あんにょん
年末年始のバタバタですっかり間が空きました
昨年末は奇跡的にケーブルテレビの懸賞でMAMA in JAPAN チケットをゲットして観てきたので、宇宙キタ!神化か!?と色々と書きたいところでしたが…
なーーんと!公式から「花様年華」のマンガ花様年華pt.0<SAVE ME>配信と小説が発売に!!
こ、公式の解答が来てしまうということは…この考察ブログはもう続けられない!?
長男はホレ見たことか!と「いよいよドロンだな~!」と嬉しそうだし(←家事がおろそかになってるのは反省)
マンガを4話目まで読みましたが、きれいに今までのMVシーン繋がってますよね~
私は「Blood Sweat & Tears」前までで考察ストーリー書いちゃったので、ジンが皆をもう一度戻してやり直させるという話にしてました
でもその後、「Highlight Reel」でジンがタイムリーパー!って設定がわかったんですよね~
その後の「Notes」もどんどん遠ざかって、私のは裏ストーリー!って言い張るのも考察できる環境だったからであって…
これが公式の解答ですって来たらさすがに考察ブログは続けにくいですよね
でも、背中に羽の生えるテテとか、目隠しされてるジミンとか、宇宙とか今までの伏線もきれいに回収してくれるんでしょうか?
他グループにもあちこち現れるピミル(31回参照)のキーワードやシンボルたちもありますよね…
調べていくうちに知ったのですが、そもそも古代エジプト由来のピミルはホルス、オシリス、イシス神を崇拝しているようです
ビッヒ公式からはエジプトはまぁ出てこないだろうけど…りえっぺ説捨てがたいんですよね…
モンモンとしていたら新しいHyundai CMが投下され
りえっぺ@yasutorinoわぁ〜 月🌕来たーー!!! ワンカット目の月は反転してるし テテ 唾ゴクンしてるし… 森から段々と月(楽園入り口)が近づく…胸熱😆 https://t.co/EXuy5zVPzr https://t.co/GeaTWHHOhy
2019年01月21日 11:43
月じゃん!!なぜか最初反転した月のカットだったけど、決意したかのように唾をゴクンしたテテが楽園の入り口であると考察した月を引っ張ってる~
とすぐさまこじつけスイッチが入る私
どうしましょう?もう少し様子みちゃおうか?ww
年末でしたかね 過去の公式インスタの花様年華の頃の写真に新しくタグが増えたと話題になりました
話題になったのは#WAYtoYOU
年末歌謡祭の中で出された「Who Are You」の頭文字で「WAY」ではないかという考察をみかけました
だってだってMAMA終了後に私にとって衝撃的なものが投下されたんですよ!
Bighit公式から突然『デミアン』『愛の技術』『ユング魂の地図』の三冊の本が発売になったんです!
「Epiphany」で出てきた「魂の地図」という言葉はなんとユングの本のタイトルだったんですねーーー!!
そのきっかけは、たまたまコンビニで見かけた「マンガでわかる!フロイトとユングの心理学」という本をパラパラめくった時に「夢判断」「錬金術」という言葉に目が留まり、
「自分自身の存在に目覚めようと備えつつある思春期の世界であるようだ」
という一文が「Love yourself」、「Wake up」や「花様年華」みたいだなと感じて買ってきて読んでみたんです
そうしたらなんだかバンタンストーリーに近いものを感じちゃったんですよw
そして今までたいして詳しくないのにこじつけ考察してました
皆さんには突然ユングとか言い出してどうした?と思われてたかもしれませんが、公式から「ユング魂の地図」が出されたら、やはり関係あったのか!?と私は喜んじゃいますよ~
そしてさらに
BTSのシュガが アミ5期に推薦した本が
パウロ・コエーリョの<錬金術師>
推薦理由 "難しいが読む価値のある本だ”
シュガが薦めてくれたくれた本がなんと「アルケミスト(錬金術師)」というピラミッドを目指す物語だっていうじゃないですか!
これまた私は錬金術もこじつけてきてましたよね~wwいよいよビッヒからのネタバラシが始まったのか!?と小躍りするくらい喜びましたww
早速図書館に予約したら「ユング心(魂)の地図」と「愛するということ(愛の技術)」「アルケミスト(錬金術師)」が一度にやってきてしまい、返却期限に追われ三冊同時読み!という大変な年末年始でした(笑)
そうしたらね、なんだかこの三冊が言ってることって語り方はかなり違いますけど、深い所では同じ内容なんじゃないかな?なんて感じちゃいました
今回は一番読むのに時間のかかった「ユング心(魂)の地図」についてご紹介したいんですけど、読む予定のある方はスルーしてくださいね!
公式からこの本が発売になり、心理療法家の大塚氏が呟いていたので、思わずリプしちゃったんです
大塚紳一郎/【新刊】ユング『心理療法の実践』@woodcutter0825こちらはBTS(防弾少年団)の公式グッズサイトだと思うのですが、マリー・スタイン先生の『心の地図』の韓国語版が販売されているようです(残り2冊は『デミアン』と『愛するということ』) これは彼らの曲やツアーと関連があるのでしょうか?… https://t.co/6ohMMiGTrn
2018年12月16日 07:19
この方、著者のスタイン氏とお知り合いで、お伝えしたら喜んでいたそうで、
「ここに挙げられた三冊には人間が心理学的な意味で成熟することの難しさという共通のテーマがあるね、成熟をテーマにした本を若いスターが紹介しているというのが素敵だね」
と仰っていたと教えてくださいました!
著者のスタイン氏はアメリカのユング派分析家、本の内容としては「ユングは自らを心の探検家にして地図製作者とみなしていた。心こそ彼が探検した未知の領域であり、その理論は人々を誘う地図である。ユングの著作を丹念にたどり、その理論の根底にある深いヴィジョンの統一性を明かす格好の入門書」とあります
ユング心理学の入門書のようですね
しかし読んでみると、心理学ド素人には、ひとつの文章が長いし、なかなか使い慣れない言葉も多いので難しい…
皆さんにお伝えしてみたいので、ド素人ながら抜粋したり要約して、青色文字(アプリでないと色変わらないかも?)で本文をご紹介しつつ、ちょこちょこ横やりを入れていきます(それによって意味違ってきたらどうしよう…)
その前に私の今までユングとこじつけていた回を復習がてら貼り付けておきますね~
↓
~86 「デミアン」とユング&「AWAKE」「FIRE」再考編~
「ユング心の地図」
(JUNG'S MAP OF SOUL)
マレイ・スタイン
入江良平訳
“ユングの思考の源泉及び由来はいまだ詳細には明らかにされていないものが多くあり、彼はゲーテ、ニーチェなど多くの思想家の恩恵を認めている。
中でも重要なのは、彼が自らを古代のグノーシス主義者や中世の錬金術師の系列に位置づけていることだ。
研究と経験のすべてからユングは人間の魂の地図を描いたのだった。
彼の地図は道を示すが、明確な内容を提供してくれるわけではない。それは私たち自身が発見しなければならないのだ。”
ニーチェなどから影響を受けたユング、そしてはい!グノーシス主義と錬金術出ました~
ユングの魂の地図は、私たちに自分で見つけるべき進む道を示してくれる…これなんだか#WAYtoYOU に繋がる気がしちゃう
“著書「アイオーン」には、自我、影、アニマ、アニムスと言った心理学的概念に関するユングの最も凝縮された議論が含まれている。自我は一種の鏡であって、心はそこに自分自身を認め意識できるようになる。
ユングにとって自我は意識の決定的の中心である。自我のこの核心が肉体の死によっては消滅せず、永遠の安らぎの場所に行くとか(天国、涅槃)、物質的次元で別の生に再生する(輪廻)という多くの人々の強い直感や信念を説明するものなのだ。
自我という意識の中に組み込まれたこの鏡のおかげで、私たちは自分が存在すること、そして自分が何であるかを知ることができる。”
「アイオーン」とはグノーシス主義の神的存在の名称の意味を持ち、WINGSショートフィルムで出てきたアブラクサスもアイオーンの一人です
ユングのマンダラにもアブラクサスが描かれていました
自我は死で消滅せず、楽園や涅槃(NIRNVANA)に行き、別の生に再生する
NIRVANA (安楽の境地)のTシャツは良く登場していましたね
“自我はどうやらはじめは外界との衝突から生じるらしい。
さらに外界と衝突を重ね、内界とぶつかり合いつつ成長をとげて行くのである。
ユングによれば自我を成長させるのは彼が言うところの「衝突」なのである。
別の言葉で言えば葛藤、困惑、苦悩、悲しみ、苦痛といったものだ。それらが自我の発達をもたらす。”
自我の成長のための葛藤、苦悩などは、花様年華のストーリーで皆経験しているのだと思いますが、MAMA(赤と青)のパフォーマンスや「RUN」MVシーンで「衝突」を表現することもあったように思います
“夢は無意識的イメージであるコンプレックスから作られる。ある程度の期間にわたって夢を観察していると、そこには夢見手のコンプレックスがどのようなものかを描き出すようなイメージ、パターン、反復、そして主題が提示されていることが見えてくる。”
テテと夢見共有する(りえっぺ説)ことによって、何について悩んでいるのか、苦しんでいるのか見えてきましたよね
テテの心は凍りついていました
“コンプレックスは後の経験によって修正することができる。心理療法による治療は、凍りついた記憶イメージの解凍作業が含まれる。心理療法は人格構造をある程度まで構築しなおすことができる。
というのも、それは治療の様々な段階で、感情転移を通じて治療者に、父親と母親の両方の代役を勤めることができるからだ。
治療者によって、患者はこれまでとは違った形の両親像を経験し、古いコンプレックスに新たな資料を加えて、その中に、あるいはその上に新しい層を築いてゆく。
虐待する親イメージの過酷さはやわらげられ(鎮められ)、新しい構造によって補われるのだ”
ブログ90回で書いた心理療法劇「Magic shop」や、私のこじつけ説夢見共有テテ救出大作戦と似たようなことでしょうか
“一般的に言ってコンプレックスはトラウマによって作られる。
「自分の本性を肯定できないところに由来する道徳的葛藤」によってもコンプレックスが生み出されたり、強化されたりすることがある。
周囲とうまくやっていくために社会的なペルソナ(仮面)を作り出す”
はいペルソナ(仮面)ですね~
“コンプレックスは何の予告もなく噴出して意識に侵入し、自我機能を占有する能力を持っている。中世においてはこのコンプレックスとの同一化は憑依と呼ばれていた。憑依においては、自我の性格とスタイルには属さないような人格特徴が露骨に現れる。
この内的な対立者が突然現れて自我を圧倒し、その人は悪魔に憑依され、かつて意識が最も大切に守ってきたものを冒涜する。
コンプレックスはその目的を達成し、エネルギーを放出し終われば、再び無意識の中のより潜在的な状態に復帰する。”
“前進において、リビドー(本能エネルギー)は生のために利用される。ところが同じ人が重大な失敗やショックな経験をした時、リビドーの前進は止まり、生への流れが逆転するかもしれない。それは退行し、コンプレックスを活性化させる。
前進はこの世に対する適応を促進する。
これに対して退行は、逆説的にも新たな発展の可能性を導く。退行は内的世界を活性化させるのだ。”
「young forever」の「夢、希望、前進、前進」という言葉から、良く私は前進という表現を使ってましたが、ユングが使う言葉でもあったんですね
前進するのは良いことだが、逆に退行(未熟な状態へ戻ること)も悪いことではなく、自分自身の内面とより向き合うことになるんですね
水が逆流したり、飛び降りたり、元に戻っていくような描写がありましたが、後ろに戻るという意味で退行を表していたのかもしれません
“内的世界が活性化されると、人はそれに取り組まざるをえず、その後でその結果を考慮に入れた生への新たな適応を強いられ、最終的には外界への新たな適応を導き、リビドーは再び前進へと動き始める。
そのとき人はより成熟している。
まさに無意識(コンプレックス、個人的な過去、弱点、欠点など、退行の間に浮かび上がってきた一切の厄介で苦痛なこと)と直面したおかげだ”
シンボル辞典(クーパー著)には「鏡は真理、自己意識、人間の自己認識である」とありました
まさに花様年華での苦悩を経て、そこを抜け出し、成長していくバンタンストーリーの過程みたいですね
“元型というユングの考えの起源は、神話を研究していた時期だ
ユングがその考えを得たのは船旅をしている間に見た夢からであるらしい
彼は夢で現代から古代、そして最後には先史時代、旧石器時代と降りたのだった
「その夢は私にとって心の下にある集合的なアプリオリについての最初の予感だった」”
「夢は砂漠の青い蜃気楼
僕の中の深いところにアプリオリ 」 ーEuphoria maimuさん訳ー
「Euphoria」歌詞でも夢、アプリオリ(先験的、先天的)と出てきました
元型とは、何度か書いてきましたが、夢のイメージや象徴を生み出す源となる存在であり、影、アニマ、アニムス、自我、太母など、また仮面(ペルソナ)、自己(Selbst)などがあります
“ユングは患者の女性の夢イメージを解釈するためにそれと関連した数多くの神話、おとぎ話、宗教的モチーフを世界の隅々から拾い集めた。彼はこれらの類似に驚嘆した。
なぜこの女性はエジプト神話の、オーストラリア原住民の、アメリカ原住民のイメージや主題と似たものを自然に産出したのだろうか。
彼はこれらの事実を自分の夢と結びつけ、自分が無意識の集合的層の存在している証拠を発見しつつあることを理解し始めた”
さあ、エジプト神話も出てきましたよ~
“はじめは混沌として多様であったイメージが、一定のモチーフや形式要素へと凝縮され、主な特徴は、混沌とした多様性と秩序、二元性、明暗・上下・左右の対立、対立が結合して第三の者が生まれる、四位一体(四角、十字)、回転(円、球)へ、そして最後に中心化および放射線による秩序化であるが、これは大抵は四者構造に向かう”
今までにも相反する二極性の対立したものが統合して新しいものになると書いてきてました
ただ、三位一体ではなく、四位一体なんですね
ユングは父と子どもと神(精霊)の三位一体にあえて悪魔を同格で追加し、四位一体論を展開したようです
“悪が神の中にも存在し、人間の本性には、共存していくよりほかない、克服・根絶不可能な実体的な悪としての「影」が具わっていると説き、悪が人間の中に存在するということを主張しました。
ユングの宗教的倫理とは、善悪両面的な神との関係の中で、人間が意識において善と悪の対立を統一し、あるいは意識において悪を善によって制御するという考え方だったようです。”
だいぶグノーシス主義の影響を受けた考え方のようですけど…私説バンタンストーリーでも自分の中の悪と向き合って超えていきましたね
↑二極化の統合の後、四位一体を表すのに四角、十字とあり、円へ進んでいくとあります
復活前の水槽や他グループの立方体などは、四角を表していたのかな?
十字といえば、ちょうど「LOVE YOURSELF」にも+がつきましたよね
あら、ユングは一回で終わらせて、忘れないうちに「愛の技術」や「アルケミスト」のことも書きたかったのに前置き長すぎて文字数制限きちゃった←いつもだろ
せっかく読んだので…つ、続きますっっ
※文献、画像お借りしました