プロメテウス(再レビュー)  2012年 | 私の備忘録(映画・TV・小説等のレビュー)

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前回のレビューでは細かい部分までの認識がなかったが、今回「エイリアン:コヴェナント」公開にあたって「プロメテウス」のおさらいが必要だという事で再レビュー。「コヴェナント」はまだ観てません・・・・・

 

監督  リドリー・スコット
脚本  デイモン・リンデロフ

出演
エリザベス・ショウ      ノオミ・ラパス 
メレディス・ヴィッカーズ   シャーリーズ・セロン
キャプテン・ジャネク     イドリス・エルバ
デヴィッド           マイケル・ファスベンダー
ピーター・ウェイランド    ガイ・ピアース
チャーリー・ホロウェイ    ローガン・マーシャル 

 

予告編

 

感想
「コヴェナント」視聴にあたって、そもそも「プロメテウスが」「エイリアン」の前日譚だという部分に引っ掛かっていた。初代「エイリアン」の設定は2087年。それに対して「プロメテウス」は2089年。完全に被っている。だがその後様々なコメントで、オリジナルの「エイリアン」との関連性は弱められているようだ。

 

とりあえずその点を「よし」として「コヴェナント」に繋がる情報としては、エリザベスとデヴィッドがエンジニアの星へ向かう、という話がどう展開するかという事。
ネタバレサイトがいろいろあるから、50%ぐらいは中味を掌握しているが、まだガマン、ガマン。

 

 

あらすじ

ある惑星に降り立った異星人。小さい容器に満たされた黒い液体を飲むと体が黒く変異し始め、滝に落ちる。そして体が溶解して海中にDNAがばら撒かれた。
→これは人類が発生する前の地球に異星人が自らの遺伝子を地球に持ち込んだ、という事らしい。

 

2089年、考古学者のエリザベス・ショウとチャーリー・ホロウェイが新たな古代遺跡を発見。今まで複数の遺跡で発見された遺跡と共通する表記があり、人類の種の起源に関する謎を解く鍵が、惑星「LV 223」にある事を示唆。
ウェイランド社の募集により集まった科学者たちにより編成された調査隊が「プロメテウス」号に乗って「LV 223」を目指す。目的地まで4年間の冷凍睡眠。
同乗のデヴィッド(アンドロイド)はその4年間で宇宙人との交信のための言語研究に取り組んでいた。

 

2093年、冷凍睡眠が解除。「LV 223」が目前に迫る。乗組員は全員集合させられ、エリザベスが目的を説明(詳細を知っているのはエリザベスとチャーリーだけ)。エンジニアという宇宙人が存在し、彼らにより人類が創造されたという説。
プロメテウス号が着陸。複数の巨大な岩山。日没が迫る中、即席の調査隊を編成して岩山に向かう。

デヴィッドが途中で装置を発見して起動させるとエンジニア数体のホログラム映像が出て、その行き先の部屋の向こうに首のないエンジニアの死体が。
更にその先の部屋にエンジニアの首、円筒形の容器、無数のミミズ様の生物。
エリザベスはエンジニアの頭のみ持ち帰る。デヴィッドも秘密で円筒を持ち帰る。

 

持ち帰った頭部は調査の途中で破裂。検体のDNA解析は人間のそれと完全に一致。
デヴィッドは持ち帰った容器の中にあった黒い液体を酒に混入してチャーリーに飲ませる。
チャーリーはエリザベスと夜を過ごす。
岩山で迷子になった二人の科学者は尻尾の長い生物と遭遇して襲われる。

 

翌朝目覚めたチャーリー。右目から生きた異物が出るのを見つけるが、そのまま岩山の調査に出向く。
迷子だった二人を調査隊の一行が見つけるが、一人だけの遺体が残されていた。その遺体の口から異生物が飛び出して逃げる。
次いでチャーリーが体調を崩したため船に戻る。それを聞きつけたウェイランド社の責任者が、入船する前のチャーリーを火炎放射器で焼き殺す。気を失うエリザベス。

 

目覚めたエリザベス。チャーリーの異常に思うところがあり、体内スキャンをすると妊娠していた(実はエリザベスは不妊症)。その生命体は人間ではなかった。
船内の医療ポッドで帝王切開手術を行うエリザベス。出て来た生物はイカの様な外観。生物を医療ポッドに閉じ込め、腹の縫合を自分でやったエリザベスはそこから逃げる。

船内を彷徨ううちに、ある部屋に辿り着いたエリザベスは、死んだと聞いていたウェイランド社の社長、ピーター・ウェイランドに出会う。
ピーターはエンジニアの力で自分の死から逃れようと考えていた。
単独行動をしていたデヴィッドが、冷凍睡眠中のエンジニアを発見しており、ピーターらも連れてそこへ向かう。
眠っていたエンジニアを起こし、古代語で話しかけるデヴィッド。そしてピーターの寿命を延ばしてくれる様に頼む。
怒ったエンジニアはデヴィッドの体を引き裂き、その場に居た者も殺害。エリザベスだけが逃げ延びる。

 

エンジニアは自分の宇宙船に乗り込み、地球を壊滅させるために離陸を始める。エリザベスは船長に連絡してそれを止めさせる様頼む。
船長はプロメテウス号をぶつけて離陸を阻止。宇宙船は墜落し、エリザベスの下へ落ちて来るが、辛くも脱出。

酸素補給のため、墜落したプロメテウス号の居住スペースに入るエリザベスだが、そこで自分の体から取り出したイカ生物が巨大化して部屋の中に居るのを見つける。
それと同時に墜落で死ななかったエンジニアも襲って来る。すんでのところでドアを開け、イカ生物をエンジニアにぶつける。のたうちながら戦う二体。
そのうちに二体とも動かなくなった。

 

エリザベスは破壊されたデヴィッドを回収して話せるようにする。デヴィッドは、宇宙船はもう一機あって、それで地球に帰れる、と説明。
だがエリザベスはエンジニアの星へ行くという。何故彼らが人類を作って、その上滅ぼそうとするのか、理由が知りたい、と。
飛び立って行く宇宙船。

 

エンドロール後の映像
イカ生物に殺されたエンジニアの腹から人の形をした幼生が現れる。