第5日「エレファントライド~タムクラセ洞窟」
今日は、夕方にはバンコクへ戻り、夕食後、Nファミリーは帰国のため空港へ向かう日である。だから、遊び収めとして、寺院巡りではなく、エレファントライドともう一か所へ行くつもり。
まずは、朝食バイキング。若い頃は、バイキングではもりもり食べれたのだが、今は、子供たちがその代わりをしてくれるので頼もしい。
河沿いのオープンレストランは、今日もいい観光ができそうな気にさせてくれる。
チェックアウト前に、プールで遊ぶ者、昨日見れなかったクワイ河鉄橋周辺の土産屋を散策する者と別れ、短いホテルライフを楽しんだ。
ツアコン(僕)は、その間に、昨夜利用した日本びいきのおじいちゃんソンテオを探して、5時間800Bでチャーターしてきた。
10:30 ソンテオで出発。途中コンビニに寄りながら、50分かかって、チャーンプアックエレファントキャンプに着いた。
※このチャーンプアックECが街からは一番近いが、北のサイヨーク国立公園の方に行けばいくつかのエレファントキャンプがある。そこでは、チェンマイやプーケットのように、サファリツアーというテーマで、エレファントライド以外に、川下りなどさまざまなプログラムが組み合わされているが、ここはエレファントライドだけ。
川を含む30分ほどを歩くコース。子供だけ頼み、大人は写真撮影に徹した。
※大人600B/子供(小学生)300Bだったが、小6の背の高い男の子は大人料金、低い子は子供料金と、背丈で決める“タイ料金”であった。
僕は最初、写真を撮りながら象について行ったが、川もあるし危ないからダメと、追い返されてしまった。まあ、当たり前だな。(※上記右2枚は、子供たちが撮ったもの。)
子供たちは、終わった後も、象にバナナをあげて余韻を楽しんでいた。
次は、30分北上し、13:00 タムクラセ駅に到着。
この駅手前には、クラセ・ケイブ(洞窟)とアルヒル桟道橋がある。(※泰緬鉄道の写真はたいていアルヒル桟道橋の写真というほど有名な観光地。)
※戦場にかける橋(クワイ河鉄橋)を通る鉄道は、泰緬鉄道と呼ばれ歴史的にも有名(第二次世界大戦中の日本軍が関わっている。興味のある人はググってみて)。バンコクトンブリ駅からナムトック駅まで続き、終点ナムトックの20㎞手前にあるのがタムクラセ駅。
駅の前にはお土産屋が軒を連ね、この場所に毎日たくさんの人が訪れているのがわかる。
しかし僕らは、昨夜たくさん買い込んでいるのでそこは素通りし、駅の線路に出た。右手に行くと切り立った崖の部分がぽっかりと空き、薄暗い中に仏像が見える。クラセ・ケイブだ。
それなりに趣きはあったが、僕らは昨日、ずっと奥深い洞窟寺を経験しているので、浅いこの洞窟はさっと見て、線路の先にあるアルヒル桟道橋に進んだ。
左側は切り立った崖で、電車が通り過ぎる際、崖の岩肌に乗客の手が簡単に届くほど線路に近い。右手はクワイ河(※)が下を流れている。少し歩くと、途中から線路の下が木造の橋げたになり(ここがアルヒル桟道橋)、線路下が見える状態になり、線路を歩くのには少々勇気がいる。実際、小6の男の子は、これ以上怖くて進めないと引き返してしまった。怖いもの知らずの低学年の女の子も恐る恐る進んでいく。
※ここはクワイ・ノイ(小)河で、クワイ河鉄橋のあるクワイ・ヤイ(大)河と、鉄橋のすぐ下流で合流し、メークローンと名を変える。つまり、その下流(海へ出るすぐ手前)の水上マーケットへ3日前に行ってきたわけだ。
かなり行って戻ってくると、誰かが「列車が来るよ」と教えてくれた。日に数度の通過を3日前に続いてまた経験できた。
※といっても、終点のナムトック駅を出た列車が、13:40 ここを通過することは事前に調べてあったが、タイでは時間通り来るのが珍しいのでラッキーだった。
<↓下をクリックすると、列車がアルヒル桟道橋を通り過ぎる様子が見られます!>
子供たちの何人かが、列車の中の人からお菓子をもらったと言って、喜びながら、列車と同じ勢いで走って来た。
僕自身はカンチャナブリ駅までしか乗ったことがないので、ここもいつか列車からの景色を見てみたいと思っているが、崖側よりクワイ河側の席のがずっとおもしろいだろうなあ。
列車がアルヒル桟道橋を、5km/hでゆっく~りと通り過ぎるのを見終わってから、やっと駅前の食堂に入った。これで、カンチャナブリの観光は終わりなので、みんなでこの二日間の思い出を語りながら、昼食をとった。
15:20 カンチャナブリ・バスターミナルへ戻り、ソンテオおじいちゃんにお礼を言って別れ、15分後に出るバンコク行きのバス切符を買った。行きはロットゥだったので、帰りは違う乗り物でよかったとその時は思った。
しかし、前々回書いたように、ロットゥは北BT行きだが、バスは南BTに着く。時間が気になり、あわてて買ってしまったが、北BTの方がその後が便利だということには、乗ってから気が付いた。
18:50 南BT着。ターミナルにはナイトマーケットが出ていた。平日なのにけっこう大規模だ。寄ってみたかったが、Nファミリーの帰国が迫っており、横目で通り過ぎタクシーを探した。
エアポートリンクに乗るため、パヤタイ駅まで2台に分乗。うちのタクシーは荒くれ運ちゃんで、渋滞の中、30分ちょいで着いたのだが、Nファミリーのタクシーは55分かかった。
ホテル近くのマッカサン駅で降り、N夫妻だけは荷物を取りにホテルに向かい、僕らは地下鉄に乗り換えた。夕食を取りがてら最後のショッピングをするために、ラジャダムリ通りのBigCに向かった。
21時前に着いたが、フードコートだけは閉じ始めており、子供たちに急いで夕食を取らせた。
45分後、N夫妻が着き、閉店前に買っておいた食事をとった後、最後のショッピング。最終日にBigCで、お菓子やタイ食材を買い込むのは、僕らの恒例行事だ。
23時、寂しいが、Nファミリーとはここでお別れとなる。彼らは荷物が多いので、タクシー2台に分乗し、空港へと走り去るのを見送った。
さて、うちの家族とAファミリーの子供2名は、タクシーを拾い、旧ホテルに寄って荷物を受け取り、同じアソーク通りのスカイトレイン駅に近いホテルへと移動した。もちろん今度も2ベッドルームの大きな部屋だ。
人数が減り少し寂しくなったけど、明日からは5人で遊び回るぞ。明日はスライダーのある郊外のプールで思い切り楽しもう! <つづく>