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 「世界の果て=エッジ・オブ・ザ・ワールド」と呼ばれているのが、サウジから100km地点にある下記の場所だ。

 

 思わず足がすくむ断崖絶壁の上から臨む広大な土獏の風景は、まさしくエッジオブザワールドという名にふさわしい。

 以前、サウジ④<砂漠とラクダ編>で、軽く触れているが、今回はここへのアプローチの仕方も含めて詳しく述べる。

 ここには、崖の先端に特徴的な形の十数人が乗れるだけの岩の舞台?があり、このエッジオブザワールドをさらに有名にしている。

 ここに足を投げ出して座って写真を撮るのが流行っている?のか、何人ものサウジ人が挑戦していた。こちらは見ているだけなのにドキドキする。

 日本だと、沖縄の万座毛福井の東尋坊など断崖絶壁はいろいろあるが、海と植物がない地層をあらわにした土獏が広がる断崖絶壁は、日本のそれより高低差は少ないのに、独特の畏怖を感じる。

 

 ここに訪れるには二つの行き方がある。北の道と南の道だ。

 僕らは北ルートで出かけたが、こちらは土獏の中の道なき道を揺られていく。土獏の中についた車が通ったような跡をたどっていくのだが、一応グーグルマップに記されているので迷うことはない。こちらのルートのが揺れが激しく、普通乗用車では無理だろう。

 ただ、このルートには、目的地4.5km手前に「ヒドゥン・ケイブ」という洞窟があって、その観光も兼ねることができるからお得だし、高地なので景色がいい(とは言っても広々とはしてるけど土獏だけの風景…)

 ※ヒドゥンケイブは、大きな看板があるわけではなく小さな看板を見逃すと見つけられない。地面に穴が開いてる形の洞窟だからだ。洞窟へははしごで降りて入る。中はコウモリがいたり結晶化した岩石が取れたりしておもしろい。真っ暗なので懐中電灯必須。

 

 南の道とはつながっておらず、北ルートも南ルートも、エッジオブザワールドの手前に車を置き、1kmちょっと歩かなければならない。

 

 僕は2度、北ルートで出かけたが、最初のときは運転手さんが車で南ルートに抜けようとして崖を車で下ったら、とても通れる状態ではないのがわかり、戻ろうと思ったら4WDなのに急坂を上ってくれず、おまけにパンクまでしてしまい、日が暮れてきてにっちもさっちもいかなくなった。けっきょく電話をして、4時間後に軍のレスキューに来てもらってワイヤーで引っ張り上げてもらい、タイヤ交換をして、夜中に戻ってきた経験がある。

 11月中旬だったが、待っている間が寒くて寒くて、崖の上にあったサウジテントで休ませてもらい何とか事なきを得たが、サウジがこんなに寒いということを思い知ったのだった。

 この間(かん)、テントの管理人さんから貸してもらった毛布と、いただいたアラビックコーヒーとデーツのありがたかったこと…。

 

 多くの人は南ルートで出かけるようだ。こちらは普通車でも行けるらしいし、歩く距離も少ない?のかな。それでも、以前このルートで行った方が、途中でタイヤが破裂したことがあるそうなので、古いタイヤは要注意だ。

 

 そうそう、2度目に行ったとき、運がいいことに途中で放し飼い?のラクダに出会った。何ともサウジらしい風景なので、サウジ④<砂漠とラクダ編>でも載せたが、動画を再掲しておく。

 

 

 リヤド周辺の有名な観光地と言ったら、①ディルイーヤ ②エッジオブザワールド ③赤い砂漠なので、ぜひ出かけてみてください。

 

 <以下、サウジの記事だけの目次です>