【妙義山】その1 妙義神社~天狗岩 | 徒然なるままに山と歴史を・・・

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2023/6/7 道の駅みょうぎから妙義神社をお参りしてして相馬岳・大砲岩を回ってきました(妙義神社~天狗岩

 

 

本日の行程

 04:45 道の駅みょうぎ駐車場 スタート

 04:56 妙義神社 [滞在 4分]

 05:35 大の字 [休憩 13分]

 06:10 奥の院 [滞在 9分]

 06:41 見晴 [滞在 3分]

 07:21 大のぞき [休憩 19分]

 08:07 天狗岩 [滞在 1分]

 

 08:25 タルワキ沢のコル

 08:41 相馬岳 [休憩 14分]

 10:03 バラ尾根ピーク(パノラマ台) [休憩 7分]

 10:20 堀切(ホッキリ)

 11:21 鷹戻しの頭

 11:48 二段ルンゼ

 12:17 東岳分岐 [休憩 7分]

 

 12:58 大砲岩 [滞在 28分]

 14:27 あずまや [滞在 3分]

 14:45 大人場 [休憩 5分]

 14:59 金鶏橋

 15:24 道の駅みょうぎ ゴール

 

   歩行距離 : 8.6km

 


今回は日帰りで妙義山です。道の駅みょうぎから県道を歩くと、すぐに妙義神社の一ノ鳥居があります。旅館や売店の間を抜けて、まっすぐに坂の参道を上っていきます。

 

参道に先に巨大な八脚門があります。白雲山石塔寺の仁王門として安永2(1773)年に建てられましたが、明治の神仏分離令で石塔寺は廃寺となり、今は妙義神社の総門となっています。今でも大きな仁王様がいます。

 

まるで城砦のような高い石垣の間の石段を上っていきます。

 

享保4(1719)年に建てられた銅鳥居をくぐると、更にまっすぐ急な石段が続いていますが、右の坂道で上がることもできます。

 

長い石段を上り切った所に1650年代後半の明暦年間に建てられた随神門があります。修験者が止まったりする長床が、横につながっている珍しい造りです。随神たちはガラスに囲まれて、朝日が光ってよく見えませんでした。

 

随神門からは冨岡方面が見えます。

 

随神門をくぐって左へ行くと、石段の上に江戸中期の宝暦6(1756)年に建てられた唐門があります。門の左右には袖塀が続いています。

 

唐門の天井には龍が描かれ、周囲から迫り出した斗供にも彩色が施されています。

 

唐門をくぐると、すぐ先に妙義神社拝殿があります。幣殿・本殿と共に、唐門と同年に建てられました。屋根瓦には菊の紋がついていて、賽銭箱には一際大きな菊がついています。

 

扁額や左右の海老虹梁は金ピカです。

 

拝殿の欄間や脇障子も細い彫刻があります。

 

幣殿や本殿も欄間や破風の装飾が細かく鮮やかです。

 

唐門からは朝日が差し込み、神々しさを感じます。

 

拝殿の横には唐破風屋根の神饌所がくっついています。神饌所は神様に供える食事の支度をする所です。

 

拝殿の前を右へ行って北門をくぐって石段を下りると、向こうに登山口があります。いよいよここからが登山になります。

 

登山口からすぐにロープが設置されていました。傾斜的にはまだロープを頼るほどではありませんが、足元が滑りやすいので、あった方が安心です。

 

登山道にはあちこちに印がついていて、道に迷う心配はありません。

 

道の途中に石が積まれています。登山者用のケルンというより、賽の河原の石積みのようです。

 

長い鎖場を登り切ると、道が左右に分かれます。左の大の字の方へ行きます。

 

分岐からすぐの所に鎖場があり、岩をよじ登っていきます。

 

登った先の右側に小さな石祠があります。

 

向こう側の鎖場を登ると大の字です。

 

大の字の向こうに榛名山と、その奥に赤城山が見えます。

 

高崎や埼玉方面。

 

赤久縄山方面。

 

分岐まで戻って、そこから10分でに出ました。この分岐を左に下ると第一見晴に出ますが、ここは右の「キケン」と書いてある方へ行きます。

 

辻から7分程のところに石段があり、奥の方に暗がりが見えてきて、更に行くと奥の院の看板がありました。

 

石段の先は両側に石垣があり、更に上へ上がるハシゴがあります。

 

石垣の上には左右の岩壁の間に別の岩が挟まって、天井のようになっています。

 

ハシゴを上った所にお地蔵さんや大黒様のような石像がありました。その右の板碑には中之嶽大國主命・白雲山妙義大神・龍達盤長姫命と刻まれています。

お地蔵さんには、スポットライトのように光が当たっています。

 

見上げると天井の岩のスキマから日が差し込んでいました。

 

昔は奥の院からの眺めも良かったかもしれません。

 

奥の院の石洞の横に鎖場があります。

 

鎖場を登ると、挟まっている岩の上に出ます。岩の隙間が大きく開いていて、ここから光が差し込んで、お地蔵さんを照らしていました。

 

奥の院横の鎖場を登って5分程行くと、ちょっと広いところに出ます。

 

広場の左側には高い崖が続き、その先にスリリングな長い鎖場がありました。右側は下の方まで崖が続いています。

 

鎖場を登ると、すぐ下に大の字見えました。その先に妙義神社の総門、更に向こうに道の駅の広い駐車場が見えます。

 

右の方にはゴツゴツした金鶏山が見えます。

 

10分程行くと見晴に出ました。右側と向こう側が大きく落ち込んでいて、左側は葉っぱが茂って下が見えません。

 

緊張しながら見晴の端に立つと、北西の方に裏妙義の向こうに浅間山が見えました。やっぱり左側も下は崖でした。

 

見晴から北方面。

 

見晴から北東方面。榛名山の右奥に赤城山が見えます。

 

見晴から東方面。

 

見晴から南東方面。

 

見晴から南方面。

 

浅間山をよく見ると噴煙が見えました。

 

見晴から5分行くと岩が縦に割れていて、その間の30cm程のスキマを登っていきます。途中で左側の岩に上がるとラクに登れました。

 

割れ目のすぐ先に高い岩壁がありました。ここはビビリ岩と名付けられています。

 

ビビリ岩の下からは鎖の先が見えません。

 

ビビリ岩の後半は急斜面に鎖が斜めについていました。この崖はずっと下の方まで続いていて、マジでビビリます。

 

ビビリ岩を登りきって5分程で分岐があり、左へ行くとすぐに玉石があります。

 

玉石から先の天狗岩が見えます。分岐まで少し戻って天狗岩を目指します。

 

今度は背ビレ岩です。左下は崖になっています。

 

背ビレ岩を登った先も狭い岩が続きますが、こんな所にも板碑がありました。板碑は割れていて、○姫命・○大神と刻まれていました。奥の院と同様に龍達盤長姫命・白雲山妙義大神かもしれません。

 

背ビレ岩から先も細い岩場が続きます。

 

細い稜線は恐怖はあるものの、どちらを向いても絶景です。

 

鎖を上ったり下ったりしながら行くと大のぞきに出ました。

向こうの板碑には恐らく妙義大神・御玉前大神と刻まれ、手前はコケでよく読めませんでした。もう1枚の板碑には御嶽三社大神・三笠山と刻まれています。

 

大のぞきの南側からは天狗岩の絶壁が間近に見えます。ここは狭いながらも平坦なので、ここでおにぎり休憩にします。

 

すぐそこのピークが玉岩です。

 

大のぞきから北側に、長い鎖場を下りていきます。

 

切り立った断崖の縁を歩く場面も何ヶ所かあります。

 

木の根っこを頼りに登った先で天狗岩に出ました。ここからは背伸びすれば南側がちょっと見える程度の展望です。

 

 

【妙義山】その2 へ続く・・・