コクーン2/遥かなる地球 1988年 アメリカ | 私の備忘録(映画・TV・小説等のレビュー)

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日々接した情報の保管場所として・・・・基本ネタバレです(陳謝)

監督       ダニエル・ペトリー
脚本       スティーブン・マクファーソン
興業収入 約26億円

キャスト
アート                ドン・アメチー    
ベン                 ウィルフォード・ブリムリー
ジョー                ヒューム・クローニン
バーニー              ジャック・ギルフォード
サラ                 コートニー・コックス
ジャック・ボナー        スティーヴ・グッテンバーグ
キティ                ターニー・ウェルチ
ルビー・ファインバーグ     エレイン・ストリッチ
デヴィッド             バレット・オリバー
ウォルター            ブライアン・デネヒー

 


 

感想
前作「コクーン」から5年後の話。
老人ホームから集団失踪して、それはもう大騒ぎだった筈なのに、何事もなかったかの様に街に馴染んでしまうところは「スゴイ」
老人ホームも部屋はそのままだし。

あ、これは終身で金を納めていたのなら、何年かは維持されるのかも知れない(映画観るのにそこまで気にするな!)

ベンの、孫デヴィッドに対する気持ちが切ない。

ベン自身はある程度やんちゃで「出来るヤツ」として今まで生きて来たのが、デヴィッドは運動神経ダメダメで、完全に自信をなくした少年。

メインストーリーは、アンタレス星人が仲間の繭を回収する話だが、基本はホームドラマ。
あらすじではバーニーの話を省略したが、アートたちが宿の経営者ルビーを友達としてくっつけようと画策する。

亡き妻を意識してそれを拒絶するバーニーだが、次第にイイ感じになって行く過程がなかなか良かった。
子や孫より長く生きちゃ、いかんと言うベンの言葉。

ジャックにもそれなりのサプライズがあり、前作の後日談としては成功(興収的には、まああんなもんか)
着ぐるみの宇宙人には呆れるが、これもご愛敬。


あらすじ
デヴィッドが観ているTVに、5年前宇宙船でアンタレス星に旅立った祖父のベンが突然現れる。
今度地球に帰るという話をデヴィッドが母親に伝えるが、全く相手にされない。そんなところに現れるベンに家族は仰天。

妻に死なれて寂しい毎日を送っていたバーニーは、思い余って電灯にヒモを掛けて首を吊ろうとしていた。

 

そこに現れるアートとジョー。
あまりに喜ぶバーニーに、数日で帰るという事が言い出せない。

相変わらず貸し船業を続けているジャックを訪ねるキティ。実は海底地震の予兆があるので、仲間の繭(コクーン)を連れ帰りに来た。
だが様子を見に沖へ出た時、繭の一つが海洋学研究所のメンバーに回収されていた。持ち帰った繭を調べる研究員たち。

CT確認で中に生命体があるのを知って驚く所員。

アート、ベン、ジョーの3人はバーニーを連れ出して遊ぶが、街の若者とイザコザを起こしてバスケットボールの勝負を始める。
最初は劣勢だが、驚異的な身体能力で勝ってしまう老人たち。

だがジョーは自身の不調を感じる。

研究所の繭が開けられ、中から宇宙人の女性が出された。

 

その事に気付くキティ。生命力を注入しないと死ぬという。
宇宙人の担当となったサラは、彼女が透視能力を持っている事に気付く。


悪ガキ3人組の妻たちも楽しんでいた。ブティックで派手な衣装を買う。そんな時アートの妻ベスが倒れて病院に送り込まれた。
心配するアートだが、実はなんと妊娠。喜ぶ二人。

デヴィッドが所属する野球チームの試合を見るベン。三振を繰り返して自信をなくしているデヴィッドにつきあって練習を見てやるベン。

妻のメアリーも孫が気になる。

病院の診察を受けたジョーは、白血病の再発を知る。

地球に戻ったことが原因。だが妻のアルマには言えない。

ジャックがセットして、キティをレストランに招待するが、そこで食べたものに反応してキティがハイになってしまい、店内が大混乱。
その詫びにキティがジャックの将来の姿をイメージで見せる。

立派な屋敷で二人の子供と美しい妻。
妻の首筋にはハート形のアザがあった。

研究所内で、宇宙人の透視能力を見るテストが行われた。カード当てだけでなく、サラがどのカードにしようかと思うかだけで当てられ、驚くサラ。

子供の扱いがうまいのを買われて、保育園の手伝いをする様になったアルマ。だが車に撥ねられそうになった子供をかばって撥ねられ、危篤状態となる。
駆け付けたジョーは、自分の生命力を全て彼女に注ぎ込む。


意識が戻ったアルマの横で息絶えているジョー。

残った仲間の繭が回収されてジャックの船に積みこまれる。

捕われている仲間を救うためにベンとキティが研究所へ忍び込んだ。

気付いてそれを追うデヴィッド。
ベンが電源を落としたスキにキティが宇宙人を救い出し、今度は自分が身代わりとなって所員を引き付ける。

その間にベンが宇宙人を抱えて走る。
警報が鳴り、出口がロックされる中、デヴィッドが脱出を手助け。
それを目撃したサラだが、宇宙人を助けるためだというベンの言葉を信じて逃がせた。

迎えの宇宙船から船に降り立つウォルター。
星への帰郷を前にして、ベンとメアリーは孫を見届けるために残る事を決め、アルマも残って子供たちの世話をすると言った。

アートとベスは、出産のためには星に帰らなくてはならない。
それぞれの別れ。

宇宙船を見送ったジャックが一人歩いていると、そこにサラが現れる。

海洋学研究所を辞めて来たという。
彼女の首筋にハート形のアザを見つけるジャック。