球際が楽しくなる枝D徹底解説
守備は攻撃、球際にドラマを。
試合を楽しむ為には球際がすべて。
そしてこのブログは球際のすべて。
「守備も好きになってフットボールを100%楽しんでもらいたい!!」
「熱量や強度を上げながらプレーヤーたちを大怪我から守りたい!!」
「“勝負”を楽しみながらその先の豊かさと感動を皆で共有したい!!」
<枝D>という今までなかった守備理論を通じて守備を楽しめる文化を創っていけば、プレーヤーも観戦者も、ずっとワクワクが止まらないもっと魅力溢れるフットボールになる。そしてその未来は必ず実現できると信じています。
だから書きます。
誰でもボールが奪えるようになる方法と理論の徹底解説を!
※お読みいただく際のURLが、「ameblo.jp」ではなく「gamp.ameblo.jp」となっている場合は高速化に伴う簡素ページになりますので、読みやすく見れる(はずの)コチラからご覧ください。
▼目次▼
改めまして、
つまらない守備の文化を変える男、内田です。
球際が劇的に楽しくなるDF理論「枝D」で、めちゃくちゃ強い最強の相手、「文化」を倒そうとしています。
時間かかっても絶対につまらない守備の文化を倒し、守備を楽しめる文化に変えます!
「スペイン流のパス回しを...ブラジル流の個人技を...待てーい!まずは"守備難民の救済"が先じゃろがいっ!」
昔の僕のように、「守備は苦手だし嫌い」という人たちが多すぎるこの現状をどうにか変えたいのです。
なぜそう思うようになったのか?は、前回の記事(枝D三部作/第一部)をお読みください。
もともと守備ができなくて嫌いだった僕が「楽しさ半分以上は損してたな~」と思うほど、守備の方がむしろ攻めれて楽しい!と思うようになった話はコチラ。
→一番楽しいのは守備という攻撃
百聞は一見にしかず。
まずは5種類の奪い方解説動画をご覧ください。
<中西>&<縦山>
<間(ハザマ)>
<裏中西>&<裏間(ウラハザマ)>
※映像協力•••フットサルナビ編集者の皆さん
※施設協力•••FFC東川口さん
(いつもありがとうございます!)
この5種類の「型」を覚えたら、誰でもボールが奪えるようになり、1番多い球際の局面1つ1つが楽しめるようになるのです。
もちろん何でもかんでも枝Dで100%奪えるという訳ではありませんが、本記事でまとめた解説や概念を踏まえながら動画を何度も見て、球際を楽しんでいただけたら嬉しく思います。
5種類の型を覚えた後は、実際にどのように使い分けるか──。
球際における流れやポイントを、実戦での枝Dの使い方の記事にまとめてあります。ぜひ、このブログを最後までお読みいただいた後にご覧ください。
相手の重心を崩す方法は現在5種類あります。
①中(お腹側)から行くから「中西」
②縦(背中側)から行くから「縦山」
③間から差すから「間(ハザマ)」
④回り込みの「裏中西」
⑤ガッツリキープは「裏間(ウラハザマ)」
それぞれに名前をつけたのは、“球際での「型」”が世界に存在していない(つまり、名前がない)説が濃厚だからです。
(日本は確実にないです)
元スペイン代表選手、世界最高峰クラブのインテルモビスタ―(フットサル)や堅守速攻の筆頭シメオネ率いるアトレティコマドリード(サッカー)のスクールマスター、ブラジルのプロフットサルクラブを渡り歩いた知人、アルゼンチンでプロサッカー選手だった人、等々色々と確認を取っていますが、
プロの世界で、それも最先端で活躍されている方々が、こぞって「奪い方に型や種類なんてない」と答えるのです。
デュエルの意識、距離、気持ちの必要性や、レベルの違いを世界との差として伝えてくれましたが、その上で「球際の方法論は特にない」ようで。そんな中、5人が産声をあげたのです。
守備の強度と効率を上げ、お互い(特に相手)の大怪我をなくすためには、「型」が必要であり、その「型」を一瞬で言い表すことができる短い共通言語が必要。だから愛情たっぷりに、そして忘れないように、アクションにちなんだ名前をつけました。(人名にした理由には、試合で叫んでもバレない事と、守備への抵抗感が少しでもやわらいだらイイなという願いが込められています)
OFの持ち方は結局5種類に分類できるので、今の所は5種類あれば、全ての持ち方に対してDFからアグレッシブに仕掛ける事が可能であり、カウンターの瞬間を自ら作り出す事もできるのです。
ミスは待つものではなく誘発させるもの。それを実現するための5種類の方法論なのです。
使い分けるコツ3点 と 知っておくべき限界 は絶対にマスターしたいポイントです。
①ボール保持者のサイド(体の外側)からボールに枝が届きそうなら「中西」・「縦山」・「裏中西」をチョイス。
②ボール保持者の手が邪魔と感じる場合は、相手が半身になり腕を使ってボールまでの距離を遠ざけてるので、手をどかして股の開きから懐に潜り込む「間(ハザマ)」一択。
③ボール保持者が背負うような形で腰を落としてガッツリキープをしてきたら、サイドからの圧力が届かず、前から股の間も差せないので迷わず「裏間」一択。
それらを、お腹側から利き足を消す事ができる「中西」をベースに、保持者の得意なプレーや逃げ方から、可能性が高いプレーを見極めながらの消去法で選択。
イメージで言うと、
クワガタの戦い方が、
「中西」・「縦山」・「裏中西」
カブトムシの戦い方が、
「間」・「裏間」
になります。
※知っておくべき射程距離・・・保持者自身が触れない範囲までボールを遠くに置いてキープしてきた場合は、枝Dの射程距離の範囲外ですので、奪いきるのは非常に難しくなります。(取り方はありますが、枝Dの理論とは違うものなので割愛)
ただ、この状態では保持者もアクションを起こす事は難しいです。結局その後ボールに触るためには、体がボールに近づいていきますので、再び枝Dの射程距離の範囲内に入る事になります。
上記を知っておけば、どんな状態に対してどんな事ができるのかが分かります。
得意なプレーからの逆算と相手の引き出しとの勝負です。
サラッと連呼してきた枝Dを改めますと
枝Dとは•••「ボールも自由も奪い取る術」
と定義づけをしているカウンターにつなげるための奪い方の事です。
名前の由来は、
自分の体を木に見立てた事からきています。
体重を乗せた追いかけ担当の足が木の幹
体重を乗せずに動かして奪う足が木の枝
体の軸(木の幹)と、奪う足(木の枝)の役割を整理し、相手の攻撃の狙いの方から枝の足でアタックする事が守備時の行動のメインになります。 それをイメージしやすくキャッチーに命名したのが<枝D>になります。DはディフェンスのDです。 技Dじゃないです。部首は「木(きへん)」
DF専門の奪い方でもなく、背負った相手に対しての奪い方でもなく、
間合いに入った時の全ての場面で有効な5種類の型が「枝D」で、
その「枝D」をベースに、ボールの残し方から得点まで設計された理論が「枝D理論」です。
いまだに引き算に引き算を重ねて凝縮し続けてる7つの「規準」。(基準ではなく)
「再現性」を重視したこの規準をもとに継続すれば、誰でも必ずできるようになります。
定義づけのとおり、相手のボールと自由を奪う事ができるようになります。
結果、ボールを残す事ができます。
重要なポイントは"自由を奪う"の要素。柔道や合気道のように相手の重心を崩す事で、カウンターにつながる残し方ができるだけでなく相手を動けなくする事も可能です。
自由を奪えるようになると、寄せた後のワンツー対応や置いていかれがちな裏への飛び出しに対しても加速する前の瞬間的なスピードを消す事ができるようになります。
さらに重要かつ紳士的な要素が1つ。
重心を崩して奪うため、激しく奪いにいきつつも相手を重大な怪我から守る事ができるのです。(見えない優しさ)
競技で戦う選手たちも、エンジョイで楽しむ方々も、僕の周りの大切な人たちも、間接的でも何でもできるだけ大怪我から遠ざけて守りたいんです。
理論もなくイタズラな激しさで突っ込む勢いだけの危険な強度は
断固反対!!
互いの選手生命も守りながら正当に激しく。 相手へのリスペクトは絶対に欠いてはダメ。
被害届け多めの例としては、
・ボールをブロックしてる側の「面」と同じ面から突っ込まれて膝(モモカン)を入れられる
・逃げるボールを追いかける形で勢い任せの神風特攻隊系のスライディングタックルを受ける(全治◯ヶ月の怪我等)
・めちゃくちゃユニフォームを引っ張られる
球際被害者あるあるですよね。
これらは大変に 非効率的 で 非紳士的 かつ 非常に危険な奪い方 です。 このような奪い方は、枝Dの理論に反している事だけはハッキリと断言しておきます。
では、枝D理論に沿ってうまくボールを残してカウンターにつなげるためには、どこを意識すべきなのか。その「規準」がこちら3つになります。
①ボールを奪うために「ボールにはいかない」
(ボールを突ついても転がってしまうため、カウンターにはつながりにくい。奪うだけでなく、カウンターの時間をかせぐためにも、体とボールの関係性を見極めて進路を塞ぐように相手の体の軸を崩す)
②相手の進行方向から「面」で迎え撃つ
(狙いからの逆算を面で捉えられるようになると、“相手の結末を操作する”事ができるようになります)
③仕上げは「腕」
(腕をうまく使えていないプレーヤーが非常に多い印象です。コースを切りながら足を出すとかは当たり前にやっている方々はいますが、5種類の奪い方にあるように、下半身とセットで腕も5種類を使い分ける事が軸崩しには必要です)
<枝Dの掟 十箇条>も照らし合わせながら、何度も動画を観てみてください。
柔道でいう「一本」が、枝Dでいう「スーパー枝D」になります。
ポイントは2ポイントです。 (意図的に転ばせる事で、よりカウンターの時間を稼げるため最も価値が高い)
必ず聞かれる質問に、「これファールにならないの?」がありますが、9割方ファールにはならないです。
ただし、以下3点の条件次第では笛を吹かれる可能性もあるので、きちんと見極めてください。
・そもそも枝Dの型がうまくできていない
・ボールを残せずに相手だけ倒れた
・倒れたら何でもファールにする審判である
審判のジャッジについては、どんな理由であれその審判の基準を見極める事は必要です。文句言わずに基準に合わせる柔軟さも良い選手の1つの条件だと思います。対戦相手同様、審判へのリスペクトも忘れてはいけませんから。
ただ、そういうタイプの審判であっても、 相手の持ち方に合わせた正当な型を当て込む事ができれば、9割型ファールは取られずに奪えるのです。
「型」という末端の技術を大切にした方が良いのはなぜか。
柔道では「乱取り」と呼ばれる、お互いに技をかけ合う練習が大事にされています。攻撃側が「型」の精度を何度も何度も磨く訳です。フットボールにおいて僕が絶対に必要!と熱弁しているのは、この「型」の必要性とその精度です。
なぜなら、フットボールの場合は、攻撃側がボールを保持する守備となり、守備側がボールを奪う攻撃となるからです。 ですから、ボールキープ合戦のような「乱取り」の中で、攻撃である守備側が5種類の「型」の精度を何度も何度も磨く事が必要なのです。
その精度は、カウンターの確率に直結します。理解して終わりではなく、無意識にできるまで。
とにかく「継続」あるのみです。
守備に必要なものとは、連携と計算を可能にするもの、つまり秩序です。
人を驚かすようなイマジネーション溢れるドリブルや、ド派手なアクロバティックシュートは憧れますし、縛られない自由な発想は絶対に大切にすべきですが、"守備においては"創造性や意外性あふれるプレーは必要ありません。(意外性あふれる戦術は必要あると思いますが。)
ボールを残しカウンターにつなげるためには、奪ったあとの配置的な問題も含めて、守備は攻撃の倍以上に 連携 と 計算 が必要になるからです。
ボールを1人で奪う必要は全くないのです。
(色々語っておきながら僕も奪い切れない事なんていくらでもありますから)
最も大切なのはボールホルダーへ寄せるファーストDFのアプローチ。そして、ボールホルダーが「もたつく」環境を作る2番目以降の選手たちの配置、順番、役割。だからこそ、皆で計算通りに奪った後の流れるようなカウンターは見ていてもやっていても楽しく、その鋭さは凄まじい破壊力を生むのです。
奪えた所からカウンターを始めるのではなく、狙った所からカウンターを始めるために全員で誘導していくのです。
そしてそれを楽しむのです。
フットサル(サッカー)のポジション毎での主な守備の役割は、
Pivo(FW)・・・誘導&遮断(誘導からのプレスやパスラインの遮断)
Ala(MF)・・・誘導に合わせた次の展開へのプレスやパスカット
Fixo(DF)・・・相手のキープへのプレスやカバーと空中戦(前カット)
といった内容が、ザックリですが主な役割になります。
前線に近づくにつれ誘導や遮断の要素が多くなり、後方に近づくにつれ枝Dの間合いに入りやすくなる。
「役割」と「ボールの残し方」をチームで共有できれば、より高い位置でプレスを楽しむ事も可能になります。
気をつけたいのが、システム的な配置は理解できていても、配置の上で行うべき役割や球際での奪い方にエラーがあるため、結局そこが突破口になってしまうエラー。
このエラーは非常に見えづらく、激しくプレスをかけていた場合には「ナイスプレー!」にすらなってしまう、「奪えたはずなのに奪い切れなかった“もったいないエラー”」です。ここを枝D理論で改善できれば、ボールを残せる可能性は限りなく高くなります。
枝Dで変えられるもの、それはフットボールの概念です。
と言うのも、
~2018枝Dスローガン~
「守備は攻撃、球際にドラマを──。」
というスローガンをノリと気分で勝手に決めちゃうほど、そもそも守備がめちゃくちゃ嫌いだった僕が全然楽しくなかった守備を楽しんじゃってます。それは僕のフットボールの概念が変わったからに他なりません。
今まで守備(の概念)に全く疑問を持たないまま、気がつけば守備が嫌いになっていた僕が変われたのですから、これをお読みになった皆様も今から自分を変える事ができると思います。
<枝Dクリニック導入編>(今回徹底解説させていただいた5種類の奪い方+DF数的優位の局面のトレーニング)で動機と概念を変えた後には、さらに強度を上げていく事ができますが、どのように理解を深めていくのかは、まとめ(枝D三部作/第三部)をお読みください。
強度を上げるためには、選手たちのマインドを変え、原因を改善し、丁寧に段階を踏まえていくべきと思う理由。
いかがでしたでしょうか。
以上が、球際が楽しくなる新感覚DF理論「枝D」の徹底解説になります。
もしこの記事を見てウズウズしましたら、全てを許してくれる親友にお願いして食らわせてみましょう。 2人の友情は崩れなくても、きっと重心は崩れると思います。
現在オファーをいただき回らせていただいた
北海道・・・なし
東北・・・秋田
関東・・・東京、神奈川、千葉、埼玉、茨城
中部・・・福井、新潟、静岡
関西・・・大阪、兵庫、京都、和歌山
中国・・・なし
四国・・・2月予定
九州・・・なし
沖縄・・・石垣
の皆さん、ありがとうございます!
体験談や参加していただいた皆様のご紹介はこちらを。
☆体験談&Special Thanks☆
ここまでで興味が湧いた方は、実際に受講していただいた方々の生の声をお聞きください。
長い記事を最後までお読みいただき、ありがとうございました。
ぜひ枝Dを使って1プレー1プレーの球際を楽しんでみて下さい。
ただ、一点だけ。
動画や記事をシェアして頂くのは全然OKですし、実戦でもどんどんチャレンジしていただきたいのですが、間違った解釈のまま実際に使ってみた結果、ファール取られて枝Dってファールにしかなんねーじゃん。って言うのはご勘弁ください。
ファールになるかならないかの境目には必ず理由がありますので。
枝Dと対戦相手の方の安全を守るという意味でも宜しくお願い致します。
百聞は一見にしかず。一見は体験にしかず。
何より体験、そして継続。
◆ご依頼やご相談はこちらから
↓↓↓
枝Dサイト
この活動に意義を感じてくださった方、いらっしゃいましたらぜひともご連絡をお待ちしております。
チャレンジを楽しんでいきます!
「文化、絶対倒す!!」
今日も感謝。
Junji.
Twitter @junji227
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