ジャージー・ボーイズ 2014年 | 私の備忘録(映画・TV・小説等のレビュー)

私の備忘録(映画・TV・小説等のレビュー)

日々接した情報の保管場所として・・・・基本ネタバレです(陳謝)

監督      クリント・イーストウッド
脚本      ジョン・ローガン

 

キャスト
フランキー・ヴァリ          ジョン・ロイド・ヤング
ボブ・ゴーディオ           エリック・バーゲン
ニック・マッシ             マイケル・ロメンダ
トミー・デヴィート          ヴィンセント・ピアッツァ
ジップ・デカルロ           クリストファー・ウォーケン
メアリー・デルガド          レネー・マリーノ
メアリー・リナルディ         キャサリン・ナルドゥッチ
フランキーの父            ルー・ヴォープ
フランシーヌ・ヴァリ(17歳時)   フレイヤ・ティングレイ
フランシーヌ・ヴァリ(7歳時)    エリザベス・ハンター
フランシーヌ・ヴァリ(4歳時)    グレース・ケリー

 


予告編

 

ニュージャージーの貧しい街ベルヴィル。床屋の息子フランキーが初めての客の顔に剃刀を当てている。相手は地元マフィアのボス「ジップ」。

トミーが急に入って来て、それに驚いたフランキーがジップの顔を傷付けるが、何とかやり過ごす。
トミーは金庫を盗もうとするような不良。

 

最初はトミーと弟ニッキー、フランキーとニックの4人で始めた「ヴァラエティ・トリオ」というグループ。
だが追っかけの女の子がらみで強盗未遂としてフランキー、トミー、ニッキーの三人が警察に捕まる。トミーは更生施設で実刑。

トミーが出所して4人での音楽活動再開。グループ名は「フォー・ラヴァーズ」。

 

フランキーはその時期に知り合ったメアリー・デルガドと結婚。

弟のニッキーが脱退した後、トミーは友人ジョー・ペシの紹介で作曲・キーボード担当のボブを加入させる。

フランキーのファルセット・ボイスに惚れ込むボブ。
だがその当時(1960年)は知名度も低くデモテープを送る毎日。

 

ある日ボウリング場で曲を演奏しようとするが追い出される。その店の名が「フォー・シーズンズ」。

ボブの作曲した「シェリー」がヒットし、1962年シングル・チャートの一位に。次々とヒット曲を連発して行く。
POPグループ「フォー・シーズンズ」として全米ツアーを駆け回るフランキーに、妻のメアリーは不貞を疑う。
7歳の娘、フランシーヌに最後の別れの言葉を告げて家を出るフランキー。

 

エド・サリヴァン・ショーに出演する寸前に、高利貸しのノーマンが舞台裏を訪れて、トミーに多額(15万ドル)の債務があると言う。
側面からグループを支援していたジップが間に入って解決策を考えるが、ニックは更にグループからの金も50万ドル以上横領していた。
メンバーのニックは、トミーとの10年間の同室で彼の悪い面をさんざん見ており、グループを脱退。
フランキーは、そんなトミーにも「自分を拾ってくれた」と言って債務を全て引き受けると宣言。グループはフランキーとボブだけになり、フランキーはソロ活動で借金を返して行く。

 

返済のためもあり、フランキーはミュージシャン達を雇って「フランキー・ヴァリ&ザ・フォー・シーズンズ」としてツアーを回り、ボブは裏方に回った。

フランキーに元妻のメアリーから連絡。娘のフランシーヌが家出してニューヨークに居るという。探し出して17歳のフランシーヌを諭すフランキー。歌手になるという目標を与えて更生に導く。

 

その二年後、借金返済がやっと終わった頃のフランキーに電話、フランシーヌの死を告げるものだった。悲しみにくれて歌う気力も消えたフランキーに、ボブが彼のための曲を持って来た。

初めは手が付かなかったが、楽譜を見るうちに次第に気持ちが入り、ボブに電話を入れるフランキー。
そうして生まれた「君の瞳に恋してる」は1967年全米ヒット・チャートの二位となる。

 

時は流れて1990年。フォー・シーズンズがロック殿堂入りとなり、その表彰式で再会する4人。確執のあったフランキーとトミーの握手、そしてハグ。


感想
7/10のBSプレミアムをたまたま観たもの。気付くのが遅くて最初の一時間は見損ない、不足分はネット情報で補完。

最初、ミュージカルとして上演されていたものをクリント・イーストウッドが映画にしたらしい。

 

元々フランキー・ヴァリ(と4 seasons)の曲はノリが良くてそこそこ聴いていたので、音楽とのマッチングが本当に心地よかった。
音楽を巡る確執、挫折。娘との死別を乗り越えて歌われた名曲。まあ出来過ぎの感があるが、キーマンのトミーが実際に語る内容を読むと、借金に関する部分はほぼ事実だって(びっくり)。
中でもマフィアボスのクリストファー・ウォーケンが良かった。「ディア・ハンター」の頃のキレまくりの演技から年月を経て、本当にいい顔になっている。


トミー・デヴィートのインタビュー

 


やっぱ彼の歌が聴きたいよね


Can't Take My Eyes off You

 

Sherry

 

Who Loves You

 

My Eyes Adored You

 

OUR DAY WILL COME

 

WALK AWAY RENEE


Elise を探したけど、ネットで見つからない・・・・不思議ダ。いい曲なのに。
アルバムの中には入っています)