ブログ 目次

ここをクリックしてね↓ ※ほっこりするホテルでの一コマです。

香港ホテルの一コマ


 観光付き・全食事付きの「クラブツーリズム」の観光付きツアーに参加。 2歳未満の子供は、飛行機代無料なので、1歳の息子にとって初の海外旅行へ。しかし、バンコクでは僕がどんどん歩きすぎてしまうので、そこを避け近場の中国のフルタイムツアーにした。
 中国旅行のいいところは、中国四大料理の北京料理・広東料理・四川料理・上海料理など食い道楽ができること。また、今回のツアーは、テーマパークやショーなど、1歳の子供も十分楽しめる行程だったので選択した。


セントレア発広州へ

 子供連れの搭乗(座席なし)は、JALでは、無料なのにもかかわらず座席位置などいろいろ気を使ってくれ、子供にいろいろなものをくれたりしてお得感満載だった。もちろん、親としてもシールや磁石付きの絵本など、4時間の飛行機の中での過ごさせ方をいろいろ考えていった。

 観光付きツアーなので、空港で現地ツアコンが待っていてくれ、日本各地から来た13人での特設グループでツアーバスに乗り込んだ。

 1日目は、下記2か所を観光。陳氏書院の中庭にある何十体もの石像に息子は怖がりつつもおもしろく反応。「どんな顔をしてた?」と聞くと、「こんな顔」(下の写真参照)と精一杯の怖さを表現していた。

 その後、有名店「広州酒店」で広東料理を食した。13人が1卓に座るので、たいへん狭く、これが4日間続いた(これが観光ツアーの当たりはずれのとこ)

 その後、広州華厦大酒店(ランドマーク・カントンホテル)(4つ星)へ。


 陳氏書院・・・広州八景の一つ。中国古代建築の粋と精巧でみごとな彫刻が有名で、広東省の民間芸術博物館でもある。

 ★六榕寺(りくようじ)・・・当時は六蓉寺と記述したが今は違うみたい。広州市内のもっとも古い仏塔「六榕花塔」が有名。広州市の十大観光名所の一つ。
 
広東料理は「食は広州にあり」と言われたほどで一番ポピュラーな中国料理。肉も野菜も魚介類もなんでもあり。八宝菜、酢豚、飲茶、チャーシュー、シュウマイなど。あっさり淡白なものが多い。フカヒレなどの珍味もあり。

広州から深圳へ

 午前中は広州観光へ。


 ★中山祈念堂・・・中国革命の父・孫文の記念館。海外華僑と広州市民が資金を集めて建設したホール。
 ★広州博物館(鎮海楼)・・・山の城壁の上に造られた有名な建築物。4階までが博物館で、5階は展望台。市内の眺めが一望できる。
 ★徳意茶館・・・目の前でいろいろなお茶を日本語で説明しながら淹れてくれるお茶屋さん。


 広東式飲茶の昼食後、ツアーバスで2時間かけて深圳へ移動し、中国民族文化村へ。この旅行のもっとも楽しかった場所。子供にとっても最高のテーマパークだった。

 夕方、いったん文化村から出て、道を隔てた「金荘帆楼」へ移動し、四川料理の夕食を食し、再び入場し、龍凰王舞ショーを鑑賞。僕ら13人は、前方の座席が予約されており、目の前で迫力ある演技を見ることができた。50分間、1歳の息子は、時には目に涙を浮かべながら(怖い演出もあるので)真剣に観ていた。

 深圳南海ホテル(5つ星)で泊。
 

 ★中国民族文化村・・・中国は漢民族が92%と、残り8%は55の少数民族で成っている。ここは、それら少数民族の生活や芸術を紹介するテーマパーク。万里の長城や紫禁城など80か所の名所を、15分の1に模したミニチュア版の「ミニチャイナ」と3年前に合併し、ただでさえ広い構内はさらに広くなり、一周をガイドカーで回ることもできる。騎馬にまたがり全力で疾走するジンギスカンにまつわる戦いを再現する騎馬ショーは迫力満点。
 ★「龍凰王舞ショー」・・・中国民族文化村の夜に行われるナイトファンタジー。総勢300人の出演者により、50分間で、中国の歴史をミュージカル風に演じられる。サーカスの要素も組み込まれ、動物も出てきたりと、とにかく大掛かりなショー。
 ※
四川料理は、香辛料を豊富に使ったスパイシーなものとして知られる料理。麻婆豆腐が代表格。豆板醤、山椒をふんだんに使われる。回鍋肉(ホイコーロー)、エビチリ、坦々麺など刺激的な辛さがいい。


深圳から香港へ

 午前中は、深圳観光へ。


 下沙公園
 ★水果市場・・・市場といっても、生産者がトラックに積み込んだ果実を持って集まり、仲卸業者が引き取る広場。
 ★深圳博物館・・・深圳の歴史を年代別に展示してある。経済特区としてのこの街の歩みがみえる。

 ★天后廟・・・ラムチェン(林村)にある道教寺院で、海の守護神天后を祀る。香港をはじめとして中国各地に点在。ラムチェンは二対の希望の木に紐付きミカンをひっかけて願をかけることで有名。

 

 深圳から香港へ電車で移動し、新しいツアコンのもとでバスツアー。

 まずはワンタンメンで有名な「正斗」で昼食。なんと、ワンタンメンだけしか出てこなかった。食後のフルーツもなし。

 その後、九龍(クーロン)界隈をまわったが、時間が無くなってきたせいか、花園街金魚街新填地市場などをせわしなくまわり、漢方薬の店でおしまい。あまり興味がなかった僕は外で息子のお守りをしていたが、香港では有名な“竹製”のビルの足場は壮大だった。

 その後、香港イートンホテル(4つ星)にチェックインした後、海沿いのエンパイアセンター内「金緊徳店」にて北京料理の夕食。他の団体の到着を30分間待たされ、やっと北京ダックが出てはきたが、31名で2羽だけで、それも店員が手に持ってさっと見せた後、別の場所で取り分けられ、ダックの断片だけが配られた。

 

 ※北京料理は、中国の首都、北京発祥。ルーツは中国王朝の宮廷料理。ゴージャスな見た目とリッチな食材が特徴。しかし市民が食したシンプルな北京料理もある。有名なのは、北京ダック、肉まん、饅頭(マントゥ)、水餃子。

 

 夕食後、スターフェリーからの夜景とビクトリアピークからの100万ドルの夜景観賞だったが、曇り空の上、強風で小雨まで降ってきたため、息子の体調を考え、僕ら家族は予定をキャンセルし、タクシーで一足先にホテルへ戻りゆったりした。

(旅行ビデオより抜粋;ホテルでのおもしろ動画をどうぞ!)※冒頭動画と同じです

 

香港発帰国

 朝食は、ホテルでとらず、街中へ移動し、中華粥と点心で有名な店へ。

 その後、香港観光。サンパン船からの風景はバンコクを思い出させた。

 最後の昼食は中国4大料理のラスト、上海料理を食し、香港空港へ。


 ★アバディーンでサンパン船乗船・・・香港島南部の水上生活者が暮らすエリア。今でも2000人がジャンク船で暮らしているそう。高層ビル群とのコントラストが、香港繁栄の側面を色濃く映し出している。桟橋の向かい側には豪華な巨大水上レストランが構えており、その派手な電飾はまるで龍宮城のよう。
 ★レパルスベイ・・・香港を代表するビーチリゾート。高級マンションが立ち並ぶエリアでもある。名作「慕情」の舞台で有名。砂浜散歩に最適?
 ★スタンレーマーケット・・・香港島南部のスタンレー半島は高級住宅街とマーケットで有名なエリア。もとは漁師町だったのがマーケットになったため、曲がりくねった路地に小さな店がびっしりと並んでいる。

 ※上海料理は、国際都市として繁栄したことから、多彩な文化が混じり合った料理。魚介類を豊富に使う。上海蟹、豚の角煮、小籠包が有名。

 

 総じて楽しく充実した旅行であったし、想い出もいっぱいできた。なんといっても、初の子供連れ旅行に自信が持てた。9年後、大きくなった息子を連れて、香港を歩き回ることになる。

 

 <こちらもどうぞ>