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 前回からの続きです。

 

 そうそう、余談ですが、僕はスマホのSIMを、サウジではSTC(日本のドコモのようなとこ)、日本では楽天で契約していました。

 ところが、楽天はニュースでやっているように0円メニューが終わりとなったため、今回他の多くの方同様、povoに乗り換えました。povoは基本料無料なので、一時帰国時は3GBを990円(30日間)で購入し一時帰国期間を乗り越え、今後の使用しない期間は0円となるので、海外にいる者にとってはこれ一択ですね(ただし半年に最低一回購入の縛りはある)

 STCも同様で、4週間更新でメニューを選び課金する方式。だからこの一カ月は課金せず切断された状態で無駄なく過ごし、サウジ入国後、WiFiのつながりにくいリヤド空港で課金して使えるようにしようと思っていたら、なんとWiFiの使いやすいドバイで普通に課金できました。STCは課金の際、電話番号メッセージにパスコードが送られてきてそれを入力するため、電話がつながる環境が必要なんだけど、ドバイでつながったので少々驚きました。(ローミングしていないのにですよ。詳しい人にしたら当たり前だって思われるかもだけど。)

 

 さて、本編に戻ります。

 ドバイで快適な10時間乗継をした僕は、リヤド空港では驚きの15分通過(降機してから制限エリアを出るまでの時間)でした。マキームもワクチン接種証明も何も見ず逆に拍子抜け。

 

 さて、タクシーはたくさんいるし、わざわざUberを呼ぶほどではないし、昨年のように流しのタクシーでもとめようかなと思いながら出口に向かっていると、サウジの白いトーブを着た白タク運ちゃんが、何人か寄ってきます。

 きちんとしたタクシーに乗りたかったので最初は断っていましたが、だんだん断るのが面倒になり、何人めかでOKしてしまいました。

 人の好さそうな大柄な運ちゃんは、行き先も聞かず、料金交渉もせず、地下の駐車場へとどんどん歩いて行きます。

 それを引き留めまずは料金交渉。すると案の定、英語ができません。数字も言えないようです。

 でも、電卓を出してきてまずは150SRから吹っ掛けてきました。こういうのは長年のタイ旅行で慣れたもの。

 

 昨年、流しのタクシーが70SRだったので、80で収めようと思い交渉開始。150→130→100→80と下がりました。

 料金も決まり地下へ歩き始めるとすぐ、今度は駐車場手前にあるお祈りスペースで、ちょっとだけお祈りしていっていいかと聞いてきます。ダメに決まってるだろうとジェスチャーすると、首を振りながらまた歩き始めました。

 

 車に乗ると、先ほど告げた行き先がわからないらしく、しかたないので僕のスマホナビをセットしてあげて、おまけに車線変更などもすべて聞いてくるのでいちいち指示をしなければなりませんでした。(もちろんアラビア語ですべて話しかけてきます…。まっ僕にとってはアラビア語も英語もわからないのは同じですけどね。)

 

 やっとのことで、コンパウンドに着くと、第1ゲートで止められてしまい、入れてもらえず。せめて第2までと交渉してもゲート職員はうんと言いません。(あとで知り合いに聞いたら、普通のタクシーでもここまでだそうです。)

 しかたなくここでタクシーを降り、100SRでお釣りをもらおうとするとやはりないとのこと。よくあるパターンです。

 でも先ほど駐車場で10SRを持っているのを見ているのでそれを出せと言って、90SR払いました。ケチな日本人です。(僕は相手の言いなりになるのが嫌なひねくれ者なのです。昨年はとても気の付くいい運ちゃんだったので70SR交渉のところ100SRあげちゃいました。)

 

 その後、500mの道のりを重い荷物を引きずりながら、懐かしの部屋へと向かったのでした。