彼(夫)と話していた時、

「イイ感じのバイクがあってさー、

欲しいんだよねー」と突然言って来た。

 

私は、宥めて現状を再認識して貰う為

話しをして「バイクを買う時期でないでしょ」と

言いました。

 

それからも何度かバイクの話しをして来ましたが

「買える時期が来るからね」等

適当に話していました。

 

 

ある冬の寒い日、

私は自宅(実家)に居ると遠くから

バイクの走行音が聞こえて来ました。

 

その音は、段々と近付いて来て、

我が家の前で止まりました。

 

 

嫌な予感がして・・・

外を見ると彼が「ヨッ!」と手を上げていました

 

 

私は無言で彼を家に迎え、

私の部屋へ入ると彼は「買っちゃったハート」と言い

「お前に見せたくて来ちゃったピンクハート」と続け

その言葉に呆れて何も話したくなくなりました。

 

 

気持ちを落ち着かせてから私は

いくらしたのか?

一括現金払いなのか?

色々、聞きました。

 

 

新車では無く、中古車だったので

価格は思ったよりも高くありませんでした。

 

確か、ボーナスが出たばかりだったかで

現金一括払いして来たと思います。

 

 

それにしても、あの時は本当に呆れました。

 

 

今、振り返ると、別れる理由はあったのに

私は何故、別れを切り出さなかったのだろう・・・

そう自分自身の愚かさが嫌です。

 

結婚しなければ良かったと心底思います。

 

 

 

結婚へ向けて経済的マイナスを減らす為

彼(夫)が当時所有していた車を処分して

車のローンを返済する事になりました。

 

ローン完済は出来なくても返済金額は減り、

その分、結婚に向けて貯金をする事になりました。

 

貯金は、私から始めて

彼は、ローン完済してから始める事にきめました。

 

車に関する手続きは全て彼が行ってくれました。

 

 

私は、そう信じていました。

 

 

暫く経ったある日、私は彼に聞きました。

「車のローン返済金額は、あと、どれ位あるの?」

 

彼は、その場では判らないので

帰宅したら調べてみると言い、

その後、調べた金額を教えてくれました。

 

返済金額を聞いた私は

「え?金額多くない??」と思い、

彼に確認すると・・・

 

車は売ったのですが

得たお金をローン返済へしていなかったのです。

 

返済していなかった理由は「忘れてた」の一言

そして、

そのお金はあるのか確認すると

「使って、もう無い」

何に使ったのかと聞くと彼は

「判らない・・・」と言うのです。

 

もう呆れて言葉が出て来ませんでした。

 

本当の事を話しているのか?

車を売り、大金が入り気持ちが大きくなり

何かを購入したりしてしまったのか?

確信犯なのか?

今でも分かりません。

 

あの時は、お互いに実家へ住んでいて

彼のお金の管理を私がする事は出来なかったので

今でもどうしたのか分からずにいます。

(もう関係ないですけどね)

 

 

これ以降、借金を重ねて行く事になります。

 

 

 

 

夫(当時、彼氏)と

交際して半年程経った頃、

私の妊娠が判明しました。

 

その事を伝えると、

「産んでくれ!結婚しよう!!」

とても喜び、そう言ってくれました。

 

そして、お互いの両親へ報告し、

結婚の許しを得ようと二人で話しました。

 

けれど、

彼の両親が反対したらどうしようと

私は不安な気持ちでいたので

彼に「お父さんとお母さんが反対したら・・・」と

言いかけると

彼は「説得する!説得して絶対に結婚する!!

だから、安心してくれ!」と

力強く言ってくれました。

 

私は、自分の両親へ伝えると

一瞬驚いていましたが賛成してくれました。

 

 

次の日、両親へ伝えた彼は

「ごめん・・・今回は諦めて欲しい。」

 

私は、頭から血の気が引いていくのを感じ、

目の前が真っ暗になったのを今でも覚えいます。

 

一瞬、言葉に詰まり、一拍置いて

「どうして?お父さんとお母さん、何て?」と

恐る恐る聞くと

 

「説得しようと話したけど、反対された・・・」と

彼は落ち込んでいました。

 

 

彼の両親の反対理由は、

順番が違う!結婚してから妊娠だろ!!

お前は、まだ若過ぎる!

経済的に家族を持つのは無理!

等々・・・

いろいろ言われ、自信が無くなったとのこと。

 

 

私は、尊い小さな命を守りたくて、

彼と話し合いをしましたが平行線でした。

 

この様な状況が一週間くらい続きました。

 

その間、私は

「産みたいというのは私の我がままなのか?!」

自分の立場だけでなく、

彼の立場や目線になり考えました。

 

けれど、

小さな命を葬る事は出来ない!したくない!!

妊娠を継続して産みたい!

この世の中へ迎えたい!会いたい!!

気持ちは揺れましたが決意は変わりませんでした。

 

この事を伝えると、彼は涙を流し

「俺の事、これ以上、困らせないでくれよ・・・」と

言いました。

 

 

私の両親は、この間の様子を見ていて

「今回は諦めなさい・・・

彼とご両親が望んでいないのだから

この子が生まれて来ても可哀想よ」と

言われました。

 

私は、その夜、

小さな命をお腹に感じながら

その子に話し掛け、泣きました。

 

 

数日後、中絶手術を受け、小さな命を葬りました。

 

 

この日前後の事は、殆ど記憶がありません。

 

 

帰宅後、彼の自宅へ電話をして、

彼のお母さんへ謝罪をしました。

 

お母さんは

「今回は残念だったけれど、

産める時が来るからね。」と

仰ってくださいました。

 

 

「私は自分の子供を殺した」という思いが

この日から今でも強くあります。

 

 

この事があって

彼(夫)と彼の両親へ

不信感を持つ様になりました。

 

何故なら、

私の体や心を気遣う言葉は全く無く、

両親に関しては自分達の息子(彼)の事しか

考えていないのが伝わって来たからです。

 

今だから冷静に判断出来るのですが

この時、別れておけば良かったと思います。

この後、

起きる事を全くわかっていなかった私です。

 

 

 

初めまして、アイです。

私は、夫とその家族に身も心もボロボロにされ

殺されました。

 

どの様な事をされたかを記します。

 

このブログを始める理由は、

あの時の私自身と向き合い

自分を取り戻す為です。

 

私が経験していた頃は、今の様に

相談する場所、逃げ場所はありませんでした。

 

長い時間が経っていますが、

今でも悪夢にうなされ

苦しい日々を送っています。

 

この苦しみから解き放たれたいです。

 

 

お願い

同じ様な経験をされ、フラッシュバック等

体調を崩される場合があるかもしれません。

 

その様な場合は、ご無理なさらず、

お読みになるのを止めてください。

 

現在、危険な状況下にある方は

命(心身共)を守る為に逃げてください。

 

私の様な経験をしない世の中になって欲しいと

心の底から思います。