試練なのか? 苦行なのか? 喜びなのか? 私の長良川サツキマス釣行。
4月26日には、やまとまん君が、市内一番乗りサツキを釣り上げ、長良川サツキ開幕。
同日、nanahinaさんは、惜しくも本命大バラシ。
29日にも、サツキ釣果を確認、5月1日にも、サツキ釣果確認、他、バラシは多数。
私の長良川初釣行は遅くて、4月27日の昼過ぎから、一時間半程。
通いなれた場所で、いきなりニゴイの洗礼。
流芯を外れた暖流帯に群れてる奴らには、要注意、スレが怖い。
今回のように口に掛かってさえいれば問題はないのだけど。
サツキは、確実に市内に入ってる、しかし、28・29は遠征釣行。
その後、暦通りで、仕事が入ってるし、用事も多く、長良川に立てず。
また、遠征の疲れが取れず、身体が筋肉痛、休養の日々、もう若くはないのだ。
そして5月2日、この日は仕事と病院、しかし、スマホのラインは賑やか、会長が初サツキ。
俺のホームでバラシ・ラインブレイク、やまとまん君も超大物を大バラシとのこと。
今日釣らなきゃチャンスはないな、長年培った感が、そう伝えてくる。
無理矢理時間を取り、15時過ぎ、釣り場に立つ。
最初のサツキはスプーンで!
何年も有言実行してきたが、もう5月、稚鮎の遡上も活発になり、ちょっと無理がある。
ミノー主体の攻め方でいこう。
流芯、リュウキ、Dコン、もののふ、重量級ミノーで攻めるも、ヒットはない。
2クール目、既に18時を越えても、まったく反応はない。
相変わらず厳しい釣りだ、長良川サツキマス釣行は。
18:30、薄暗くなってきた。
ミノーをシンキングから、フローティングにチェンジ。
バスディのシュガーSG70、昨今のミノーと比べると、遠投能力では劣るが、何より釣れる。
ダウンクロスにキャスト、少し流し込み、強くロッドを煽り、SGミノーを起動。
ドリフトさせながら、ここぞという場所で、強めのトゥィチッチング。
何度繰り返しただろうか? 長い沈黙が続く。
長良サツキマス釣りは、いつもこんな感じ、でも、期待感で、胸は一杯。
今日の長良川の水位から、自分の想定するブレイクラインにミノーが入った直後、
「ガッ!」
確実な手応え、
「よっしゃー!」
クンクンクン! 小刻みに引き込まれるロッド、
「サツキやぁ~!」
もう長年の経験で、サツキと確信、だが、数秒後、
いきなり引きが変化、えっ、何?
強い流れにウェーディングしているが、突然、ニゴイのような想定外の引きの変化に戸惑う。
えっ? サツキが、ニゴイに化けた?
訳が分からず、何とか引きに耐えるが、すぐ下流には回避不能なストラクチャーがある。
マジやべぇ~、会長のように切られるのか?
スプールに指を当て、ラインの出を極力抑え、耐える、上手く岸際に寄ってきた。
魚が跳ねる、えっ? 魚体が小さい! ニゴイじゃない?
更に寄せる、テイルフックが魚体の頭付近に、辛うじて掛かってる。
「あっ、サツキやぁ~!」
口に掛かったフックが外れ、直後に頭付近に掛かったのか? あくまで推測だが、運がいい。
サツキマスの、スレ掛かりの引きは、とてつもなく強い、無我夢中でファイト! ネットイン。
40には届かないが、規定寸法はクリアしてる、やったぜ!
嗚呼! 輝くメタリックなボディ、つまぐろの尾びれ、今年もまた出会えた。
画像では伝えられない神々しさ、サツキマスの聖地、長良川のサツキマス。
60超のブラウン、レインボーを釣り上げても体は震えなかった。
今、40に満たない魚体を釣り上げ、手と、膝がガクガク震えてる。
雄叫びをあげる、
「うぉりゃ~!」
5月2日(木) 18:30分
ミッションコンプリート。
タックル
ロッド : ウエダTSSー77ti
リール : 05イグジスト2508R
ライン : ナイロン8lb
ルアー : バスディシュガーSG70
今晩、初サツキの祝いは、【スナックさつき】にて。
吞むぞぉ~! 徹底的に吞むぞぉ~!
グレンファークラス空にしてやる!
酔っぱらう俺を見て、カミが現れ、グレンファーを持って行きやがった。
くそっ!