グッドドクター・名医の条件 シーズン3(TVドラマ)2019年 | 私の備忘録(映画・TV・小説等のレビュー)

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日々接した情報の保管場所として・・・・基本ネタバレです(陳謝)

シリーズ一覧
season1 2017年  saeson2 2018年  season3 2019年

season4 2020年  season5 2021年


キャスト
ショーン・マーフィー  - フレディ・ハイモア
ニール・メレンデス     - ニコラス・ゴンザレス
クレア・ブラウン        - アントニア・トーマス   
マーカス・アンドリュース - ヒル・ハーパー
アーロン・グラスマン   - リチャード・シフ
アレックス・パク      - ウィル・ユン・リー
オードリー・リム     - クリスティーナ・チャン 外科部長
リア・ディラーロ  - ペイジ・スパラ  ショーンのルームメイト
モーガン・レズニック - フィオナ・グーベルマン
デビー・ウェクスラー - シェイラ・ケリー  グラスマンの妻
カーリー・レヴァー   - ジャシカ・ニコル  ショーンのGF
アレグラ・アオキ        - タムリン・トミタ  病院理事


感想
カーリーにデートを申し込んだショーンだが、相手との距離感が掴めずその後もギクシャク。何度目かで添い寝まで漕ぎつける。
だが第10話でショーンの父が危篤になった。彼はリアの同行を希望。彼が父の死に接した時、一晩中ショーンを抱きしめたリア。
カーリーとショーンはゼックスが出来るまでの仲になったが、結局彼はリアを愛しており、リアも同じだと分かったカーリー。
カーリーは身を引き、ショーンは自分の想いをリアに告げるが、受け入れられず。
最終の2話で、悲惨な状況での救命を成し遂げたショーンに正面から向き合ったリア。
途中に入る医療情報がハンパなく濃密なので、やや疲れる。
そんな中でも各キャストの人生が少しづつ進展して行くのは、かつてシーズン15まで続いた「ER(緊急救命室)」を思い出す。
最終話で、ずっとベテランとして皆を牽引して来たメレンデスが亡くなる。なかなか好きなキャラだったので残念。
シーズン4も継続して放送されている。
オマケ

第7話で、目の腫瘍のため残った目も摘出して失明する少年に、最後に自分の胸を見せるモーガン(なかなかイイ奴やん♪)

あらすじ
第1話 悲惨なデート
外科に復帰したショーン。カーリーとのデートでカラ回り。
ハン部長を解雇したマーカスは病院を去る。
1件目:結婚式場から搬送された花嫁スザンヌ。腹部全体がガンの状態で、手術不可とメレンデスが判断するが、臓器を取り除いた状態で腫瘍を除き、戻す事を提案するショーン。
2件目:腎結石で認知症の患者ハーヴィーを受け持つパクとモーガン。検査の結果ガンが見つかり、後の妻の負担を考えて、手術すべきではないと考えるパク。反発するモーガン。
だがハーヴィーは何度話しても手術の事を理解しない。それを見てモーガンも納得し、妻のルビーを説得して手術は回避。
カーリーとのデートは、綿密な計画を立てて進めたもののうまく行かず、失敗したと思い込んだショーン。皆が慰めた。
失職したアンドリュースを、指導医としてスカウトするリム。

第2話 傷だらけの英雄
1件目:地下鉄で絡まれていた女性を助けようとした青年ジョシュが、相手にスケボーで顎を砕かれて搬入された。
アンドリュースは、ものを噛む事も会話も出来ないと診断。


だが独創的なアイデアを出すショーン。リスクはあるがその手術を選ぶジョシュ。手術は成功。助けられた女性が面会に来る。
2件目:メレンデスが手術した乳児に再手術が必要となる。

不安の両親に、自分が執刀すると言って納得させたリム。
だが再手術の過程で別の疾患だと判明し、メレンデスに手術を任せるリム。結果を聞きメレンデスに感謝する両親。
初めての執刀医を競い合うパク、モーガン、クレア(実はショーンも)だが、パクのふとした挑発で評価を下げたモーガン。
アパートを追い出され、やって来た母親を拒絶していたクレアだが、一緒に暮らす事を受け入れた。

第3話 母と娘
執刀が決まったクレアが担当したのは、腹痛を訴える少女ミシェル。ミシェルが胸の痛みを訴える。避妊用ピルによる肺塞栓症。
その処置の過程で、彼女に自傷の跡を見つけるクレア。ミシェルは3人の里子(母が引き取った)の世話に忙殺されていた。
その事を軽く見ている母親。ミシェルに自分の母親との確執を話し、精神科医の診察を受けさせたクレア。


その事を知って怒った母親が、執刀医を変える様リムに要求。
執刀医変更をミシェルが拒み、結局クレアが担当して手術は成功。術後、自分も医師になりたいと言うミシェル。
達成感のまま帰路につくクレアに、母親が事故を起こしたとの連絡。母は死亡。
車内には、祝杯用に一本だけ隠しておいた酒があった。

第4話 手を繋ぐ理由
1件目:アンドリュースの下でショーンとパクは、陰謀論者で有名なミッチェル・スチュワートを担当。毒を盛られたと信じ込むスチュワート。
肝臓疾患対応の手術をしたが回復しない。
スタッフが毒を盛っている、と転院を喚くスチュワートにショーンが直言。結局ケアをショーン一人に指名して治療を継続。

スチュワートが飲んでいる漢方薬が肝機能を阻害している事を突き止めたショーン。彼は漢方薬を盲信していた。
2件目:虫垂破裂の患者リリーを受け持つクレアとモーガン。緊急手術後、MRIの脳検査で彼女が痛みを感じない体質だと判明。心の痛みも感じない妻にショックを受けた夫 ジョナス。夫のために投薬治療を開始したリリーは、辛さで精神的ダメージを受ける。夫への愛から投薬を受けている、と訴えるクレアに、その中止をリリーに言うジョナス。涙を流すリリー。
実は、メレンデスは投薬を中止していた。彼女の涙は本物。
母親の遺灰を持ち続けているクレアに絡むモーガンは「海洋科学館」に同行し、遺灰を撒くことに付き合った。
結婚届けを出す寸前で逃げたグラスマンに意見するショーン。
そして改めて届けを出すのに付き合ったショーンとカーリー。

第5話 小さな前進
1件目:食道がん患者ベスの担当となったショーンを、初の執刀医に指名したリム。口からの食事が出来なくなるという、手術内容の説明がまずくショーンの執刀が一時拒否されそうになった。
その手術中に突然取り乱してその場を逃げ出すショーン。実はベスの症例で口からの食事が出来る術式を見出したが、彼の腕では不可能。口頭説明なら出来ると聞き、アンドリュースとリムが手術を継続。順調に手術は進み、最後の一針を託されたショーン。
2件目。骨折患者カーティスを担当するクレアとモーガン。

手術中に不整脈を起こし一時危険になったが、術後カーティスは断酒して6年以上だと飲酒を否定。だがアル中だった亡き母を見ていたクレアは信じない。一方妻は彼を信じている。
徹底した検査の結果、体内の腫瘍が原因で胃がアルコールを自家製造していた事が判明。間違いを認めつつも、依存症への偏見を止めないクレアを心配するモーガン。
妻がベッドの物入れに銃を入れていたのに気付き、ギスギスして来るグラスマン。過去に何があったか聞いても沈黙のデビー。

第6話 悩める執刀医
1件目:ショーンが次に執刀する患者を決めたリム。手術に臨むショーンだが、動脈を傷付け練習と異なる流れに。
鉗子を渡そうとした看護師ホークスに「正しい渡し方」を要求し、最後には手術室から追い出したショーン。
リムから謝罪するよう命令されるが、正しい渡し方を教えれば謝罪は不要だと解釈してホークスに接し、苦情を申し立てられたショーン。
2件目:胎児のすぐ近くに腫瘍がある患者パティを担当するメレンデスは、その手術をリムへの相談なく実施した。
後に再手術が必要となり、別の方法を今度はリムから承諾を得た。だが手術中にパティは亡くなる(子供は助かった)
病院のカフェをクビになったデビーは、小さな診療所の院長をしているグラスマンに、そこで働きたいと言い出す。
カーリーが、友達の集まりにショーンを誘わなかった事について理由を話した。場に馴染めないだろうとの勝手な判断。
「彼女失格だよね?」の言葉に却って喜んだショーン。

第7話 やり残したこと
1件目:既に左目が義眼の少年チャーリーは、残った右目も腫瘍で摘出が必要。担当のクレアとモーガン。

数時間後に行う手術を前にいなくなったチャーリー。スマホの履歴から球場でチャーリーを見つけたモーガン。球場でドリンクを売る女の子が好き。モーガンとクレアで応援するが声もかけられず。駐車場で車の運転を経験させる。
病院に戻ったチャーリーに、ベッドのカーテンを閉め、最後のサプライズで胸を見せるモーガン。そして手術は行われた。
2件目:免疫不全の患者タラを担当するパクとショーン。手術が必要だが、感染予防のためずっと気密テント暮らし。


手術中、テント外での治療が必要になり、タラは感染症で苦しむ。パクが、治癒可能な遺伝子治療を進言するが、リムの助言にもリスク50%の治療に踏み切れないメレンデス。
ショーンが「人と違う」自分の事を話して、タラは治療を決心。
治療の投薬を受けたタラはショーンがそばに居ることを希望し、逆にカーリーの事で悩む彼に助言した。
グラスマンの診療所で働き始めたデビーだが、何事も予定通りに進めようと強引に患者を扱う。

「ここは私の診療所だ!」と怒鳴るグラスマン。

第8話 挑戦者たち
最後の執刀医デビューが決まったモーガンの患者は「頸動脈内膜剥離」高度な技術が必要。
1件目:宇宙飛行士のレン。肺の上葉に腫瘍。肺を完全に残さないと月に行くミッションが出来ない。患者はメレンデスを指名したが辞退。結局リムが行う手術をメレンデスがサポート。

途中で困難な状況になったのを助けたメレンデス。
2件目。ロザリンド・エルナンが心筋梗塞で入院。有名な研究者。担当するパクとショーン。心臓の半分が機能しておらず、心臓移植しか手がない。知らせたい人を訊くが、2年前に別れた夫レオには今さら言えない・・・
パクはレオを訪ねて状況を説明した。病室を訪れたレオ。
デビュー手術の2時間前にグラスマンを訪れるモーガン。実は関節リウマチ(母も)痛みだけを止めて何とか手術をやり切った。
キスの段階から次に行こうとしているショーンとカーリーだが、ベッドで8秒しか寄り添えない。諦めが早すぎるショーンを諭すパク。自分なりに調べ、カーリーの方法を認めたショーンは再チャレンジ。「こうしているのは怖い。でも素晴らしい・・・」

第9話 不完全なハート
ゆきずりの男と寝た事に自分で幻滅するクレア。
1件目:脾臓破裂の患者ケインが運び込まれた。それはクレアが昨夜寝た男。彼が昨夜麻薬を使った事を知っていたクレアは、その可能性を指摘して治療が円滑に進んだ。
術後クレアに、退院したらまた浮気をすると言ったケインは、君も俺の事を既婚者だと知っていたと言う(俺と同じ)
夫との関係を知り、妻がクレアにビンタをする。逃げ出すクレア。泣いているクレアを慰めるメレンデス。
2件目:婚約の記念写真を撮っている時に倒れたジーニーを担当するショーンとモーガン。MRIを行ったが脳梗塞ではなくけいれん発作。膀胱が拡張した事により腫瘍が圧迫されて発作となった。また腫瘍がもう一つクリトリスにもあり、摘出すると性感が得られなくなる。その手術を拒否するジーニー。SEXこそが自分をさらけ出せるとの言葉に相手のトニーも同意。
納得出来ないモーガンはトニーの本心を確認し、SEXより君の命が大切だと言わせ、彼女の同意を得る。
カーリーと添い寝が出来るようになったショーンだが、彼女にタトゥー(不完全なハート)があるのを見つけて心を乱す。
高校生の時のいたずらだと言って誤解を解くカーリー。
ワイオミングの母からショーンに、父がすい臓ガンであと数日の命だとの連絡が来る。

第10話 帰郷
お父さんが君と話したがっている、と伝えるグラスマンに「言いたいことは何もない・・・」とつれないショーンだったが説得に応じた。だがリアの同行を要望。三人でワイオミングに向かう。


1件目:メレンデスと共にジムでトレーニングしているクレアの前で、NFL選手のアート・ケルマンがバーベルに挟まれて受傷。
アートの病状は破裂骨折と脱臼。病院に専属の医師が来て、我々が選手復帰出来る治療をすると言った。一方メレンデスが提案する術式があった。アートはメレンデスを選ぶ。
アートの怪我は、実は故意。アメフトを辞める彼なりの手段。
手術終、クレアの助言で母親に本音を打ち明けるアート。
母との確執をアートに吐露したクレアは、セラピストを訪れる。
動揺して実家に入れないショーンをモーテルに連れ帰るグラスマンとリア。弟スティーブの墓参後、再び実家に戻るショーン。
許しを乞う父に、僕のウサギを殺し弟も殺したと非難したショーン。償うチャンスがないのは酷だ、と言うグラスマンに、娘に死なれた親の辛さを感じ取るリア。

翌日訪れた母親。再び父親に会うショーン。
「あなたを許す」と言うショーンの言葉に父は「スティーブの死はお前のせいだ」と言い、出ていけ!と叫んだ。
モーテルに戻ったショーンに父の死の知らせ。パニックを起こしたショーンを抱きしめるリア。結局リアは一晩寄り添った。

第11話 秘密と過ち
「私がここで寝た事は誰にも話さない方がいいと思う」とリア。
1件目:スキー中に転んで粉砕骨折したケリーを診るクレアとパク。無麻酔での処置を懇願される。オピオイド依存症だと言う。
夫には言っていない。ピンとフレームで固定。激痛に耐えるが、それでは不足で本格的な手術になる。それでも麻酔を拒むケリー。夫に説得させるため「守秘義務違反で理由が話せない」と秘密を強調。夫の追求に真相を話すケリーだが、依存症の恐怖から麻酔は拒む。想像を絶する痛みに耐えたケリー。
2件目:腸閉塞が疑われるルカを担当したパクとクレア。
その様子から、ドラッグの袋を大量に飲んだと見抜いたパク。
クレアは、初犯だと言うルカを信じ、通報せずに処置する方法を模索する。摘出後24時間は分析のため通報を遅らせる。
腹のドラッグが摘出されたルカはクレアに感謝して病院を去る。
だがその後ラボが襲われ袋が強奪された。ルカは偽名。
愕然とするクレアを慰めるメレンデス。
ぎこちないカーリーとの関係。とうとうワイオミングで、リアと一晩中抱き合って寝たことを白状するショーン。SEXはなかったが、何週間もかかった自分に対し、リアは一晩で添い寝ができた事にショックを受けるカーリー。彼女の望みがリアとの同居を止める事と理解するショーン。

第12話 プロムの夜
1件目:がん患者の高校生ライアン。化学療法が効き腫瘍は消失。治療で知り合った恋人アンジーとプロムへの参加を楽しみにしていたが、発作を起こしたアンジー。脳腫瘍の再発。
母親は、感染を恐れてライアンを遠ざける。落ち込むアンジー。
クレアは母親が帰った後、アンジーにドレスを選ばせ、マスクを付けて正装したライアンを引き入れた。楽しく踊る二人。
そして翌日手術が始まった。だが腫瘍は癒着がひどく、患部はそのまま閉じられた。彼女の死が伝えられた母親にそっとハグするライアン。
2件目:足が腫れた少年ジェームズを受け持つショーンとモーガン。細胞診で遺伝子変異が見つかった。
41種ある薬の中から適切な薬を投薬しなくてはならない。
カーリーが、遺伝子操作で感染させたゼブラフィッシュを使って薬の有効性を調べる方法を提案。ショーンとの共同作業。

彼女が決めた薬で投薬が開始された。その結果、ジェームズは快方に向かう。
関節リウマチ薬の副作用で吐き気がするモーガンは固形物を避けており、それを心配するグラスマン。
カーリーの言葉を受けて、リアとの同居を解消したショーン。
母の死をひきずるクレアを慰め、共にランニングするメレンデス。

第13話 最高のパレード
カーリーとのsexを仲間に言いふらすショーン。
1件目:母のキャロラインを病院で見て驚くモーガン。実は脳の海綿状血管腫で受診していた。彼女は画家で、モーガン以外の子は芸術家(兄:彫刻家、姉:作曲家)
医師となったモーガンは、母との溝を感じていた。
画家の能力を失うのを恐れ手術を拒むキャロライン。グラスマンが開発した血管腫治療をモーガンが勧めるが彼女を否定する母。
発作も起き、兄の説得で手術に同意したキャロライン。術式は「定位的レーザー・アブレーション」 手術は成功し、モーガンに感謝する母だが、余分な皮肉。

「勉強家にも力があったわね・・・」
2件目:腫瘍で余命半年と言われたオリバーは、辛い化学療法をやめ、残された時間を好きな事に使うと決めて浪費を始めた。そんな夫に愛想をつかして妻が別れを告げる。
その後オリバーは、帯状疱疹になった事で免疫効果により腫瘍がほぼ消えてしまった。突然手に入った寿命に困惑するオリバー。
カーリーにパレード(sexのオーガズム)を見せていないと仲間に言われて気にし始めるショーン。

第14話 本当の自分
1件目:ひどい声がれで受診したケイリー。様々な専門医を回ったが原因不明。ショーンが、原因特定には37種の検査が必要だと言うが、そんな時彼女が発作を起こす。応急処置をしたショーンは「イーグル症候群」と診断(茎状突起が伸びて神経を圧迫)ケイリーはインフルエンサー。ショーンを大々的に持ち上げる。
手術は志願したモーガンが行い、アンドリュースが指示。途中脳虚血になったが、無事に終了。ミスがあったかどうかは微妙(彼女のリウマチを知っているグラスマンはミスを確信)
2件目:腹部違和感で搬入されたアン。3歳の娘マーラが「ママは私のウンチ飲んだ」と言う。便移植したと言うアン。
抗生物質が効かなかったのでYouTubeのやり方を真似た。
アンを手術する一方でマーラの便が検査された。その腸内細菌が高脂血症を示す。CTの結果早急な心臓手術が必要と判明。
自分がバカをやったおかげで娘の病気が分かり喜ぶ母親。
ケイリーのSNSのせいで有名人になったショーン。
取材を嫌がるショーンを説得するグラスマンだが逆に、空席になっている事務員対応にリアを面接すべきと言われた。
取材を受けるべきかをショーンに聞かれるカーリーだが、その次にリアにも聞くと言われて絶句する。
リアを面接するグラスマンだが、そのIT知識に驚く。
院内のやりとりで、クレアの意見ばかり支持するメレンデスに対して苦情が入り、リムがその対応に動く。

第15話 言葉ではなく
メレンデスは、誤解を与えたなら自分の落ち度だと皆に謝罪。

クレアはモーガンを疑うが、パクが「俺が言った」と告げる。
1例目:犬に襲われ肩を負傷した消防士のフラン。上腕骨がこなごな。担当するパクとクレアだが、対立して夫々手術のアイデアを出す。メレンデスは実験的なパクの案を採用。不満のクレア。手術は成功したが、気まずさが残る2人。
2例目:気道未発達で、気管チューブで呼吸している少年コーリー。リムが新しい手術で口呼吸が出来る様にしたが、話すことは出来ない。聴力があっても話せず、手話をするコーリー。
コーリーが話せる様にと没頭するショーンは、肋骨の軟骨を利用して声帯を作る案を見出す。両親はリスクを考え断る。

ショーンは、今を逃せば将来声が出せても話せないと訴えるが、それを止めたリム。
退院時、浮かない顔のコーリーに気付いたモーガン。問われて学校での生き辛さを訴えるコーリー。両親は手術に同意した。
手術は成功。互いに称え合うショーンとモーガン。
デート中にリアのカップルとたまたま合流したショーンたち。
ショーンとリアのデュエット姿。2人の愛を確信するカーリー。
「あなたの彼女でいられない」と身を引くカーリー。
モーガンと話すリム。密告したのはモーガンだった。苦情を言った者は解雇されないという特例を利用しているのか、と訊くが否定するモーガン。必要があれば解雇すると宣告するリム。

第16話 心の解剖
1件目:初老の女性が急患で運ばれて来た。ホームレス。


緊急手術をしたが出血多量で死亡。彼女の足には小さなハチドリのタトゥーがあった。死因特定にこだわり解剖を主張するショーンだが、身元が分からないと遺族の許可が取れない。
パクが警察のツテを当たり、女性がマリベル・ヴォンテインと判明。父親に育てられた息子ジュールズが見つかった。11歳で母と別れたジュールズは、訪ねて来たショーンに「どうでもいい」と突っぱねた。口論になり警察に通報されてしまうショーン。
ショーンは病理トップのカーリーに、この件がはっきりしない限りリアとの事に向き合えないと訴える。

解剖を許可したカーリー。
マリベルの死因は遺伝性の難病だった。再び息子を訪ねて報告したショーン。あなたもそうなる可能性がある。
彼女の最後の言葉が「コリ」だったと聞いて驚く息子。子供の頃走り回ってコリ(フランス語でハチドリ:Colibri)と呼ばれていた。足にもそのタトゥーがあったと伝えるショーン。
2件目:スケボーの怪我で腹に重傷を負った学生のエイデン。
酒、ドラッグもやらず、スケボーもした事がないという。だが手術を終えると、「マリファナをやってスケボーは良くなかったな」と別人の様。クレアとモーガンに会うのも初めてだと言う。
検査の結果「夢遊病」だと判明。本来人格が真面目な方。
脳内に嚢胞があり、悪性ではないが抜いた方がいい。だがそれをやると別人格が消える可能性あり。手術を渋るエイデン。
モーガンの提案で「睡眠エイデン」に事情を説明すると、手術に同意のサインをした。手術後「睡眠エイデン」の残した録画を観るエイデン。「力を抜いて生きろ」との助言。
ショーンがマリベルの死因にこだわったのは「リアに告白すべき」とカーリーに言われたから。

ショーンを後押しするカーリー。
リアに告白するショーンだが、自分はメチャクチャな人間だと断る。「僕が自閉症だから?」の問いに答えられず涙ぐむリア。

第17話 修復の方法
1件目:目まいで数歩も歩けない患者アリスを担当するショーンとクレア。5年分の医療記録を持つ。夫が娘のルビーを連れて来る。彼の話では「特発性自律神経障害」と診断されていたが全く治療効果なく、妻は解明を切望している。
様々な検査の結果「両側副腎髄質過形成」と診断された。副腎を取れば症状は収まるが、リスクがある。手術を希望するアリスだが、夫はルビーを連れて別れると言った。
モーガンが観るニキビ潰しの動画から、患部を絞り出す手を思いつくショーン。メレンデスの同意も得て手術が行われた。
2件目:刺さったサボテンのトゲを放置して運び込まれたウェス。彼は、家庭に問題のある少年たちの面倒を見ていた。
症状は重く、ウェスは末期腎不全となる。移植ドナーの見込みも低い。心臓が弱くて透析にも耐えられない。
心配してついて来た少年たちは、独断で腎提供の適合検査を受け、16歳のマックスが適合する。腎提供を希望するが、リムはそれに反対しウェスに相談する。一芝居を頼むウェス。
マックスに、基本的な適合は確認したが、別の指標で抗体があり、移植出来ないと告げたリム。落胆するマックス。

クレアのもとに、亡くなった親友ケイの夫ダッシュが来訪(S2:第7話)。ケイが残したレシピを手にデートを申し込む。戸惑うクレアを応援するメレンデス。ケイのレシピで作った食事にダッシュを誘うクレア。
婉曲な断りに気付かないショーンは「うまくやれる」と言い張るが「自閉症は治せない」ときっぱり拒絶するリア。

第18話 失恋の手ほどき
1件目:ショーンとクレアが付いた患者フィンは、深刻な睡眠時無呼吸症候群。呼吸に関わる部分に圧力がかかっており、小脳の一部切除が必要。本人は「偽性軟骨無形成症」で手足が短いが、生来の明るさでナタリーという恋人がおり、彼女の願いを容れて手術に同意。だが別の女性が見舞いに来る(二股)
リアに振られて八つ当たりするショーンはメレンデスに叱責される。課題の手術の対策ヒントをクレアから受けるメレンデス。
手術は成功したが二股がバレ、ナタリーが彼の車を破壊。
2件目:農作業中の事故で両腕に大きなダメージを受けているタイソン。今度が11回目の手術。義手は頑なに拒んでいた。
モーガンは自分が関節リウマチだとリムに打ち明ける。最後になるかも知れない、タイソンに対する手術をやり遂げたモーガン。
だがその手術をした事で、モーガンは手術を受ける決心をした。
ナタリーから啓示を得たショーンは、怒りをリアの車に向けようとしたが出来ず彼女に、自分勝手で偏見に満ちていると言い放った。
カウンセラーに、上司を愛していると告白するクレア。

第19話 大地震の日
元患者のマルタが、自分のブルワリーでチャリティパーティーを開く。それに招待されたグラスマン、メレンデスとリア。

そこに地震発生。タンクが倒れ、リアがその下敷きになった。リム達は現場に向かう。
マルタは脊椎手術をしており、携帯レントゲンの結果動かすと危険。現地での手術が出来ればマヒを避けられるがリスクあり。
同性婚のパートナーは反対するが、手術を希望するマルタ。
メレンデスの執刀、クレアの補佐で手術が始まる。手術中血液不足になるのをクレアのアイデアでビールサーバーを流用した自己血利用が出来、何とか手術成功。だがメレンデスが倒れる。
ショーンは必死でリアを探す。がれきに埋まった隙間を進むと声が聞こえた。辿り着くと、鉄筋に肩と足を貫かれた女性ヴェラがいた。元カレに会いに来て事故に遭ったという。肩の鉄筋は抜けたが、足の鉄筋はコンクリートから出ており動かせない。


 

一方両足がカウンターにのしかかられている青年ケイシー。パクが寄り添って励ます。だがカウンターをどかせば失血死する。

リムに懇願して時間稼ぎの処置を行うパク。父親が来るまであと3時間かかる。
両手を手術したモーガンは手が動かせないため、口頭で看護師に指示。憎まれることを前提に「クソ女と呼んで」と言った。
だが卵管破裂で緊急手術が必要な時誰も対応できず、とうとう自分の包帯を外し手術を始めた。
リアは幸い床下に落ちており、無傷で救出された。オンしたままの救急車の無線でショーンとヴェラの話を聞くリア。
・・・リアと出会っていろんな事が出来るようになった。リアと居る自分が「なりたい自分」・・・・

第20話 愛してる
救急車で運ばれたメレンデス。
ショーンの場所の水道管漏れが拡大し、あと1時間で水没する。足を貫いている鉄筋を切ろうとするショーン。だが切れない。
消防隊の助言を聞き思わずショーンに「逃げて!」と叫ぶリア。
リアの無事を知ったが、ここを去る筈のないショーン。
メレンデスの症状は思ったより深刻だった、リムが執刀したが腸管虚血を起こしていた。敗血性ショックの危機。
「そこを出て!」と訴えるリアはすぐ救助隊が行くと嘘をつく。
もし残ったらあなたも死ぬ、と逃げる様に言うヴェラ。
「鉄筋は切れないが、君の足は切れる」ショーンの失恋について、先に進むと約束するなら切って、と返すヴェラ。
メレンデスは乳酸値を聞く。「8.1」もう末期的だと理解した。
青年ケイシーの告白。母が事故に遭って首を痛めた時、耐えられると思って黙っていた。その後鎮痛剤の過剰摂取で死んだ母。

それを父に詫びたかった。意識が薄れる中、代わりに聞くパク。
アンドリュースがモーガンの指を診る。「今日の君は賞賛出来る。だが外科医としてはダメかも知れない・・・」
死を前にして向き合うメレンデスとクレア。諦められないリムはグラスマンに相談。思いつく処置をしても再建は困難。人工肛門、肝移植も必要・・・今は医師でなく友人であるべきだ・・・
クレアとの最後のひととき。

「言えばよかった」「知ってたよ・・・」
最後にグラスマンが訪れる、「君は最高の外科医だ・・・」
ガレキの中から、片足切断の処置をされたヴェラが担架で引き上げられた。その後ろにショーンの姿。
走り寄るリアがキス。

「あなたは私を豊かにしてくれる!」