2024年 長良川サツキマス釣行記 ① | サツキマス                      

試練なのか? 苦行なのか? 喜びなのか? 私の長良川サツキマス釣行。

 

4月26日には、やまとまん君が、市内一番乗りサツキを釣り上げ、長良川サツキ開幕。

同日、nanahinaさんは、惜しくも本命大バラシ。

29日にも、サツキ釣果を確認、5月1日にも、サツキ釣果確認、他、バラシは多数。

 

私の長良川初釣行は遅くて、4月27日の昼過ぎから、一時間半程。

通いなれた場所で、いきなりニゴイの洗礼。

流芯を外れた暖流帯に群れてる奴らには、要注意、スレが怖い。

今回のように口に掛かってさえいれば問題はないのだけど。

 

サツキは、確実に市内に入ってる、しかし、28・29は遠征釣行。

その後、暦通りで、仕事が入ってるし、用事も多く、長良川に立てず。

また、遠征の疲れが取れず、身体が筋肉痛、休養の日々、もう若くはないのだ。

 

そして5月2日、この日は仕事と病院、しかし、スマホのラインは賑やか、会長が初サツキ。

俺のホームでバラシ・ラインブレイク、やまとまん君も超大物を大バラシとのこと。

 

今日釣らなきゃチャンスはないな、長年培った感が、そう伝えてくる。

無理矢理時間を取り、15時過ぎ、釣り場に立つ。

 

最初のサツキはスプーンで!

何年も有言実行してきたが、もう5月、稚鮎の遡上も活発になり、ちょっと無理がある。

ミノー主体の攻め方でいこう。

 

流芯、リュウキ、Dコン、もののふ、重量級ミノーで攻めるも、ヒットはない。

2クール目、既に18時を越えても、まったく反応はない。

相変わらず厳しい釣りだ、長良川サツキマス釣行は。

 

18:30、薄暗くなってきた。

ミノーをシンキングから、フローティングにチェンジ。

バスディのシュガーSG70、昨今のミノーと比べると、遠投能力では劣るが、何より釣れる。

 

ダウンクロスにキャスト、少し流し込み、強くロッドを煽り、SGミノーを起動。

ドリフトさせながら、ここぞという場所で、強めのトゥィチッチング。

 

何度繰り返しただろうか? 長い沈黙が続く。

長良サツキマス釣りは、いつもこんな感じ、でも、期待感で、胸は一杯。

 

今日の長良川の水位から、自分の想定するブレイクラインにミノーが入った直後、

 

「ガッ!」

 

確実な手応え、

 

「よっしゃー!」

 

クンクンクン! 小刻みに引き込まれるロッド、

 

「サツキやぁ~!」

 

もう長年の経験で、サツキと確信、だが、数秒後、

 

いきなり引きが変化、えっ、何?

 

強い流れにウェーディングしているが、突然、ニゴイのような想定外の引きの変化に戸惑う。

 

えっ? サツキが、ニゴイに化けた?

 

訳が分からず、何とか引きに耐えるが、すぐ下流には回避不能なストラクチャーがある。

 

マジやべぇ~、会長のように切られるのか?

 

スプールに指を当て、ラインの出を極力抑え、耐える、上手く岸際に寄ってきた。

魚が跳ねる、えっ? 魚体が小さい! ニゴイじゃない?

 

更に寄せる、テイルフックが魚体の頭付近に、辛うじて掛かってる。

 

「あっ、サツキやぁ~!」

 

口に掛かったフックが外れ、直後に頭付近に掛かったのか? あくまで推測だが、運がいい。

 

サツキマスの、スレ掛かりの引きは、とてつもなく強い、無我夢中でファイト! ネットイン。

40には届かないが、規定寸法はクリアしてる、やったぜ!

嗚呼! 輝くメタリックなボディ、つまぐろの尾びれ、今年もまた出会えた。

画像では伝えられない神々しさ、サツキマスの聖地、長良川のサツキマス。

60超のブラウン、レインボーを釣り上げても体は震えなかった。

今、40に満たない魚体を釣り上げ、手と、膝がガクガク震えてる。

雄叫びをあげる、

 

「うぉりゃ~!」

 

5月2日(木) 18:30分

 

ミッションコンプリート。

 

 

タックル

 

ロッド : ウエダTSSー77ti

リール : 05イグジスト2508R

ライン : ナイロン8lb

ルアー : バスディシュガーSG70

 

 

今晩、初サツキの祝いは、【スナックさつき】にて。

吞むぞぉ~! 徹底的に吞むぞぉ~!

 

グレンファークラス空にしてやる!

 

酔っぱらう俺を見て、カミが現れ、グレンファーを持って行きやがった。

 

くそっ!