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学級づくりのまとめは、なんといっても「学級卒業式」だ。これをどう企画し演出するか。それも子どもの手によるものとなるよう指導するかが、教師の腕の見せ所。
そしてそれがうまくいったとき、一生の想い出が、子どもはもちろん教師にもできる。もちろん親御さんにも。
僕は必ず「学級卒業式実行委員会」を組織する。さらに、音楽教師ということもあり、必ず「歌」をメインにもってくる。歌は全員で参加できるし、やりようによってはすばらしい“感動の空間”を創り上げられるから。
初めての中3担任時は、僕が中心になってギターを弾きながら、その周りをみんなが車座になって囲み、みんなで「乾杯」を大声で歌った。しかし、年齢を重ねるにつれ、生徒を中心に据えるよう手を打つようになった。
ここで紹介するのは、阪神の赤星が後期の級長で、学級卒業式の実行委員長だった時のもの。その第1回実行委員会で、歌をメインにという思いを伝えたところ、「クラスの想い出を替え歌にして親に聞いてもらおう」という意見が出た。
そこで、翌日、急遽“作詞委員会”を招集。曲は、当時流行っていた「それが大事」に決め、一年間の想い出を一つ一つ洗い出す作業から始めた。
そして、さすが3年生。歌詞はすばらしいものに仕上がった。全部で6番まで、感動的なものはもちろん、担任をこき下ろすものや、ちょっと下ネタっぽい想い出もうまく含み、クラスの歴史が歌詞になった。
実行委員が、それをフレーズごとに、歌詞に関係ある生徒を中心に割り振り、当日は2~5名ずつで各フレーズを歌い、サビは全員で、という形にした。
(※そうすることで、当日、歌詞を見て歌うというしらけた雰囲気にならぬよう工夫した。)
伴奏は、授業で教えてきたギターを得意とする2名の生徒が担当。
そして出来上がったのが、この作品です。どうぞ聴いてください(動画に編集してあります)。
(このクラスの修学旅行の様子はこちら)
(このクラスの合唱コンの様子はこちら)