グッドドクター・名医の条件 シーズン1(TVドラマ)2017年 アメリカ | 私の備忘録(映画・TV・小説等のレビュー)

私の備忘録(映画・TV・小説等のレビュー)

日々接した情報の保管場所として・・・・基本ネタバレです(陳謝)

シリーズ一覧
season1 2017年  saeson2 2018年  season3 2019年

season4 2020年  season5 2021年

 

シーズン1(全18話)
キャスト
ショーン・マーフィー - フレディ・ハイモア
 レジデント。自閉症でサヴァン症候群
ニール・メレンデス - ニコラス・ゴンザレス
 ショーンの上司で主任外科医
クレア・ブラウン - アントニア・トーマス   
 ショーンの先輩レジデント。性・人種差別に敏感 
ジャレッド・カルー - チュク・モデュー
 クレアの同期レジデントであり、彼女のBF
ジェシカ・プレストン - ボー・ギャレット
 病院の弁護士。グラスマンの娘と友人だった
マーカス・アンドリュース - ヒル・ハーパー
 外科部長
アーロン・グラスマン - リチャード・シフ
 病院長。ショーンを支援して医師にした
アレグラ・アオキ - タムリン・トミタ
 病院理事で財団の副代表
アレックス・パク - ウィル・ユン・リー
 レジデント。元警官
オードリー・リム - クリスティーナ・チャン
 ERの外科医
リア・ディラーロ - ペイジ・スパラ
 ショーンのアパートの隣人
モーガン・レズニック - フィオナ・グーベルマン
  途中から入ったレジデント
デビー・ウェクスラー - シェイラ・ケリー
 病院カフェの店員




感想
2017年から本国で放送されており、現在シーズン6放送中。
自分はBSの「dlife」でシーズン2まで観たが、局自体が2020年に消滅した。

BS松竹東急(2022/3月開局)」でシーズン2の放送を先週までやっていた。シーズン3が継続して放送される(12/25~)

主人公ショーン・マーフィーは自閉症だが「サヴァン症候群」の特殊能力を駆使し、医師として成長して行く。
韓国で放送されていたものを、設定を変えてリメイクしたもの。

ショーンの、嘘がつけず配慮に欠ける発言に周りが戸惑うが、それが悪いことばかりではなく、良い方向付けをする時もある。
次第に広がって行くキャストたちの背景。
以前 dlife の「ER」にかなりハマってシーズン1~16まで全部視聴した。この作品がそのロスを埋める様な存在。

各回、心に残るエピソードがもっとたくさんあるが、書き出すとキリがないので、詳細のあらすじサイトを以下に紹介する。
韓ドラ大好きおばさんの「言いたい放題言わせてヨ!」


あらすじ
第1話「雨の日の匂い」
自閉症でサヴァン症候群のショーン・マーフィーは、医師アーロン・グラスマンの援助で医学の道に進み、医師免許を得る。
インターンとして働くため、グラスマンが院長を勤める聖ボナベントゥラ病院に向かうショーンはその途中、空港で事故に遭った少年を助けた。同病院に運ばれた少年にあった別のトラブルが、ショーンの指摘がヒントで解決され、少年は助かる。
インターンのクレア。外科リーダーのメレンデス。
ショーンの採用を巡る理事会での紛糾。グラスマンの推薦に反対する、外科部長のマーカス・アンドリュース。
そこへ空港でのショーンの活躍が報告され、彼に説明の機会が与えられる。医師になった理由を話すショーン。

第2話「嘘と皮肉」
嘘がつけないショーンは、皆と会話していても噛み合わない。
腹痛を訴えて来院した少年マーティンを診るショーン。様々な検査をオーダーするが、メレンデスは少年を帰してしまう。
クレアはショーンに、患者は大事だがボス(メレンデス)に従うのも大事だと教える。
一方末期がん患者ステファニーの腫瘍が手術不能と判断された時、特殊な画像診断能力で、片腎を取れば摘出出来ると指摘するショーン。倫理上反対するクレア。話はそこで終わった。
同僚のジャレッドは、それを自分のアイデアとしてメレンデスに進言。そして手術は行われ成功。クレアはジャレッドを批判。
ショーンはマーティンの事が心配で、体を張ってラボに検査を依頼。その結果が子供にとって異常値だったため、タクシーで自宅まで行って親を説得。ベッドでマーティンが嘔吐しており腸捻転を起こしていた。緊急で病院まで行き、メレンデスが執刀して手術は成功。マーティンの両親はショーンに抱き付き感謝する。

第3話「ひとつの命」
クレアと共にサンフランシスコの病院へ移植用の肝臓運搬を行うショーン。帰り濃霧でヘリが飛ばず、パトカーでの帰路。
戻ると、移植を受ける患者の飲酒が発覚し、肝臓は他へ回された。娘の入学祝いに一杯だけ飲んだ父親。勧めた娘は悔やむ。
一方VIP患者の手術を手掛けるマーカスは、理事のアオキがメレンデスをサブに付けるのを断る。だがトラブルが起き結局彼のヘルプを受けた。
ショーンの隣りに住む女性リムが、電池を貸して欲しいと言って訪れた。初めての会話。後日返してくれる様に言うショーン。

第4話「眠れぬ夜に」
一件目は妊娠22週胎児の異常。手術中に母親の心動脈が詰まり中断。だが人工心肺に切り換えて続行し手術は成功。
もう一件はポルノ女優(18歳)の陰部に出来た腫瘍。執刀はアンドリュースが行ったが、神経を切断すると性器の感覚を失うという。ショーンが大腿皮神経を採取して繋ぐ事を提案し解決。
アパートで水道トラブルのため管理人と揉めた事を知り、ショーンの一人暮らしを危ぶむグラスマン。

第5話「偽りの希望」
一件目はアナフィラキシーショックの患者。脾臓の病変に生検して更に悪化。のう胞に寄生虫エキノコックスが詰まっており、それがアレルゲン。のう胞は他にも4つあり、一番危険なのは脳。
手術はグラスマンが行った。患者である父親と仲が良くない息子。ジャレッドがその間に入ってアドバイス。
もう一件は腕の骨折で来た少年エヴァン。ショーンの亡き弟スティーヴにそっくり。眼振に気付きCTを撮ったショーンは脳腫瘍を見つける。実はエヴァンは骨肉腫で、余命一年。両親はそれを少年に隠していた。だがエヴァンはその事を知っていた。
別の病気かも知れないと検査を提案するショーンだが、偽りの希望を抱かせる事だと戒めるメレンデス。
塞栓が起き緊急手術をした時、クレアが骨肉腫の病変を確認。
嘘を重ねようとする両親に、前から知っていたと言うエヴァン。

第6話「決断と結果」
結婚式の送迎バスが横転し、多数の患者が運び込まれる。
約20名がトリアージで振り分けられる。圧倒されるクレア、ショーン、ジャレッド。
一件目:大腿骨粉砕の患者へ即席のバルーンカテーテルを作って救命したショーン。その後チタン製の大腿骨移植。
二件目:全身やけどの患者へ魚の皮(ティラピア・スキン)を貼る療法を行うジャレッド。家の財力を使って、治験をしている病院から入手した。長続きしないと戒めるアンドリュース。
三件目:硬膜下血腫の女性。クレアが対処したが、挿管の不適切で脳の低酸素状態が続き、脳死になった。
グラスマンもそれに気付けず、クレアを慰める。

第7話「22歩」
一件目:自閉症の少年リアムが、バスでパニックになって怪我。
リアムを押さえ付けようとする精神科医を止めるショーン。
適切に処置を進めるショーンを、同じ自閉症と悟るリアム。
診察を進めるうちにリアムの目の充血に気付くショーン。
母親がカヴァの根を飲ませていた事で免疫異常を起こしていた。
その病巣を取るのに手術が必要だが、両親はショーンをチームから外す様メレンデスに要望。パニックを起こされたくない。
グラスマンに本心は?と聞かれ、メレンデスは「彼を完璧に信頼している」と言った。リアムも「マーフィー先生に」と主張。
病巣は蜂窩織炎だった。手術は無事に終わる。
二人目:心筋梗塞を何度も起こしている73歳のグレン。ペースメーカーを自ら壊していた。彼に寄り添うジャレッドは、家は裕福だったが寂しい思いをしたと身の上話。
自立を決心し、自力で医者になったという。
延命拒否をしているグレンに最後まで付き添ったジャレッド。

第8話「過ちとリンゴ」
リアにリンゴを食べられてしまい、スーパーへ買いに来たショーンだが、強盗のナッシュに遭遇し、対応のまずさで客の少女エイヴリーが撃たれた。それを責めるカップルの少年ブランドン。
相手にせず治療にあたるショーン。冷静さに感嘆するメレンデスだが、グラスマンは自分の責任と思っていない事を心配。
だがエイヴリーの容体が悪化。ジャレッドは体内でまだ出血が起きているのではないかと指摘。それを否定するショーンだが、メレンデスはジャレッドの意見を採用。
ショーンは、銃弾の入射角から追跡して出血点を特定。
止血により容体は安定した。
家に戻り、過ちを打ち明けるショーンを抱きしめるリア。
もう一件は強盗のナッシュ。ドラッグ中毒でもある彼に偏見を持つクレアを叱るERドクターのリム。反抗するクレア。彼女の母がドラッグ依存症で、自力で大学へ行きドクターになった。
だが後に謝罪したクレア。

第9話「心音のリズム」
人道支援プログラムの一環で送り込まれた少年ガブリエル。
アオキは寄付金目当てにこの治療に積極的。先天性心疾患であり、検査の結果は絶望的。ショーンが起死回生の案を出すが、課題満載。メレンデスとショーンはシミュレーションを繰り返し、行けると判断して手術に挑む。
だが実際には予想との違いがあり、進退窮まる。そこでジャレッドが僧帽弁を付けるためのポイントを発見。無事手術終了。
もう一件はキャスター職の女性エリザベス。喉の結節をマーカスが生検にかけたが、その検体が行方不明になった。
自分の責任を否定するマーカスに妻のイザベルが苦言。
結局検体は、誤ったラベルを貼られて冷蔵庫に入っていた。
がんではなかったと判明。
クレアからショーンが習う「気を惹くテクニック」

第10話「勇気と犠牲」
プロゲーマーでVIP待遇のボビーを担当するショーン。肘の靭帯再建を手伝える事になったショーンとジャレッド。
手術中に、ボビーの握力が落ちている事で神経損傷を疑うショーン。だがメレンデスは却下。
それでいいのかと檄を飛ばすボビー。
再度主張しMRI検査を行ったショーン。上腕に悪性の神経鞘腫が見つかる。三年前からガンの事を知っていたボビーは、ネガティブ思考を排し前向きに生きると決めていた。
脳転移も見つかった。脳幹にあり後遺症の危険性もあるが、積極的に手術を選ぶボビー。途中危機もあったが手術は成功。
一方クレアはサポートのために組んだコイルに言い寄られ拒絶。
その事を聞いたジャレッドがコイルを殴る。
それが告げ口され、ジャレットは解雇される。

第11話「思い出の作り方」
家にショーンを探しに来たグラスマン。リアの部屋にも行くが見つからず(実はベッドの下に隠れていた)
医者を辞めたいと言うショーンを宥め、祖父の遺品だという赤いフォード・グラン・トリノで外に連れ出したリア。運転をさせてもらうショーン。酒も飲んでカラオケをして、初めてのキス。
病院にはグラスマンが、親戚の都合で休むと手当て。
ショーンと過ごす中で、今の仕事を辞め、ペンシルベニアに行くと言い出すリア。
病院では頭部結合双生児ジェニーとケイティの対応。ジェニーからケイティへの腎移植。だがその術後、腎提供したジェニーが心不全に。リスク回避のために緊急分離手術が行われた。
ジャレッドの後日談。クレアは密かにコイルを脅迫。彼はジャレッド復帰を病院に依頼。他病院への推薦をかち取った。
ボスのメレンデスの苦悩。恋人のジェシカから子供は要らないと言われ傷心。慰めるクレア。

第12話「思い出の紡ぎ方」
リアに付いてペンシルベニアに行く決心をしたショーンは、病院に推薦状を依頼した。それを受けるメレンデスだが、グラスマンは納得しない。クレアが「私は寂しいわ」と言った。
それが決め手で病院に残る事を決めたショーン。
先週の双子は分離成功したものの、ケイティの意識が戻らず。
その後ジェニーの心臓が弱り、ショーンはケイティの心臓を移植する提案をする。だが、連続の大手術の前に、二人を再び大動脈で繋ぐ手術が行われた。その結果目覚めたテイティ。
だがケイティの心臓は徐々に弱る。ケイティを救うため、再分離手術が行われた。ケイティだけが生き残る。
ジャレッドが手術に参加(解雇は撤回?)
病院に残ると決めたショーンに、大切な野球のボールを貸したリアは、キスをして旅立った。
メレンデスに別れを告げるジェシカ。

第13話「7つの理由」
ジャレットと共に熱傷の患者ナージャを診るショーン。患者としては面白くないが、呼吸困難を訴えて状況が変わった。
メレンデスが状況を調べようとして気管支の粘膜を傷付け、次いでナージャは冠不全を起こす。
ナージャがイスラム教徒だった事から、彼女が化学兵器の材料物質を吸って炎症を起こしたと断定したショーン。
ステロイド投与で改善。
実はその原因は香水の材料。いい匂いだと誤魔化すショーン。
もう一件はクレア受け持ちの、くも膜下出血の患者。
次いで動脈瘤が見つかるが、妻のケイトは治療を拒否。
実は夫からDVを受けていた。その後、息子が母へのDVを知って父の薬を捨てていた事が判明。
その後手術が行われたが、母子は姿を消した。

第14話「彼女たち」
ショーンとジャレッドは、身体は男性で心は女性というトランスジェンダーのクインを受け持つ。理解が出来ないショーン。
皮肉にもクインの片方の睾丸に精巣がんが見つかった。18歳になったら性転換する予定だったクインは、両方取って欲しいと希望。だが両親、祖母の間で話がこじれる。
その間にクインが睾丸捻転を起こし早急な手術が必要になる。
将来への可能性を残すため、片方残すことにクインも納得。
もう一件は、薬の多用で抗生物質が効かなくなった患者。
人工肛門造設が検討されたが「便移植」がいいのでは?と提案するクレア。その手柄を横取りした新任レジデントのモーガン・レズニック。

第15話「親愛なる誰かへ」
一件目は、生まれつき心臓が胸郭の外側にある十代女性のスピリット。胸郭が育つまで14年待ったが、今度は心臓が大きくなり過ぎて収まらない。これ以上は待てないと言うスピリット。
モーガンが人工胸骨嵌め込みを提案するが、ショーンが反対。
リムが判断し、モーガンの案を採用して手術。
結果は良好で、母親と初めてハグしたスピリット。
二件目は肝移植を待つ少年エリックを受け持つクレアとジャレッド。ここに元警官のパクが加わる。以前コイルに付いていた。
見つかったドナーは、服役中のロシアンマフィア ボリス。
パクは実施に反対するが、それを押し切るメレンデス。
だが、麻酔でアレルギーを起こしてしまったボリス。
これでは移植は無理。自暴自棄で暴れるボリスに「他にも選択肢はある」と言うパク。その意味を察知したボリスは、延命措置はするなと言い残して自殺した。
彼の臓器は使えるもの全てが移植に回され、3人が救われた。
不満のクレアに「彼は英雄になった」と言うパク。
クレアとジャレッドの破局。
フリーになったメレンデスに接近するリム。

第16話「治せない痛み」
10年前メレンデスが担当した患者ハンター。胸から下の麻痺で車椅子生活だが、妻コーラを得て幸せな生活。
今回首の激痛で来たが、MRI検査の結果神経は正常で、腫瘍が神経を圧迫していたと判明。腫瘍を除けば歩けるかも知れない。
だがその腫瘍は脳幹にあり、リスクが高い。ハンターは手術に賭けようとするが、コーラは反対する。歩けるようになったら捨てられるとの危惧。怖い時は僕を支えてくれと言うハンター。
手術は難航したが何とか成功。歩けるかはリハビリ次第。
二件目は、マーカスの美容外科患者 エマ。インプラントの多用で感染症を起こし、中止を余儀なくされた。
見た目が老いるなら死んだ方がマシと言い、本当に死んだ。
一方、不妊治療の副作用で勃起不全の可能性があると知るマーカス。妻に相談すると、SEXは犠牲に出来ないから、他の可能性を探そうと言われた。
クレアの母が病院を訪れる。改心したと思ったら金の無心。
パクから、自宅の隣人ケニーが前科者と聞かされるショーン。

第17話「笑顔の価値」
ショーンが、グラスマンに気がある病院カフェ店員のデビーを彼に紹介。最初ぎこちなかったが、ベンツの話で盛り上がる二人。
隣人のケニーは、勝手にショーンのTVを自分の部屋に持ち込んだりのやりたい放題。うまく使われているのに気付くショーン。
今回の患者は、表情筋を司る神経が麻痺して笑えない女性患者。
マーカスは手術を勧めるが、ショーンは必要のない手術だと反対。保険金が下りないかも、と手術を諦める娘。
それを知ったマーカスは、保険会社に乗り込んで手続きをさせる。その手腕を見て「院長になれる資格がある」と賛辞を贈る理事のアオキ。手術は無事成功した。
デビーとデートの途中、行動がおかしくなって救急車で運ばれるグラスマン。

第18話「友情と思い出」
隣人ケリーの本性を知ったショーンはグラスマンに、もう一度友達になりたいと申し出るが「他を探せ。私はもうじき死ぬ」
脳腫瘍で手術不能と聞き、更に詳細な検査を手配するショーン。
その影響で、初めて手術で失敗するショーン。そのミスを冷酷に指摘するモーガン。
グラスマンの検査結果は更に悪いものだった。模索を続けるショーンを遊園地に誘うグラスマンは、そこで亡き娘マディとの思い出を話した。
手術のミスを改めて認識するショーンだが、そこでグラスマンの生検に鼻からの内視鏡を使う事を思いつく。
モーガンやパクはミスを上に報告すべきと主張。だがクレアとメレンデスは反対。ショーンの場合、ミスをしたら解雇との条件。それに加えてグラスマンも院長を退かなくてはならない。
患者さえ助かれば問題ない、と治療にあたるメレンデス。
ショーンはそこでもひらめきを発揮して治療に貢献。
患者は助かりメレンデスは皆を食事に誘う。そしてモーガンに忠告。「いつか患者を死なせた時、友達が居るといいな」
グラスマンは生検の結果、悪性度が比較的低く手術可能と判明。
グラスマンと初めてハグするショーン。
ショーンはマーカスに、自分のミスを報告すると言った。
その意思を尊重して付き添うグラスマン。