2024年8月 鳥取県米子市と周辺の名所を巡ってきました。
その③ 飯山城跡 です。
今日も米子城三の丸のガイダンス棟からスタートです。米子城と国道9号を挟んで飯山があります。お家騒動の舞台となった飯山(いいのやま)城跡に行ってみます。
三の丸から枡形の石垣を過ぎた先に地蔵堂と大師堂が並んでいます。右の地蔵堂には石仏が肩を寄せ合うように納られています。大師堂にはベンチがあって、日陰で休憩することができます。
大師堂の左には修行大師の立像があります。
修行大師の隣に石仏を納めた小さなお堂が並んでいます。一番右が四国一番札所の霊山寺のご本尊の釈迦如来です。中央が荼枳尼天、左側不動明王です。
少し先に城の入口がありました。階段の上の二番札所から八十八ヶ所の石仏が並んでいますが、城へは昨日行ったし、蚊も多いので、そちらはやめておきます。
坂道を行くと国道9号に出ました。道路の向こうが飯山です。
国道を渡って、舗装された坂道を上っていくと、左側に階段があり、行ってみると祠や五輪塔が並んでいました。米子城騒動の際に活躍した柳生五郎右衛門宗章の墓と伝えられています。
更に坂道を上っていくと道路は突き当たりになります。ここからは長い階段です。
階段を上り切る手前にトイレがありました。トイレの屋根の上には米子城天守台の石垣が見えます。
トイレの先はもう少しで頂上です。
階段を上り切った所からは米子城と中海も見えました。
天守台・四重櫓台の石垣はよく見えますが、鉄御門の下の石垣が草で覆われているのが、ちょっと残念です。
飯山の頂上は城跡だったこともあり、広い平坦地です。手前に四阿があり、なぜか風呂用のイスが置いてありました。
飯山城には「米子城騒動」以降は建物は再建されなかったと考えられていて、江戸時代以降はこの辺も森だったのではないでしょうか。今は公園になっていて、奥の少し高い所には英霊塔が建っています。
英霊塔の東側からは木々の隙間から米子駅方面が見えました。向こうの大山は残念ながら雲に隠れています。
英霊塔の後ろにはゴツゴツとした岩が露出しています。飯山城時代はこの辺に鎮守社でもあったのかもしれません。
踏み跡をたどって来た道を戻ります。
四阿からは中海を埋め立てた錦海公園や、島根県側の中海ふれあい公園が見えました。
長い階段を下って国道9号に戻ります。
【愛宕山】米子界隈のブラブラ歩き その④ に続く・・・