人に喜ばれ、でも人が嫌がる仕事には功徳が多いという話 | ザ!布教~立正安国への道~ 地域密着編

ザ!布教~立正安国への道~ 地域密着編

日蓮宗太生山一心寺僧侶の法華経広宣流布、立正安国のため、日々の活動を記録いたします。


信徒の方が草取りしてくださいます。


暑い日々ですが、草もどんどん大きくなりまして、色々な作業の合間ひ畑とお寺と草刈りや草取りしています。草取りを余分な作業ということには考えていませんが、(大事な修練と思います)そんな大変さを見かねて、ご信徒の方も草取りをしてくださいます。


これだけ暑くなったら、草取りを進んでしてくださる 菩薩のような人はそうそう現れませんが、一心寺にはお一人、進んでしてくださる方がおられます。


草取り名人と呼ぶにふさわしい方で、とても綺麗で丁寧な草取りで、しかも暑くてもイライラすることなく穏やかに、むしろ、草取りを楽しんでいらっしゃるようなお方です。


人が余りしたくない仕事は決まっていますが、そんな仕事を進んでするというのは、計り知れない功徳と思います。


こんなエピソードがあります。


よく当たる占い師が道を歩いている人を見て、「あの人は死相がでている、明日死ぬだろう」と言われ、弟子によく見ておきなさい、とその人を見ておくように、と後をついて行かせた。


翌日、弟子が戻ってきて、「死んだか」と問うと「元気です」と答えた。おかしいと占い師は言ってその人を見た。すると死相が消えていたという。


弟子に昨日何があった?と聞いて、弟子は「特に何もありません」と答えた。そんなはずはない、死相が消えるくらいだから、何かあると。


「そういえば、公衆トイレに入り、一度出て行き、またバケツを持ってトイレにやってきました。そのあとその人が出たあとトイレに入ると、トイレがとても綺麗でした。そういうことはありました」と答えた。占い師は「それだ」と答えたという。


人の気が余り進まないトイレ掃除、しかも公衆トイレを掃除した、という功徳によって寿命が延びたというお話です。


人に喜ばれ、でも人がしたがらない嫌な仕事をする、好きになる。これは計り知れない功徳だと天からのお告げでしょう!