どうも、このところ地域猫の鳴き声で朝起きることが多いyasudaspeedです。
「ニャーン」と可愛い声ならいいのですが、大体ニャンボルギーニ2台がデッドヒート(笑)
さて、夜明けとともに喧嘩するのはやめてほしい人はともかく、本題。
少し前になりますが、
フルノーマルのデータ取りのためリトルカブに油温計を取り付けた続き。
実は私、特に暖機運転もせず走り出して、住宅地を出るまでは3,000rpm以下をキープ。
片側1車線で交通量の少ない通りに出てから徐々にリミットを上げ、国道に出るまで暖機走行。
暖機が必要なのはエンジンだけじゃなく、ミッションやタイヤ含め動く部品すべてですから。
体感的に暖機が終わりスロットルに無理なくエンジンがついてくると感じる油温が、
40℃を超えたあたり。
5kmほど走って完全暖機でも、50℃ちょっと。
エンジンオイルのベスト温度は85℃なので、油温だけみたら完全にオーバークールです。
これだと結露で混じった水分や、冷間時に気化せず流れたガソリンがエンジンオイルから蒸発するのを期待できません。
水分を取り込む乳化剤でオイルがカフェオレになったり、ガソリン希釈でシャバシャバになったり。
ただ、ブロ友のhebo0331さんから頂いた情報で、奥様のDトラッカー125もこの温度帯だそうです。
ググってみると、空冷の原付の冬は皆様同じご様子。
車種や排気量が違っても、同じような質量の物体(人+バイク)を同じような抵抗(速度、前面投影面積)で同じ距離を動かすと、使うガソリンの量(エネルギー)は同じ。
車でもターボ4WDの括りだとレガシィツーリングワゴンもプレオもテリオスキッドも、郊外一般道は10km/L前半で横並び。
油温はシリンダーヘッドから取り出しているので、オイルパンよりは経験則で10℃くらい高め。
じゃあこの時のシリンダーヘッドの温度は?シリンダーの温度は?
気になり過ぎて、
エアゲージと一緒に、非接触式放射温度計を買ってしまいました。
昔は高価な機材でしたが、今ではAmazonで2千円でお釣りが来るという(笑)
先ほどの油温53℃でシリンダーヘッド75℃、
シリンダー97℃。うん、完全暖機という感覚は間違っていなかった!
カブの場合フレッシュエアが直接当たるのはシリンダーヘッドだけで、ブロックにはヘッドで暖められた空気が渦を巻いてかすっていきます。
帰り道、
油温59℃で、
シリンダーヘッド84℃、
シリンダー温度は105℃。
その時の気温、風向き、測定するタイミングで温度は刻々と変化しますが、
シリンダーヘッド温度=油温+20℃(±5℃)
シリンダー温度=油温+40℃(±5℃)
ざっくりですがここ2週間ほどの測定結果から、カブの温度分布が見えてきました。
エイプのように縦型の場合はシリンダーも、カブのヘッドと同じ+20℃程度になると推測されます。
サーキットでブローした空冷バイクのエンジンシリンダー温度が、180℃。
そこから安全を見込んでここまでに抑えたいシリンダー温度が、150℃。
水冷でも油温を上げてしまい交換したくなるエンジンオイル温度が、120℃。
ということは、カブの場合油温110℃までOKってこと?
知らんがな!仮説を立てて疑問形はナシよ(笑)
シリンダーの温度でオイルを温めるヒートエクスチェンジャーが欲しい…。
とりあえず、今日のところはこの辺で。
(次回、キャブセッティング)