覚士)になることって珍しいみたい』発達がゆっくりなお子さんの言語訓練を十ウン年やらせていただいています。 周りの小児言語聴覚士(以下ST)を見回してみると、STになって結婚し出産したら、子ども…リンクameblo.jp