”アンダー・ザ・スキン 種の捕食” 2014年 | 私の備忘録(映画・TV・小説等のレビュー)

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デブヤマさんのレビュー読んでついフラフラと視聴。
そういえば、同じスカヨハの作品でも、コレの公開された2014年は「ルーシー」の方が注目されてて、こっちは限定上映だったんだろう。

 

監督  ジョナサン・グレイザー
音楽  ミカ・レビ

 

キャスト
スカーレット・ヨハンソン
ポール・ブラニガン

 

 

感想
何の予備知識もなく観たら、多分わけが判らないだろう。
ある程度判った上でじっくり鑑賞すると、なかなかの作品。先日観た「エクス・マキナ」の香りもするし「惑星ソラリス」のエンディングにも似た雰囲気。
音楽(と言うか効果音?)の不協和音は「2001年宇宙の旅」のリゲティを思い出した。

確かに「種の捕食」はないわなー。

 

 

あらすじ
地球人の皮膚(Skin)を身にまとって人間を捕食するエイリアンの女。
車に乗って男に声をかけ、家の中の異空間に誘い込んで捕食する。そのやり方は沈み込む漆黒の床に男を取り込むもの。肉体は取り込まれ、皮膚だけが残る。
何度か成功した後、障害のある男を誘い込むが、その心の純粋さのためか、捕食を途中で諦める。男はそこから逃れるが結局死ぬ。

 

精神面で多少人間に同化し始めた女。レストランでケーキなど食べようとするが、体が受け付けない。
その後紳士的な対応をする男と性的な関係になりかかるが、自分の体の異常に気が付いて、思わず下半身をライトで照らして確認する。

 

森林作業員の男と知り合いになり、山小屋に案内されるが、うとうとしている間に襲われそうになる。
山に逃げる女。戻ってからトラックで逃げようとするがキーがない。
追って来る男に掴まり、衣服を剥がされるが、男は途中でひるむ。女の背中から黒いものが染み出していた。慌てて小屋に戻る男。

 

女が、裂けた背中に指を掛けて引っ張ると、右半身の皮膚がズルリと剥ける。そして頭を両手で掴んで下げると、髪と顔が丸ごと外れた。
その顔を手前に向けると、まだ生きた表情の女がこちらを向いている。

男が、持って来たガソリンを女にかけて火を点けた。燃え上がりながら走る女。そして倒れ、煙が立ち上る。