病院にはたまにお世話になってますし、
病棟には家族が大変お世話になってきました。
でも今まではちょっと居場所がないような、馴染めないような、
そんな感覚があったように思います。
予想もしていなった自分が入院する立場になって、
医療スタッフの皆さんが誠心誠意で接して下さる姿を目の当たりにして、
初日から感謝の気持ちで一杯になりました。
最初は自分で何もできなかったので、
身の回りのことの多くを看護師さんにやって頂きました。
嫌なお願いでも笑顔のままで対応する姿は
それがマニュアルだからなんてものではなく、
「入所者に快適に過ごしてもらいたい」、
「早く良くなってもらいたい」という気持ちからのものと感じました。
少しづつ元気になってくると、
看護師さんとお話しする機会が増えてきました。
月単位でお世話になるでしょうから、
お互いにいい関係ででいた方が楽ですよね。
ところで先日面白い会話をしたのでご紹介します。
「あの、サッカー選手の誰かに似ているって言われませんか?」
「言われたことはないなー、だれ?」
「有名な、え~と、キング・カズさん」
カズと言えばうちらの世代では、
当時飛ぶ鳥をも落とす無二のスーパースター。
思わず「ありがとう」と言ったら、微妙な顔をして、
「あれ、褒めたのかな?」
「おい!」
「だって、いろんな言われ方をされているじゃないですか」
確かにそうだ。
顔はさておき、立ち位置は似てきているのかもしれない。
でもどうなんだろう?
彼は現役にこだわり、そんな彼を必要としている人達がいて、
それに応えようと人並みならぬ努力をしている。
それを批判することなんてできないはず。
僭越ながら私にも少なからず必要としてくれる人達がいて、
それに応えようと努力をしています。
必要としてくれる人がいる限り、
私も頑張らせていただきましょう。
J1からJ2、J3・・と落ちていくかもしれませんが。
「失礼なことを言いましたかね?」
「いや、面白いから全然OKだよ」
考えるきっかけを作ってくれた純真な看護師さん、ありがとうね。
それにしても前回のクララちゃんに続き、
今回は恐れ多くもキングカズを引き合いに出し
ファンの皆さま、お許しください。
つづく