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二つのこんな歌があります。

とってもあったかい歌。

テーマは家族。

僕はこんなパパ、おじいちゃんになりたいです。

 

『だいじょうぶ だいじょうぶ』

 東書の5年生教科書にも載っている、いとうひろしさん作の絵本をもとにして、歌手のはなわさんが作曲し、2年前に発表されたCDに入っています。僕自身は、12年前にすでにこの歌詞を知っていたので、つくられたのはそれ以前でしょうけど。

 親としてはもちろん教育者としても、否定をするのではなく肯定しながら子どもを育てたいと常々思っています。息子とは44歳も離れているので、すでにぼくはおじいちゃんのようなもんですけど。

  
おじいちゃん おぼえていますか
ぼくが子どものころ 毎日のように お散歩したことを
おじいちゃん いつも優しく 草や木やクルマに声を掛けていた
何度も 何度も
犬に吠えられて 泣いちゃった時も
お向かいのケンちゃんにぶたれて 泣いちゃった時も
僕の手を握り おまじないのように
「だいじょうぶ だいじょうぶ」の声で 元気になれた

おじいちゃん おぼえていますか
飛行機っておちるの?車はぶつかるの?そんな質問したことを
おじいちゃん 教えてくれた
わざとぶつかってく乗り物なんて「めったにない」ってことを
無理してみんなと 仲良くしなくてもいいよ
ことばがわからなくても 心が通じることもあるよ
そして僕の手を握り おまじないのように
「だいじょうぶ だいじょうぶ」の声で 元気になれた

そして 今 ぼくは おじいちゃんのベッドの横で
そんな昔ばなしを 思い出していました
だから今度は ぼくが おじいちゃんの手を握り
「だいじょうぶ だいじょうぶ」だよ 元気になるさ
「だいじょうぶ だいじょうぶ」だよ おじいちゃん

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『パパとあなたの影ぼうし』

 この歌は、こんのひとみさんが作詞作曲した名曲です。21年前、太田裕美さんが歌ったものがNHK「みんなのうた」で影絵とともに発表されました。

 偶然、それを見た僕は、CDもDVDも買って、こんのさんの演奏会も行ってこんのさんのCDも買うほど、はまりました。そしてこんな「パパ」のような失敗はしないぞって思ったものです。

 

運動会のかけっこあなたは みんなの一番後ろ走ってる
パパは本気で歯ぎしりしてる 真っ赤な顔をして走るあなた見て
パパはいつも何でも一等で 思い通り生きてきたから
不器用な息子を思うばかりに あなたにつらくあたるのね

逆上がりがすぐにできない子はできる子よりも
痛みがわかる分だけ強くなれることを
パパに伝えたいね いつかわかる日が来るよね
放課後 校庭 鉄棒に映る ママとあなたの影

パパは今度初めて仕事で 一等をとれなかったの
弱気な顔を見せてぐちって その方がずっと好きになれる
「ねえ、パパ逆上がりを教えて」息子なりの励ましかしら
日曜の午後パパはしぶしぶ あなたと外に出た

何度も何度も足が宙を切って落ちる
それでも空に向かって大きく足を振り上げる
パパはもうわかってる あきらめないのが大切だって
夕日の校庭 鉄棒に映る パパとあなたの影

 ちがうんだなあ。最後の歌詞・・・。

“夕日の校庭にある影ぼうし”は、「パパとあなた」だけじゃ絶対ないんだなあ。

校舎の影に「パパとあなた」を見守るあったか~い「ママ」の影ぼうしも必ずあるはずなんだなあ。

 それにしても、どんなにパパが冷たくてもパパが大好きな息子、ひたむきでひたすら純真なこんな息子に、うちの子も育ってくれるといいな。

 

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