名車再生!クラシックカーディーラーズ
「サーブ・9-3」BS11 2/17放送
感想
私にとってSAABは戦闘機の「サーブ・ビゲン」に代表される航空機メーカの認識。ただ、自動車部門は他社の傘下企業として切り離され、現在SAABと直接の資本関係はない様だ。
さてこのコンバーチブル。さほどの奇抜さはないが、北欧独特の静謐さがあって印象はいい。
ターボについては、以前乗っていたシグマ2000ターボが、ちょっとオイルをケチるとターボランプが点かなくなり(当時はターボ専用のランプがあった)カストロールを入れていた。
そういえばフンで汚れたルーフは掃除したのかな?・・・
利益7万ちょっとか・・・地味な商売やな。
内容
飛行機のメーカとしても知られるサーブ。
スタイリッシュなスウェーデン車。確かな技術力とデザイン性。
サイトを見比べるマイク。2台見つかる。①2000年式のシルバー、②2002年式のブルー。いずれもコンバーチブル。
出掛けるマイク。1台目は気乗りせず見送り、2台目に。
売主ジルさん。ドアに小石を撥ねたちいさな凹み。
ルーフにトリのフン。
ただしルーフの作動は完璧。内装はキレイ。
エンジンルームを見るマイク。
テストドライブではパワー不足。ターボも効いていない様だ。
戻って交渉。希望は2600ポンドだが2400で握手!
エンジン音を聞くエドは「スッキリしない音だな・・・」
この車はバルクヘッド(内外の隔壁)にヒビが入り易いとも言う。
まずエンジンの状態を見る。診断ツールを繋いで電気系統調査。
エラーコードは1番シリンダーのミスファイア。
そのプラグだけが濡れており、新品に交換したが直らず。
次はコイルパック(高電圧を得る部品)4個分が一体構造。
80ポンドの新品を見つけて交換。
エンジンの調子は良くなったので、データロガーを付け、マイクがボディ凹み修理に行く時チェックしてもらう事に。
トップギヤでのパワー不足を感じるマイク。
業者のところで修理を頼む。
裏側から特殊な工具で少しづつ叩いて戻す。
あとはコンパウンドで仕上げ(塗装なしで直った!)
戻ってデータロガーを解析するが、電気系は異常なし。
シャフトを動かすとガタがある。
ターボはオイル不足ですぐダメになる。
中古ターボを350ポンドで入手して交換。
イグニッションキーのグラ付き修理。この車はギヤをバックに入れて回さないと抜けないので、無理をしてガタつく場合あり。
傷付いたシフトノブも交換。いったん嵌めると外れない構造のため、ノコでホルダを切って外し、交換。
バルクヘッド割れの予防措置として、ステアリングラック固定用のクランプとブレースを追加。
以上で整備完了!
費用一覧 円換算(¥190/£)
CAR 2,400 456,000
TURBO 350 66,500
COIL PACK 80 15,200
BODY WORK 150 28,500
TRIM PARTS 180 34,200
BRACE UPGRADE 200 38,000
TOTAL 3,360 638,400
飛行場でのテストドライブ。ターボ本来のパワーを取り戻した。
買価はどうするの?とエド。「格安で買ったし3760でどう?」
人づてに聞いて訪れたカリンさん。
マイクの3800というオファーに「3600では?」
大胆だな・・・じゃあ3750は?「それで買うわ」