先日、ちょっとした運命の再会があった。
ある人からお誘いをいただき、歌舞伎町プロレスを観にいった。
そのイベントの主催者は元No.1ホストでもあり、現役プロレスラーでもある人だった。
僕はどちらかといえば、あらゆるものに対しての偏見はないはずだけど、、
ホストに対しての考え方や捉え方は、複雑なものだった。
純粋に自分を磨くため、純粋に自分の夢を叶えるためにホストをやっていた素敵な友人もいれば、、
僕が当時、大好きだった女性を騙しているホストがいて、その子が騙されているとはわかっていながらも、大好きだからこそ、その子の恋をホストとの色恋を、応援し続けて複雑な気持ちを抱きながら苦しんた時期もあれば、、
交際していた一人の女性をめぐってバトルをしたこともあった。
結果は僕が勝ったけど、そのホストがその後に自暴自棄を起こしオーバードーズをしたことを聞いて、一人の人間を絶望させてしまったというまたしても複雑な気持ちがあった。
嫉妬や妬みは争いを生み、誰かしらの絶望を生む。
皮肉なことにそのことを身をもって学ばせてもらえて、その時の自分より一歩も二歩も前進させてもらえたことに、感謝すらもした。
それでも、僕の中では、ホストに対する悪印象がどこか残っていた。
以前まで、そのホストレスラーさんに対しても。。
初めて出会ったときは、友人から誘われたトークライブにそのレスラーさんがゲスト出演してたときだった。
明るくて盛り上げ上手でカッコよくて、輝いていたけど、僕は無意識に過去に会ってきたホストを、その人に投影してしまっていた。
プロレスをやっている話を聞いて、是非その人の試合を観てみたいと思った。
僕は10年前に、プロレスが大好きな友人が新日本プロレスの試合を観に行くのを誘ってくれてから、プロレスが好きになり、プロレスを一生懸命やってる人を観るのが、好きになった。
そのホストレスラーさんの人が、どんな試合をされかをずっと観てみたかった。
当日まで知らなかったけど、その日のメインイベント、最後の試合は、その人のチームと、なんとスペシャルゲストで大仁田厚さんのチームとのバトルだった。
観ている僕までもがものすごく緊張し、メインイベントなだけに場外乱闘も激しくあり、パイプ椅子や長机で頭を叩きつけるなどの過激な瞬間が繰り返され、ホストレスラーさんは頭から流血だらけだった。
それでもあの大仁田さんに立ち向かい、最後まで挑み続けていった。
そして大仁田さんがKO勝ちし、試合後に大仁田さんはホストレスラーさんに、「プロレスがほんとに好きなんだな、でもな、でもな、まだまだだな。」と激励の言葉を残した。
それに対しホストレスラーさんは、「歌舞伎町プロレスは大仁田さんを、この先、10年先20年先、絶対に越えてみせますっ」と、大仁田厚さんへの、未来への咆哮を残した。
たくさんの血と、汗と涙があふれたその姿は、ものすごく輝いていた。
ものすごく感動した、プロレスを観て、こんなに感動したのは初めてかもしれないと思ったほどに。
昔、ある人が言っていた、「誰も戦わずして勝ち得た平和などはない、平和の裏にはたくさんの血と、汗と涙が染みついている。」って。
忘れかけていた10年ほど前に聞いた、全身の鳥肌が立つほど感動したそのセリフを思いだした。
確かに何かに挑戦せず、立ち向かわずして得られる成長なんか、幸せなんかない。
改めて、可能性に挑戦し続けること、夢を追い続けること、高みを目指し続けることの大切さを、深く感じた。
大きな気づきと、大きな感動を与えてくださり、忘れかけていた大切なことを思い出させてくださり、ありがとうございます。…
歌舞伎町ロマンスの元No.1ホストさんであり、現役ホストレスラーさんの、美月凛音さん(^^)
またいつか、大仁田厚さんとの再決戦を観れる日を、楽しみに待ち望んでおります。
そして、、、
今回お誘いくださり、ゲスト出演されてリング場で久しぶりにネタを生で観せていただき、腹の底からの大笑いをありがとうございます、長井秀和さん(^^)