高音の誘惑[No.3677] | 近江の物語を君に捧ぐ

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近江を舞台に、近江に生きる人を主人公にした小説をひたすら書き続けている近江人、木村泰崇のブログ。

昨夜、テレビの某歌番組を

BGM代わりにして

いい加減に見ていたのだが、

いい加減に見ながら聴きながら、

いろんなことを思った。


まず、

近頃の若者たちは

(この言い方、まさに年寄りだね)

たとえば

King Gnuとか

Offical髭男dismとか

Mrs.GREEN APPLEなんかの

あのキーの高い

音域の広い

高い声、高音をやたらと

出さなければならない曲を

カラオケで

ホントに歌えるだろうか?

という思い。









あのような歌、

鼻唄で

ちょっと

口ずさむのも

大変だ❗

………と、昭和世代の私は

心底思う。



私が大学生だった頃に

カラオケが流行ってきたが、

自分で歌ってみて、

たとえば

昭和のあのグループサウンズ時代の

ヒット曲、

たとえば

テンプターズの「エメラルドの伝説」

なんかでも

サビはドラマチックだが

けっこう

高音が出しやすい、歌いやすい、

音域の狭い曲なんだと、

思ったものだ。



小田和正とか稲葉浩志なんかが

出てきた頃から

次第に

高音になってきた。


ミスターチルドレンの

桜井和寿の曲なんかでも

歌ってみると

けっこう高音域である。





それが

月日は流れ、

近頃の

バンドの男性ボーカリストの

歌う曲

歌う曲

ホントに

みんな

みんな

ものすごく

高音❗❗である。



昭和世代の私など

ちょっと

恐ろしさを

感じるくらいだ。



私が

その脅威を感じる

男性ボーカリストの

ビッグスリーは、

やっぱり

井口理と

藤原聡と

大森元貴。



この三人の高音、

たまらない❗❗



やっぱり

素直に

あの高音には

あこがれを抱く。



高音の誘惑…………




少なくとも、

昭和の歌には

なかった。


石原裕次郎とか

フランク永井とか

昭和の男性ボーカリストは

低音勝負だった。(笑)




………………




それと、

蛇足になるが、

昨夜もつくづく思ったが、

Offical髭男dismの「ミックスナッツ」という

曲は、Jポップの傑作だ❗❗


歌唱するメロディーを

楽器の演奏がジャズのように

時間差を保ちつつ

追いかけていく。


何度聴いても

カッコいいね。


あんな曲、

昭和の時代には

ありえない❗❗