先週、愛車のPCXのヘッドライトが、出先で切れた。夕暮れ時だったので、家まで薄暗い中をノーライトで帰る羽目になった。

 

 以前も書いたが、僕は車やバイクは中古主義なので、昔から修理や取付など趣味も兼ねて自分でしてきた。

 パンク修理は、自転車はもちろんバイクも車もやるし、バイクのタイヤを車体から外し、ホイールからゴム部分を外して新品につけ替え、また車体に取り付けることもやってきた。そのための大型のコンプレッサーも家に常備してある。

 大学時代に初めての愛車;日産チェリーが、夜中に国1でファンベルトが切れて動かなくなったときなどは、懐中電灯とマニュアル片手に、路肩でエンジンルーム内のファンベルトを交換したことも。

 RV125を大阪で買って乗って帰ってきたときには、わざわざ大阪まで行ったのに、店の人が「まだディスクブレーキのパッドが届いてないので整備が完了していない」と言うのを、往復460kmかけてまた来るのは嫌なので、45,000円を4万にまけさせて、そのまま乗って帰ってきて、自分でブレーキパッドの交換をした。

 

 ということで、修理を自分でやるのは当たり前。さっそく翌日、いろいろPCXをいじってみた。

 

 まずはランプ自体が切れてないかを確認。ヘッドライトの下から手を入れて探りながらランプを抜こうと思ったが、固くてうまくいかず、けっきょくスクリーンシールド(風防)を取り外し、上から手を入れなんとか外すことができた。

 でも左右ともランプは切れていなかった。

 

 左右同時に点かなくなったってことは、ランプ切れじゃない、ということをやっと理解し、じゃあ原因はヒューズかな、と思い、バッテリーの横にあるヒューズを確認。

 15Aのヒューズは切れてはいなかった。

 

 じゃあ、最後の可能性は、ディマースイッチ(手元にある遠近切替スイッチ)かも。ここが原因じゃなかったら、もう僕の手には終えないなと思いつつ、左手元のスイッチを開けてみた。

 特に変化はなかったが、ゼムクリップを導線の代わりに折り曲げて直結してみると、ビンゴ! ヘッドライトは2つとも明るく点灯した。

 ディマースイッチは交換しなきゃいけないので、とりあえずはクリップ直結したまま、現状復帰しておいた。

 スイッチは、ホンダ純正を買うと1,800円するそうなので、ネットでいろいろ探してみると、輸入品らしきまがいものが480円で売っていた。ホンダPCX用とあるので規格は合うらしい。まがい物上等!ってことですぐにポチった。

 

 それが昨日届いて、10分で取り付け完了。規格はぴったりで、めでたしめでたし。

 

 こういう修理を一つこなす度に、ほんとうの意味で自分の愛車になっていくような気がするのは僕だけかな?