福音書でイエスはこう教えています。
「持つ者は多くを与えられ、持たない者は持っているものも取り上げられる」
ところで私は常々こう感じていました。
金持ちはますます金持ちになる。
~たとえばケビン・コスナーがアカデミー監督賞を取った時です。彼はハンサムな俳優、背も高い、有名人で金持ち、健康、その上、映画を製作、監督して賞まで取ってしまう。
これが容姿が悪く、貧乏人だったら、その機会すらありません。
日本のタレントたちだってそうでしょう。皆一様に容姿が良く、有名で金持ち、健常者で、人によっては高学歴。
庶民の中にはこれらの条件の1つも持っていない人もいるでしょう。
それに庶民はまず、有名人の知り合いなどいません。
しかし、有名人同士は横のつながりがあるのです。俳優仲間、政界、財界仲間、~画家のダビンチはベロッキオの弟子で、ミケランジェロのライバル。
彼らは皆知り合い同士。ゴッホとゴーギャンも友達。
有名人には有名人の知り合いがますます出来る。一般の人にはそのようなことは縁がない話。
まさに、「持つ者はますます与えられる」というわけです。
しかし、キリストが語ったのはこのようなことでは全くないのです。
まず、金持ち、有名人ですが、彼らは単に霊力を乱用しているだけ。
いずれ彼らは来世になるかもしれないけれど支払いをしなければならなくなるのです。
それにキリストは物理的世界、現世の富を本当の富とは認めていませんでした。
「宝は天に積め。地上の蔵に収めたものは泥棒に持って行かれてなくなるかもしれないし、劣化する。天に積んだ宝は盗まれることもなくなることも劣化することもない」。
彼が言っていた「天に積むべき宝」とは何か。
それは人間が培った「善」に他なりません。
それは魂の宝となり、転生しても保持され、魂を昇華するのです。
そして「持つ者はますます多くを与えられる」とは
簡単に言うと善は善を呼ぶということです。
善良な人は争わなくなります。他人の欠点をあげつらわず、人を助けます。するとそれは自分に返って来て、その人の魂のエネルギーとなって行くのです。
そして魂のエネルギーの高い者はますます、善良、謙虚、温和になって行くというわけなのです。
魂の目的は地球及び太陽系から上昇することにあります。
彼らは上昇に近づくのです。
一方「持たない者は持っているものまで取り上げられる」とは
邪悪で乱暴なものは、他者をないがしろにし、自分個人を保守しようとし始めます。
すると、自分主義=エゴイストになってしまうわけです。
それは他人を助けないということであり、魂のエネルギーを枯渇させることになるのです。
魂のエネルギーを枯渇させると、その人はますます他人などどうでもいい、現実が全てだと思い込むようになるわけです。(言うまでもなく、現世も大事だ)
霊性の下降は、物質主義に陥ることであり、現世だけが全てと思い込むことでもあるのです。
すると、生きている間だけ好き勝手して良いと思い込み、来世がないのだから他人を害してもかまわないと思い込むようになるのです。
AVなど買春に関わる者らはこのようであり、戦争ばかりしている中東のテロリストたちもこのようなのです。
(貞節を守る人は常に、貞節を守り、義を日々増して行くが、姦淫を犯す者は法則を知らないために罪を積み重ねて行く。また神の法を知っている人は、非暴力を貫くが、知らない人は殺人、戦争を厭わない。~戦地を見よ~彼らは失っていることを知らないのだ。)
そして持てる者は、霊性を持つので、いわゆるスピリチュアルなことにも関心を持つようになるわけです。
(ただし、情報はきちんと選り分けなばならないが)
これを肯定的に読んでいるあなたのように。
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