2024年3月19日 埼玉・茨城・栃木・群馬の県境周辺のパワースポットを巡ってきました。
その②雀神社・③満福寺・④三県境 です。
古河公方公園から渡良瀬川沿いを北上した先に雀神社があります。この神社も古河公方とゆかりがあるということで寄ってみたのですが、前の道路は石畳になっていて、道路に面して立つ御神木のケヤキも神々しく、古社の風格があります。延喜式の編纂より前に創建されたと言われています。
道路からまっすぐ入って鳥居をくぐると、参道は直角に曲がります。そこには静岡の東口本宮浅間神社のような、親子の狛犬が左右にいました。
狛犬の間を抜け、二ノ鳥居をくぐると正面に拝殿があり、左にある神楽殿と渡り廊下で繋がっています。
神楽殿の並びに神輿舎が2棟並んでいました。
拝殿の右にある社務所も渡り廊下で繋がっています。
社務所では玄関の左右にあるカウンターの上で、猫が日向ぼっこしてました。
渡り廊下の下をくぐって奧へ行くと、大き目の幣殿とその後ろに覆い屋に守られた本殿があります。拝殿と併せて古河市の有形文化財に指定されています。
一間社流造の本殿には彫刻はなく、簡素な造りです。
本殿の後ろを回って反対側に行くと三峯神社がありました。
三峯神社は小さな社ですが、階の下や脇障子にも細かい彫刻が施されています。手前にはオオカミではなくキツネがいました。
雀神社から北へ600m行くと栃木県に入ります。県境を越えてすぐのところに西光山乾亨院満福寺(曹洞宗)があります。古河公方足利成氏の開基とされています。
山門についている釣鐘を一撞きしてからくぐっていきます。広い境内はすっきりしていて、芝生はきれいに手入れされていました。本堂は再建されてから11年、堂内の柱や壁もまだピカピカです。
山門をくぐってすぐ左へ行くと、鎌倉中期の板碑があります。板碑は鎌倉時代から室町時代にかけて、全国的各地で建てられました。阿弥陀一尊種子板碑というもので、種子は梵字のことを指し、刻まれた梵字は阿弥陀如来を表わすキリークです。
お寺の方に場所を教えて頂いて、古河公方成氏の墓参りです。
境内の西端の一段高い基壇の上に足利成氏の五輪塔があります。
来た道を戻って茨城県に入り、雀神社を過ぎて三国橋で渡良瀬川を渡ると埼玉県に入ります。そこから谷中湖に沿って車を走らせ、土手の上の県道から下りて少し行くと三県境があります。5台程止められる駐車場からすぐのところです。通路の左の水路のこちら側は栃木県です。
三県にタッチ。境界の杭から三方向に分かれる水路が県境です。
【三県境とその周辺 ⑤⑥:大前神社・雷電神社】パワースポットを巡る夫婦旅 に続く・・・