その「明るさ」に涙してしまう……[No.3686] | 近江の物語を君に捧ぐ

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近江を舞台に、近江に生きる人を主人公にした小説をひたすら書き続けている近江人、木村泰崇のブログ。

先日、

今また再放送されている

朝ドラ「ちゅらさん」を

チラリと

見てしまった。


そして、

恥ずかしながら

涙を流してしまった。


それが

別に

悲しい場面ではない。


ヒロインの

あまりの「明るさ」、

素晴らしい

素敵な

この世のものとは思えない「明るさ」を

目にして

泣けてきた………







ヒロインの兄は

まるでもう

「男はつらいよ」の寅さんである。


その兄が

自分とは

父親が違うことを

母親から聞かされる。


寅さんみたいなお兄さんは

母親の別れた恋人の子ども。

ヒロインの父親と

結婚する時には

すでに

お腹の中にいた。


ヒロインの父親は

そういうことを

いっさい

気にしないで

そういったことも全部引き受けて

ヒロインの母親を愛し

プロポーズし

自分の子として

育ててきた。


そうしたことを

母親から

聞かされた

高校生のヒロインが

目をキラキラと輝かせて

「お父さんはすごい。

 お父さんを心から尊敬する……」

と、縁側で弟に話す。



私は

この場面で、

泣いてしまった。







天真爛漫という言葉は

このヒロイン(国仲涼子)のために

あるような

言葉である。


この朝ドラは

2001年の作品だが、

あの亡くなられた

坂本龍一がこの朝ドラを「いい❗」って

言ってたことを思い出す。





おばあちゃん役の

平良とみさんが

見事なまでに

効いてる❗❗


そして、

若き日の山田孝之が

ナイーブで

いい❗




そして、

母親役の

スーちゃんも

いいね❗





明るい人、

明るいこと、

その明るさに

感動を覚えるって、

めったに

ない。