ハクウンボク(白雲木、エゴノキ科エゴノキ属)
エゴノキは知っていてもハクウンボクを知らない人は多いかもしれない。
山間部のやや日当たりのいい斜面に生えているが、地域は限定されているようだ。
薄緑の実がたくさん実っていました。
この実はかつてはロウソクの原料になっていたそうです。
ハクウンボクは白い花が連なって咲く様子から白雲木となったとのこと。
こちらが5月に撮った花の写真です。
ハクウンボクの花は5年ほどの周期で豊作があるとされていますが、
今年は結構な豊作のように思いました。
実っているというのはその証ですね。
でも大豊作の時は本当に見事なものです。
花と実を見るとやはりエゴノキととても似ています。
ただし、葉は大きいので違いは明らか。
ただ、葉の形は個体差があり、上のようにあまり鋸歯(ぎざぎざ)が目立たないものや
下のように独特な形のものもあります。
こちらの葉を覚えておくと見分けがつけやすいと思いますよ。