幼稚園児から中学生までの6人の子供を含めた3家族での旅記録の2日目。
第2日 Watアルン~BangkokZoo~チェンマイへ
今日の予定は忙しい(いや、僕の計画するメニューはだいたいが忙しいのだが)。
朝は7時半から朝食バイキング。その後すぐに、プールへ飛び込む。
2時間半たっぷり遊び、せっかくだからと90㎡のスイートルームでもうひと遊び。
部屋からはチャオプラヤの全景が見渡せ、僕が朝乗ってきたスカイトレインや昨夜のアジアティークの観覧車が見える。
11:00 チェックアウトし、併設されたロビンソンデパートへ寄り、隣の船着き場へ。ここからまずWatアルン(暁の寺)を目指す。
※観光客向けのツーリストボートは30฿でけっこうな頻度で出ているが、今回は通勤者用のオレンジ旗のエクスプレスボート13฿を利用した。来るまでに30分ほど待たされた。
※エクスプレスボートは他にも停まる場所が異なるイエローやグリーンの旗の船もある。快速エアコン付きのレッドフラッグもある。
※ツーリストボートはWatポー近くのターティアン(ターは船着場の意)やWatプラケオ近くのターチャーンに停まるので、いつもはターティアンで降り、ここから対岸のWatアルンまで渡し船を利用するのだが、オレンジフラッグは直接Watアルンに停まる。
Watアルンはこの行き方が一番便利だ。
前年は工事中だったのが、修復作業が終わり、きれいな暁の寺が戻ってきていた。しかし、残念ながらもう塔の上へは上れないとのことだった。
境内ではタイの民族衣装のレンタルが200฿でできる。僕らは2度着たことがあるが、A家のために3回目のレンタル。大人数だからか150฿にまけてくれた。(※今回は1฿=3.3円なので500円だ。)それでこんないい写真が撮れるなんて超お得である。子供たちはもちろん、初めてタイを訪れたA家ママも“変身”した。
※昔は、Watアルンでは、境内に置いてある“顔を出すパネル”で記念写真を撮るとお金を請求されるという詐欺?が有名だったが、今はそんなことはない。これからは、暁の寺をバックにこういう写真が撮れる場所として有名になってほしいものだ。
その後、渡し船でバンコク市内側に戻り、トゥクトゥクでズシット動物園へ向かった。
なんてことはない動物園ではあるが、都会の中にしては自然が豊かで歩くのには気持ちいい場所で、僕は好きだ。檻や柵の中の動物もいいが、ここは歩いているとすぐそばをオオトカゲが歩いていたり、リスが駆け回っていたりして、タイらしくて楽しい。
※ズシット動物園は、チットラダー宮殿(国王私邸)のすぐ隣に位置する老舗の動物園。いつもとてもすいている。そのためか、この訪問の14か月後、閉園となってしまった。
時間調整もかねてここには2時間滞在。
今度は路線バスに乗車。民主記念塔方面に向けて南下し、記念塔手前で降りて、センセーブ運河ボート乗り場へアプローチ。
渋滞しらずの運河ボートに15分乗ると、街のど真ん中のラジャダムリに到着。ここの「ビックC」が次の目的地である。
※A家のためにバンコク市内のあらゆる乗り物をこの二日で利用した。エアポートリンク、スカイトレイン、シャトルボート、エクスプレスボート、渡し船、トゥクトゥク、路線バス、運河ボート、タクシー、そして2階建長距離バス。乗ってないのは地下鉄とバイクタクシーくらい? チェンマイではさらにソンテオ、ロットゥ、自転車、そして“象”?にも乗る。いかにその国独自の乗り物や公共交通機関を利用できるかで、旅の想い出は倍増する。タクシーに乗ったら、楽だが負け?・・・がYASUツアーのポリシーだ。
ビックCは、僕らがよく利用するデパートで、買い物もするつもりだが、今夜の夕食をとるために来た。「HotPot」というタイスキ・バイキングの店があるのだ。子供連れはバイキングが一番だ。イベントとして楽しめる。大人359฿。
※このときはまだ、バイキング形式のタイスキはHotPotだけだった。
その後、別階で買い物をするためにエスカレーターに乗ったところ、前に立ってる人の後ろ姿に見覚えが…。顔をのぞいてみると、昔お世話になったバンコク派遣時代の先輩K先生であった。僕がここにいることを知って会いに来てくれたのだ(この時K先生は短期留学でタイに住んでいた)。
それにしても偶然過ぎる出会いに、僕は買い物を忘れすっかり話し込んでしまった。その間に皆はショッピング。
長距離バス乗り場へ行くために、20時前にビッグCを出てタクシーに乗ろうとしたが乗車拒否でなかなかつかまらない。この時間帯は混むので“メーター”を嫌がり暴利な“言い値”運行が常態化しているからだ。
何度めかのチャレンジでなんとか2台つかまえることができ、本来なら10km20分弱で着くところを、1時間かかって北バスターミナルに到着。
※チェンマイ行きバスは、タイで最も人気の「ナコンチャイ・エア」社(プーケットなど南方面行きは扱っていない)と、国営の「トランスポート」社を比較したところ、ナコンチャイエアはチェンマイ到着時刻が早すぎるので、トランスポートを日本で予約した。523฿。
※トランスポートはタイ語の予約サイトしかないが、Thai Ticket Majorという予約サイトを通せば予約しやすい。
21:40 時間通りに2階建て長距離バスは、チェンマイに向けて出発した。僕らは2階の前座席をとっておいたので夜景を楽しみながら快適なバス移動を楽しんだ・・・といっても、子供たちはすでに出発前に寝息を立てていたが。
起きたらチェンマイだあ。
ところが・・・!
気持ちよく寝ていたところ、2時間ほど走ったところでバスが故障! 動かなくなった。
代わりのバスがバンコクから2時間かけてくるというので、それを待って真夜中にバスを乗り換え、再出発したのだった。
※そのため、楽しみにしていた長距離バスの夜食(タイの長距離深夜バスは必ず途中でレストランに寄り夜食が出る)はなかった(泣)。
<④3日目につづく>